『プロポーズ』/"THE BACHELOR"





全てのプロポーズに失敗!
花嫁候補1,000人!
1億ドルの遺産!
タイムリミット24時間!


2000年5月27日より丸の内ピカデリー2ほかにて公開

1999年/アメリカ/1時間42分/ニューライン・シネマ製作/カラー/ビスタサイズ/ドルビーデジタルDTS・SDDS/日本語字幕:栗原とみ子/サントラCD:BMGファンハウス/ギャガ・ヒューマックス共同配給

◇監督:ゲイリー・シニョール ◇製作:ロイド・セーガン ◇製作総指揮:クリス・オドネル、マイケル・デ・ルカ、ドナ・ラングレイ ◇共同製作:レオン・デュデヴァー ◇脚本:スティーブ・コーエン ◇撮影監督:サイモン・アーチャー ◇美術監督:クレイグ・スターンズ ◇編集:ロバート・レイターノ ◇衣装:テリー・ドレスバック ◇キャスティング・ディレクター:ヴァレリー・マッカレイC.S.A. ◇エキストラ・キャスティング・ディレクター:リサ・ビーズリー ◇キャスト:クリス・オドネル(ジミー)、レニー・ゼルウィガー(アン)、マライア・キャリー(アラナ)、ブルック・シールズ(バックリー)、メアリー・シェルトン(ナタリー)、ハル・ホルブロック(オデール)、ジェームズ・クロムウェル(司祭)、アーティ・ラング(マルコ)、エドワード・アスナー(グルックマン)、ピーター・ユスティノフ(ジミーの祖父)、キャサリン・タウン(モニーク)、レベッカ・クロス(ステイシー)、ステイシー・エドワーズ(ゾーイ)、サラ・シルバーマン(キャロリン)、ジェニファー・エスポジト(ダフネ)、リデル・M・チェーシャー(リデル・M・チェーシャー)



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【解説】

◆いまどきの「なかなか結婚しない」カップルに贈る、
結婚パニック・ラブコメディ。


「彼は私を愛しているはず、なのになかなかプロポーズしてくれない」と疑問と不安で混乱する女心を抱えている女性は、案外多いはず。それを男心に聞いてみれば、「結婚したらもう他の女性と恋愛できないし、彼女は愛しているけれど、残りの一生を一人に捧げるなんて酷だっ!」ということになりそう。自由を愛し、束縛を恐れるそんな独身男の一人が、主人公ジミー・シャノン(クリス・オドネル)。恋愛時代は楽しいのに、彼女が“二人の未来”を話題にしたとたん、愛が急速冷却されてしまう典型的<結婚恐怖症>なのだ。

こんな態度を見せられたら、彼女だって意地になる「女の子は子供のころから幸福な花嫁を夢見ているのよ!100パーセント望まれない結婚なんて願い下げだわ!」てな具合。ひざまずけとは言わないまでも、一生に一度のプロポーズくらいヒロイン気分を味わいたいのだ。というわけで、<結婚恐怖症男×意地っぱり女>というカップル、結婚までの道のりは遠いのである。

とはいえ、そんなジミー・シャノンも今の恋人アン(レニー・ゼルウィガー)には、これまでとは違う運命を感じている。アンこそ、本当に心から愛せる理想の女性にちがいないのだ。それなのにそれなのに、3年間つきあい、愛しているのに、やっぱりどうしてもプロポーズに踏み切れない。彼女は失いたくない、でも結婚はちょっと…。なんとかプロポーズしたものの、本心からではないのがみえみえ、史上最低のプロポーズにアンは激怒してしまう。アンだって望まれて幸せな結婚をしたいのだ。ジミーを愛していても、プロポーズも満足にできない彼は、結婚に向いていないのかもしれない、不幸な結婚の犠牲なんてお断り!

アンに振られたジミーが落ち込む暇もなく、お祖父さんの遺言が追い打ちをかけてくる。遺言で30歳の誕生日までに、つまりあと24時間で花嫁を調達しなければ遺産はパアになる!果たしてジミーは、アンの愛を取り戻し、億万長者になるという超難問をクリアできるのか??

この結婚パニック・ラブコメディで主役を演じるのは『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』『ラブ・アンド・ウォー』のクリス・オドネル。これまでのシリアスな二枚目イメージから抜け出し、遺言に翻弄され、パニックにおちいる等身大の青年ジミーに扮し、コメディにも才能を発揮している。本作では演技だけではなく、製作総指揮も担う彼は「これは独身生活を心から満喫している男の心理をコミカルに描いたラブコメディなんだ。主人公は理想の女性と出会ったのに、結婚したら自由を奪われる、という恐怖にさいなまれてしまう。愛があっても、男が結婚に踏み切るには大変な決心が必要なんだよ。」と独身男の心理を力説、この作品には彼自身の気持ちがかなり反映されている、ということだろう。

ジミーの理想の女性アンには『ザ・エージェント』で注目され、最近では『母の眠り』でしなやかな印象を残すレニー・ゼルウィガー。優柔不断なジミーになんとか人生のハードルを超えさせる、魅力的な女性をチャーミングにいきいきと演じている。

ジミーの元彼女役で、マライア・キャリーやブルック・シールズなど豪華なスターが出演しているのも見逃せない。それぞれにキョーレツな個性の彼女たちの登場で、主人公のとんでもない女性遍歴が暴かれ、笑いのエッセンスになっている。その他、『ベイブ』で注目され、数々の話題作でバイプレーヤーとして活躍するジェームズ・クロムウェルなど、芸も人生もベテランの演技人が脇を固めているのも、古くて新しい大問題<結婚>というテーマにふさわしい。



 




【プロダクションノート】

◆映画史上初、1,000人の花嫁がサンフランシスコを大暴走!

