第7回フランス映画祭横浜'99

1999年6月10日(木)〜13日(日)
パシフィコ横浜/会議センターメインホール





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6月のヨコハマはフランス映画の季節

 アブナイ恋、大人の恋、大爆笑のコメディ、胸に沁みる感動作など今年も多彩な新作を日本初上映。全作品の監督、俳優たちがやってきます。

 今春フランスで公開されて大ヒットした映画や本年度のカンヌ映画祭出品作、これから日本公開が予定されている話題作などを上映。とくに今年はクロード・ルルーシュをはじめとするフランス映画の歴史をつくってきた名監督たちの新作と、人気俳優が自らメガホンをとった初監督作などフレッシュな注目作の「見比べ」も楽しみのひとつです。

 今年も全作品のプロデューサー、監督、俳優たちが来日。ゲスト全員が舞台に揃ウェルカム・セレモニー/クロージング・セレモニー、さらに各上映毎に舞台挨拶、Q&A、サイン会などを行います。とくにお並びいただいた方すべてにサインし、言葉をかわすゲストたちのサービス精神は毎年ファンを喜ばせている映画祭の「目玉」です。

 例年、話題は監督、俳優に集まりがちですが、今年はプロデューサーにも注目を。『愛と宿命の泉』の監督としても知られる大物プロデューサー、クロード・ベリ。ヨーロッパを代表する名プロデューサーとなったパウロ・ブランコ。さらには大の映画通で知られるデザイナー、アニエスb.の名前も。製作という視点からの映画の面白さが見えてきます。

 毎年ゲストたちの華やかなコスチュームが話題のパーティーは、今年は少しスタイルが変わります。日仏市民交流レセプション(木曜)と映画関係者が集うシネマプロフェッショナル・パーティー(金曜)にゲストが参加します。また土曜の夜はオールナイト クラブパーティー。昨年はゲストのほとんどが深夜まで盛り上がり、連日の取材の疲れを吹き飛ばしていました。今年のオールナイト クラブパーティーはさらに盛り上がる気配です。

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フランス代表団団長
クロード・ルルーシュ プロフィール

『男と女』で一世を風靡した愛の名匠ルルーシュ。
 各国映画祭で称賛を浴び、新たな傑作との呼び声も高い最新作
『幸運と必然(原題)』で遂に待望の来日!


 1937年10月30日、パリに生まれる。少年時代から16ミリで映画を撮り始める。

 '57年からの兵役中には映画班に所属し、3年間に10本近い短編映画を監督する。長編映画のデビュー作は自ら出演もしている『Le Propre de l'homme』('60)。そののち63年の『行きずりの二人』でスウェーデン批評家賞五つ星を受賞したが、翌'64年には『女を引き裂く』で検閲により45分間の上映禁止にあう。7作目にあたる『男と女』('66)がカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。また、アカデミー賞外国語映画賞・オリジナル脚本賞、その他世界各国で42の映画賞を受賞し、まさに一夜にして一流監督の名声を得る。『男と女』は名実ともにルルーシュの代表作であり、主演のアヌーク・エーメの存在感のある美しさを世に送り出すきっかけにもなった作品である。

 さらに、『パリのめぐり逢い』('67)ではフランス・シネマ大賞、'67年ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞を受賞。グルノーブル冬季オリンピックを題材にした『白い恋人たち』('68)ではドキュメンタリー監督としての才能も発揮する。'81年の『愛と哀しみのボレロ』では、モーリス・ベジャール舞踏団の故ジョルジュ・ドンのバレエシーンで世界中を魅了。その後も現在にいたるまでコンスタントに作品を発表し、'88年には『ライオンと呼ばれた男』でシカゴ映画祭グランプリ、『レ・ミゼラブル』('95)で再びゴールデン・グローブ賞を受賞。最新作『幸運と必然(原題)』では幻想的なヴェニスの風景にダンスシーンを織り込み、過去への癒しと心の再生を見事に描き切っている。


フィルモグラフィー

1960『Le Propre de l'homme』
1961『La Vie de chateau』
1963『行きずりの二人』
1964『女を引き裂く』『Une Fille et des fusils』
1965『Les Grands moments』
1966『男と女』
1967『パリのめぐり逢い』『ベトナムから遠く離れて』
1968『白い恋人たち』
1969『愛と死と』『あの愛をふたたび』
1970『流れ者』
1971『恋人たちのメロディー』
1972『冒険また冒険』
1973『男と女の詩』『時よとまれ、君は美しい』
1974『マイ・ラブ』『Mariage』
1975『"猫"警部事件簿』
1976『レジスタンス/反逆』『愛よもう一度』
1977『続・男と女』
1978『2人のロベール/花嫁募集中』
1979『夢追い』
1981『愛と哀しみのボレロ』
1982『恋に生きた女ピアフ』
1983『ヴィバラビイ』
1985『遠い陽の家族』
1986『男と女ll』
1987『Attention Bandits』
1988『ライオンと呼ばれた男』
1990『Il y a des jours...et des lunes』
1991『La Belle histoire』
1993『Tout ca...pour ca!』
1995『レ・ミゼラブル』
1996『男と女、嘘つきな関係』
 



