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【キャスト&スタッフ】

■監督:アイリーン・リッチ

スコットランド出身。グラスゴー大学を卒業後、ジャーナリストとして働きながら舞台向けの執筆活動を開始。クライド・ユニティ、トラバース、トロン・シアターなどの劇場で脚本及び演出を依頼され、、1990年にはクライド・ユニティの美術監督に就任した。

NFTSフィルム・ライティング・コースに学んだ彼女は、BBCスコットランドのための“Icing on the Cake”や、1996年のエジンバラ映画祭で上映された『One Sunday Morning』、1998年のカンヌ映画祭で短編賞を受賞した『Magwana』、チャンネル4の“Drifting”など、多くの短編の脚本を執筆。BBCスコットランドで放映された短編『Double Nougat』では演出も担当した。1996年のエジンバラ映画祭でも上映されたこの映画は、ヘラルド・ガーディアン・アングル賞を受賞し、これがウベルト・パゾリーニからの本作の監督要請へとつながっていった。



■製作:ウベルト・パゾリーニ

1983年に助監督としてデビッド・パットナム製作の『キリング・フィールド』に携わり、映画界でのキャリアをスタートさせた。20世紀フォックスでインターナショナルのマーケティング及び配給部門の仕事についた後、パットナムの会社エニグマに入社。ここでの3年間に、ローランド・ジョフィ監督のカンヌ・パルムドール受賞作『ミッション』(1986)を含む数々の映画に携わった。

1986年から1988年まではパットナムが社長に就任したロサンゼルスのコロンビア映画で製作部門の副社長を務め、デビッド・マメット監督の『週末はマフィアと!』(1988・V)、エミール・クストリッツァ監督の『ジプシーのとき』(1989)といった作品を送りだした。その後、ロンドンのエニグマに移り、イシュトヴァン・サボー監督の『ミーティング・ヴィーナス』(1991)にアソシエイト・プロデューサーとして参加。1992年のエミー賞最優秀作品賞を受賞した『ロレンス 1918』(V)を製作した。

1991年にエニグマを離れ、レッドウェイブ・フィルムズ・リミテッドを設立。ヴィンセント・ギャロ主演の『パルーカヴィル』(1995)を製作し、アラン・テイラー監督と脚本家デビッド・エブスタインをスクリーン・デビューさせた。同作は1995年のベネチア映画祭で新人に贈られるインターナショナル・コダック賞を受賞。1996年のサンダンス映画祭をはじめとするアメリカ国内での数々の映画祭で絶賛された。続いて『フル・モンティ』(1997)でもピータ・カッタネオ監督と脚本のサイモン・ボーフォイという新人を抜擢、同作は1997年のサンダンス映画祭でワールド・プレミアを飾った後、全世界で大ヒットを記録し、アカデミー賞4部門ノミネート、オリジナル作曲賞受賞の快挙を成し遂げた。



■脚本:ウィリアム・アイボリー

舞台やテレビの脚本家として活躍。戯曲“Marco's Ceiling”がマンチェスター・ロイヤル・エクスチェンジで上演され、ノッティンガム・プレイハウスから“The Trush About Eric”の脚本執筆を依頼された。BBCでは“Common As Muck”のシリーズを書き下ろしたほか、“Minder”の数エピソードも担当。また、グラナダに一人芝居の脚本“King Leek”を、ケルソ・フィルムズに“The Sunshine in My Life”を提供している。自身の原案による脚本“Jorney to Knock”がウベルト・パゾリーニの目に止まり、今回、初の長編映画を手がけることになった。現在はBBCのシリーズもの2本の書き下ろし作業に携わっている。


■撮影監督:ロベール・アラズラキ,A.F.C.

フランス出身。ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで映画とテレビを専攻した。母国フランスで、イヴ・ロベール監督の『プロヴァンス物語/マルセルの夏』(1990)、ロラン・エヌマン監督、ジャンヌ・モロー主演の『海を渡るジャンヌ』(1991)、コリーヌ・セロー監督の『男と女の危機』(1992)、エリ・シュラキ監督、ジャン=ユーグ・アングラード主演の『メランコリー』(1993)など数多くの作品を撮影。アメリカでもデビッド・ケイン監督の『This Year's Love』、ハリー・フック監督の『All for Love』などを手がけている。


■編集:スー・ワイアット

映画とテレビと双方で活躍している。特に、レス・ブレア監督とは『Honest, Decent and True』と『Newshounds』で、アンジェラ・ポープ監督とはティム・ロス主演の『愛に囚われて』(1994)、『Hollow Reed』、『Sweet As You Are』、『Dream Baby』、『Children Crossing』でコラボレーションを続けている。テレビの作品には“The Singing Detective”、“Stanlay”など。“Touching Evil”ではRTS賞の最優秀編集賞を受賞した。


■プロダクション・デザイナー:トム・マクラーフ

多くのテレビや映画でデザインを手がけている。主な作品は、『ボンテージ・ゲーム』、“Gold in the Streets”、“Ballykissangel”シリーズ、単発ドラマ“Runaway One”、“Events at Drimaghleen”など。また、“Divorcing Jack”、“The Life of Stuff”などではアート・ディレクターも務めた。


■衣裳デザイナー:キャシー・ストラシャン

スターリング大学で美術の学士号を得て卒業、その後、セントラル・スクール・オブ・アート・アンド・デザインで舞台衣裳デザインの訓練を受けた。これまで担当した映画は、『I Want Down』『The Long Way Home』『Racing Hormer』『ボンテージ・ゲーム』など。また、演劇の舞台装置、コスチューム・デザイナーとしても活躍しており、ダブリン、ロンドン、スコットランド、ノルウェーで仕事をしている。主な舞台はダブリンのゲイツ・シアターで上演された“Shadow of a Gunman”、アルメイダ・シアターの“The Silver Tassie”など。



