「第23回東京フィルメックス」開会式
●2022年10月29日有楽町朝日ホールにて
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神谷直希プログラム・ディレクター 撮影・白畑瑠美氏

●司会者:本日は、第23回東京フィルメックスにご来場いただき誠にありがとうございます。司会を務めます東京フィルメックスの林未侑と申します。本日は短い時間ですがよろしくお願いいたします。それでは早速ですが、プログラム・ディレクターの神谷直希よりご挨拶を差し上げます。神谷ディレクター、お願いいたします。

■神谷直希プログラムディレクター:神谷と申します。本日は、第23回東京フィルメックスのオープニング上映にお越しいただきましてどうもありがとうございます。これだけの方にご来場いただき、とても光栄に思っています。クラウドファンディングも実施しておりましたので、既にご周知のことだと思いますが、今年、当映画祭は、財政状況が大変厳しい中での開催準備となりました。そして、その中でも多くの方々の温かいご支援をいただき、何とかこうして開催まで漕ぎ着けることができたことを、まずは感謝申し上げます。ご支援くださった方々、本当にどうもありがとうございました。また、さまざまな形で協力してくださっている各企業や団体の皆様、スポンサーの皆様、そして、サポーター会員の皆様にも、この場を借りてあたらめて深くお礼を申し上げます。皆様の支えがなければ、こうして映画祭の初日を迎えることはできなかったと思います。

今日から9日間、この映画祭は続きます。是非、1本でも多くの作品をご覧いただき、今年もこの映画祭を楽しんでいただければと思っています。また、これからコンペティション部門の審査員の方々を紹介させていただき、その後、そのままオープニング作品の『ノー・ベアーズ(英題)』の上映に移らせていただきます。ご存じの方も多いと思いますが、ジャファル・パナヒ監督は、今年の7月に当局に逮捕され、その後すぐに6年間の服役を言い渡されてしまい、現在も収監中です。元々、今回の逮捕前から、パナヒ監督は海外への渡航自体は禁止されていましたし、そもそも来日が難しいことはわかっていたのですが、この『ノー・ベアーズ(英題)』はとにかく素晴らしいですし、それと共に、この世界が少しでも良い場所になってほしいという願いをこめて、この作品をオープニング作品とさせていただきました。この後、上映をお楽しみください。ご清聴ありがとうございました。

●司会者:神谷ディレクター、ありがとうございました。それでは、コンペティションの審査員をご紹介いたします。第23回東京フィルメックスでは、コンペティション部門で9作品を上映いたします。その9作品を審査される皆さんをご紹介いたします。皆様、大きな拍手でお迎えください。では、映画プログラマーのキキ・ファンさん、映画監督のキム・ヒジョンさん、最後に審査委員長のリティ・パン監督です。それでは、審査員を代表して、委員長のリティ・パン監督、一言ご挨拶をお願いいたします。


■リティ・パン監督(審査委員長):この素晴らしい日に皆様とお会いできることを喜ばしく思います。2年の長いコロナ禍の後での皆様との再会になるので、とても嬉しく思います。皆様、この映画祭の期間中、たくさんのいい映画を是非ご覧になってください。映画祭期間中、是非お会いしましょう。ありがとうございます。

●司会者:それでは、以上で開会式を終了させていただきます。本編の上映に移りたいと思います。本日は、ありがとうございました。