「第24回東京フィルメックス」開会式
●2023年11月22日有楽町朝日ホールにて
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●神谷直希プログラムディレクター:本日は、東京フィルメックスのオープニング上映および開会式にお越しいただきまして、どうもありがとうございます。次に長い作品の上映が控えていますので、手短に行いたいと思っています。オープニング上映とは言っても、映画祭そのものが19日に始まっていますので、ここで開会式という言葉を使うのにちょっと躊躇いがあったんですけれども、ちょっとほかに適当な言葉も見つからず、そのまま開会式でいくことにしました。当映画祭はここ朝日ホールをメイン会場に20年以上行われてきているわけですけれども、またここに戻ってこれて嬉しく思っています。

今年は、クラウドファンディングこそしなかったんですが、それでもやはりここ数年の状況と同じように財政状況が大変厳しい中での開催準備となりました。一時は、開催しないことも含めて検討するほどだったんですけれども、その中でも当映画祭の理事や正会員の方々も含めて多くの方々の温かいご協力、ご支援をいただきまして、何とかこうして開催までこぎつけられました。まず、そのことを主催者として大変嬉しく思いますし、また、ご協力いただいた方々に、深く感謝申し上げます。本当に、どうもありがとうございました。

また、スポンサーの皆様、また、さまざまな形でご支援やご協力をしてくださっている各企業や団体の皆様、そして、サポーター会員の皆様にも、この場を借りて深くお礼を申し上げます。皆様の支えがなければ、こうしてまた映画祭を開催することは、シンプルにできなかったと思います。

今日を含めてあと5日間、この映画祭は続きます。ぜひ、1本でも多くの作品をご覧になっていただき、今年もこの映画祭を最後まで楽しんでいただければと思っています。

では、これから、今年のコンペティション部門の審査員をご紹介させていただきまして、その後にそのままオープニング作品の、ジェイラン監督の『About Dry Grasses(英題)』の上映に移らせていただきます。審査員のうちの1人のクオ・ミンジュンさんは、今日これからの到着になりますので、まずはワン・ビン監督と、アノーチャ・スウィチャーゴーンポン監督をご紹介します。それでは、先にアノーチャさんから一言だけお願いいたします。

■アノーチャ・スウィチャーゴーンポン監督:皆さん、こんばんは。このようにこの場にいられることを大変名誉に感じていますとともに、ちょっと感動を覚えています。ですから、ディレクターの神谷さんはじめ、映画祭にお招きくださった皆様、ありがとうございます。

私が初めて東京フィルメックスに参加したのは2010年。当時は、ネクストマスターズと呼ばれた現在のタレンツ・トーキョーのタレントの1人として参加しました。そして、それからなんと13年が過ぎたので感慨深いですね。そして、その時に本当に良い友人が出来まして、今もそれが続いている、まさにこのフィルメックスは、映画を愛する人たちが集う場所と言えると思います。ですから、私は本当に切に、映画祭が長年、これからも続くことを願っております。皆さん、どうぞ映画祭を楽しんで、素晴らしい時間をお過ごしください。ありがとうございます。


●神谷直希プログラムディレクター:それでは、ワン・ビン監督、一言お願いいたします。

■ワン・ビン監督:こんばんは。今回、本当に嬉しいです。こうやってフィルメックスに参加することができて、大変嬉しく感じています。そして、興奮しています。なかなか映画を数多く何回もかけていただく機会というのはそんなにないんですけれども、こうやって今回のようにフィルメックスで、私の映画をかけて皆さんに観ていただくことで、非常に喜んでおります。ですので、今回こうやって参加できるということは、私にとっても非常に喜ばしいことです。ありがとうございます。

●神谷直希プログラムディレクター:それでは、お二人、どうもありがとうございました。それでは、『About Dry Grasses(英題)』の上映に移らせていただきます。上映をお楽しみください。どうもありがとうございます。