 
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第7回フランス映画祭横浜'99 上映スケジュール
(6/10(木)〜6/13(日)パシフィコ横浜会議センターメインホール)



作品紹介 はこちら

6月10日(木) 9:30 『ヌーヴェル・イブ』(94分)
12:00 『冬の少年』(96分) 
14:30 『ヒューマニティ』(150分)
18:00 『アステリクスとオベリクス』(105分)
20:45 『葡萄色の人生―ロートレック』(128分)
6月11日(金) 9:30 『新しい肌』(96分)
12:00 『少年たち』(92分)
14:30 『ロベールとは無関係』(105分)
17:15 『幸運と必然(原題)』(約50分)
20:45 短編映画特集
6月12日(土) 9:15 『父の跡をたどって』(88分)
11:30 『カーニバル』(86分)
13:45 『今日からスタート』(117分)
16:45 『これが人生?』(115分)
19:30 『ベル・ママン』(102分)
22:00 『カジモド』(100分)
6月13日(日) 9:30 『幸せな日々』(145分)
12:45 『大浸水』(90分)
15:15 『ボーダーライン』(103分)
18:00 『ギャルソンヌ』(102分)
20:30 『ヴィーナス・ビューティー(原題)』(約30分)


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公式行事

日仏市民交流レセプション6月10日(木)19:00〜(予定)
市立美術館ホール
フランス映画祭横浜へ来日した代表団を迎える立食ビュッフェスタイルの文化交流会
ウェルカム・セレモニー6月11日(金)17:15〜
パシフィコ横浜 会議センターメインホール
代表団団長クロード・ルルーシュをはじめ各作品の監督、俳優による舞台挨拶
シネマプロフェッショナル・ディナーパーティー6月11日(金)19:00〜(予定)
インターコンチネンタルホテル31F全フロア
代表団を囲んでの日仏映画人を中心とした立食ビュッフェスタイルのディナーパーティー
日仏文化交流6月12日(土)10:00〜13:00(予定)
横浜三渓園
代表団が日本の伝統文化に触れる機会を提供することを目的とし、三渓園において茶会を催し、あわせて箏曲の鑑賞
オールナイト クラブパーティー6月12日(土)22:00〜04:00(予定)
インターコンチネンタルホテル3Fパシフィック
MCMTVの協力によるオールナイト クラブパーティー。DJあり。代表団も多数参加予定
クロージング・セレモニー6月13日(日)20:30〜
パシフィコ横浜/会議センターメインホール
代表団団長クロード・ルルーシュをはじめ各作品の監督、俳優による舞台挨拶


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関連イベント


【特別講演会 映画づくりの環境(仮題)】

日時:6月11日(金)午後1時開演
場所:ランドマークホール
出演:リュミエール研究所ディレクター、フランス映画祭代表団メンバー 他

大学生など若い観客を対象にした映画を上映しながらの特別講演会。映画はリュミエール研究所の収蔵作品を上映します。

入場料:無料

問い合わせ:フランス映画祭横浜受入委員会
(財)横浜市文化振興財団内 045-682-4108




【日本映画の“ちから”】


日時:6月12日(土)午後2時開演
場所:ランドマークホール
出演:黒沢清(監督)、役所広司(俳優/予定)山根貞夫(映画評論家)、フランス映画祭代表団 他

'98年度ヨコハマ映画祭作品賞受賞の『CURE』の上映と日仏の映画人のパネルディスカッション。近年の日本映画についてフランス映画人がどう受け止めているか、また日仏の映画制作状況などについて出演者が語り合います。

入場料:特別鑑賞券800円(当日券1,000円)チケットぴあにて発売中。
問い合わせ:ヨコハマ映画祭実行委員会 045-430-1845(北見方)




【ファッション&シネマセッション
  「映画(シネマ)が好き、生活(ファッション)が好き」】



日時:6月13日(日)午後2時開演
場所:ランドマークホール
出演:今野雄二、村上新子、こはたあつこ、フランス映画祭代表団 他

フランス映画とファッションの関係についての楽しいトークショー。
第一部「映画から見える新しい生活、ファッションから見える新しい生活」
第二部「フランス映画の中でのファッション」

問い合わせ:(社)横浜ファッション協会 045-221-0700



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