■イアン・ハート

キーランを演じる。

ヨーロッパの有名監督たちと仕事をし、中でもニール・ジョーダンとは『マイケル・コリンズ』(1996)、ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞した『ブッチャー・ボーイ』(1998・V)、新作『The End of the Affair』でコンビを組んでいる。ほかにイアン・ソフトリー監督の『バック・ビート』(1994)、ケン・ローチ監督の『大地と自由』(1995)マイケル・ラドフォード監督の『B Monkey』『フル・モンティ』のピーター・カッタネオ監督による『Loved Up』、マイケル・ウィンターボトム監督の新作『Wonderland』などがある。アイルランドの政治状況に取材した『ナッシング・パーソナル』(1995)では、ベネチア映画祭最優秀助演男優賞を受賞。『Clockwork Mice』ではイブニング・スタンダード映画賞の“最も有望な俳優”賞を獲得した。

また、舞台では“マイ・ビューティフル・ランドレッド”、“Dog Day Afternoon”、リバプール・プレイハウスの“Breezeblock Park”などに、テレビでは“One Summer”、“Medics”などに出演している。



■ショーン・マッギンレイ

イアンを演じる。

これまで出演した主な映画は、ジム・シェリダン監督の『ザ・フィールド』(1990・V)、メル・ギブソン監督・主演の『ブレイブハート』(1995)、ベン・ホプキンズ監督の『Simon Magus』、ニール・ジョーダン監督の『マイケル・コリンズ』(1996)と『ブッチャーボーイ』(1998・V)、ジョン・ブアマン監督の『The General』など。舞台での出演作も多く、ナショナル・シアターで上演された“A Long Day's Jorney Into Night”、最優秀主演男優賞を受賞した“Whistle in the Dark”、ダブリンのゲイト・シアターにおける“三人姉妹”、ドナルド・シアター・カンパニーの“から騒ぎ”など枚挙にいとまない。テレビ出演作には“The Hanging Gale”“The Ambassador”などがある。



■ニーアム・キューザック

ケイトを演じる。

アイルランドのダブリン生まれ。アイルランド国営放送(RTE)シンフォニー・オーケストラなどでフルート奏者としてキャリアをスタートさせた。映画の出演作はデビッド・ヘアー監督の『パリスbyナイト』(1988)、トニー・リチャードソン監督の『Shadow Under the Sun』など。それ以前は舞台で活躍し、ハンプステッド・シアターの“Gloves”をはじめ、2シーズン在籍したロイヤル・シェイクスピア・カンパニーでは“お気に召すまま”(ロザリンド役)、ベン・キングズレー共演の“オセロ”(デズデモーナ役)、マイケル・ボグダノフ演出の“ロミオとジュリエット”(ジュリエット役)などに出演している。また、テレビの人気シリーズ“Hearbeat”でもその顔をよく知られている。



■ルース・マッケイブ

メアリーを演じる。

アイルランドではおなじみの顔。ジム・シェリダン監督の『マイ・レフトフット』(1989)と『ザ・フィールド』(1990・V)、スティーブン・フリアーズ監督の『スナッパー』(1993)、ニール・ジョーダン監督の『スターダスト』(1990)で主演クラスで出演している。テレビでは“Hostages”、“The Shadow of a Gunman”などに。舞台ではダブリンのゲイト、アビー、ピーコックといった劇場で、“The Lower Depth”、“Translation”を含む数々の公演に参加。アルメイダ・シアターで上演されたカレル・ライスの“The Girl Concert”にも登場している。



■ユアン・スチュアート

パットを演じる。

これまでピーター・グリーナウェイ監督の『コックと泥棒、その妻と愛人』(1989)、スティーブン・ソダーバーグ監督の『KAFKA迷宮の悪夢』(1991)、マイケル・ケイトン・ジョーンズ監督の『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』(1995)『タイタニック』(1997)などの映画に出演。舞台での経験も幅広く、ロイヤル・コートで上演された“Live Like Pigs”や“Road”、インターナショナル・シアターの“Racing Damon”、“Major Barbara”、“Sergeant Musgrave's Dance”などがよく知られている。また、テレビの出演作には“Looking After Jo Jo”“Spender” “Down Among the Big Boys”などがある。



■ショーン・マクドノー

ショーンを演じる。

1998年にガイエティ・スクール・オブ・アクティング・パフォーマンス・コースを卒業。これが初めての映画出演となる。



■キャスリーン・ブラッドレイ

シボーンを演じる。

映画の舞台となったドニゴール出身。地域の演劇集団で俳優として活躍中、本作が初の長編映画への出演となった。



■パット・ショート

オリーを演じる。

1988年以来、コメディ劇団“ジ・アンビリーバブルズ”で製作、主演を務めている。最新の二つのショー“One Hell of a Do”と“I'd Doubt It, Says Pauline”はアイルランドで最も売れ行きの早いチケットとなった。映画では『This Is My Father』や『Angela Mooney Dies Again』などに出演している。



■デボラ・バーネット

エラを演じる。

これが初めての映画出演となる10歳の少女。ドニゴールの地元の演劇サークルの間で行われたオーディションで選ばれた。



■リスタード・クーパー

マローン神父を演じる。

本作が初めてのメジャー映画出演となる。ダブリンとニューヨークの演劇界で活躍しており、“Mojo”、オフ・ブロードウェイの“Juno and the Paycock”、アビー・シアターで上演された“The Bird Sanctuary”や“Moses Rock”。ガイエティで上演された“Torchilight and Laserbeams”、ドイルド・シアターでの“A Little Like Drowning”などで知られる。



 
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