「アクション!」の一声で、サンフランシスコ名物の狭く急勾配な坂を、タキシードに身をつつんだ花婿姿のクリス・オドネルが一目散に逃げだす。その後ろを1,000人の花嫁の大群が、チュールレースを巻き上げて猛然と追いかけてゆくシーン、夢に出てきそうなインパクトである。イギリス出身の監督ゲイリー・シニョールが、このシーンの参考資料としてスタッフに見せたのはなんと『ブレイブハート』の戦闘場面だった。この映画のオリジナルはバスター・キートンの無声映画『セブン・チャンス』で、もともと喜劇の骨組みはしっかりしているわけだが、監督はさらにイギリス的にシニカルでオフビートなユーモアセンスを盛り込み、現代にも通じる男性の結婚観を描くのに成功している。


◆クリス・オドネルの転身

『プロポーズ』の面白さはなんといってもクリス・オドネルにかかっていた。本作で彼は製作総指揮を務めただけでなく、演技の上でも今までとは違ったコミカルな顔をみせている。オドネルとプロデューサーに名を連ねるビング・ハウエンスタインの言葉を借りると「これまで、クリスは隣のお兄さん的な役や、天才少年を演じることが多かったが、本作では、すっかり成熟した大人の男性を演じている。そして「結婚すべきか否か」という昔から変わらない問いを投げかけているんだ。」さらにもう一人のプロデューサー、ロイド・セーガンも「男性向けのロマンス映画は多くありませんが、これは元気の出る映画です。クリスにはコメディの資質があって、大笑いしながら、男性は皆クリスの心境に共感するでしょう。この作品は、結婚することについての映画ではなくて、むしろ最高の相手を伴侶にするということについて語っている映画なのです。」とクリスの演技に満足している。


◆ジミーにふさわしい理想の“花嫁”選び

アンの配役について、クリス・オドネルには初めて脚本を読んだ時からイメージがあった。それがレニー・ゼルウィガーである。彼女のナチュラルなムードと美しさは、アンそのもの。出演を快諾したレニーはこう話している。「こんなタイプのコメディは初めてでした。何本かシリアスなものが続いたので、楽しい作品に参加してみたいと思っていました。それに素敵なドレスが着られるのも楽しみだったわ。」その素敵なドレスを着て、彼女はロマンティックコメディ史上に残る最悪のプロポーズシーンを演じる羽目になった。「考えられないほど最悪なプロポーズだったわ。本当に最悪!ジミー・シャノンのようなタイプは本当は結婚なんてしたくないんです。罠にかかりたくないんですね。」

ジェームズ・クロムウェル(司祭役)、ハル・ホルブルック(株式仲買人オデール役)、エドワード・アスナー(弁護士グルックマン役)、ピーター・ユスチノフ(祖父役)など、ハリウッドでも名高いベテラン陣との共演は、レニーのキャリアにとてもプラスだったという。「毎日、撮影現場にくるのが楽しみでした。自分のシーンがない日には、貴重な演技を見逃しちゃうんじゃないかと心配になったくらい。」ベテラン陣の起用によって、若手との世代の組み合わせが面白い効果をあげている。次々と相手を換えてデートを繰り返していた90年代的恋愛と、穏やかで洗練されたロマンスの時代を生きた世代、世代の違う俳優の相互作用は、ドラマの人間関係に、ジェネレーションをつなぐ大問題<結婚>を語るにふさわしい雰囲気をあたえた。



◆1,000人の花嫁を調達する方法?

さらに、特筆すべきは1,000人分の花嫁衣装である。女性の夢でもある純白の衣装は、女性の数だけ、それぞれでなければリアリティがない。スタッフは予算内で調達すべく知恵をしぼり、最終的にはブライダル・リサイクル・ショップから800着の在庫ドレスを買い上げることで問題を解決した。幸いドレスはほとんど新品、同じデザインもほとんどなかったそうだ。1,000人のエキストラが決まると、30人の衣装スタッフが毎時200着のスピードで衣装を合わせていった。映画に登場する1,000人の花嫁はまさに1,000種類。「パンク風」「プレップスクール卒」「アフロ系」「ラテン系」「イスラム系」「派手に頭を結い上げた花嫁」「焦っている花嫁」等々…中にはなぜか男性まで。映画のクライマックスを飾る花嫁の海は、壮観としかいいようがない実にハリウッド的風景である。


 




【ストーリー】

◆でも 結婚したいのは一人だけ。


男の幸福はムスタング(野生馬)のように野原を駆け回り、自由と若さを謳歌すること。ジミー・シャノン(クリス・オドネル)が最も恐れていたのは、その自由と若さを奪う罠<結婚>の二文字。つきあっている彼女のベクトルが結婚に向かったとたん、ジミーは恐怖のあまり相手から逃げ出してしまうのだ。女はすぐに結婚を連想させる“二人の未来”という言葉をちらつかせる。独身でいることはまるでサバイバルだ。かくして、独身男はどんどん減少し、今や絶滅に瀕している。

そんな独身主義者のジミーは、3年前アン(レニー・ゼルウィガー)に出会った。彼女はきれいで賢い。彼女といるとリラックスできて、今までにないような理想的な関係でいられる。ようやく心から愛せる女性と出会ったという感じなのだ。幸い彼女はまだ、“二人の未来”を話題にしないでいる。周囲では、哀れな友人たちが次々と女たちの計略にはまり<結婚>にからめとられてゆく。しかしアンとの関係にもついに運命の時がやってきてしまう。なんと彼女はジミーの親友マルコ(アーティー・ラング)の結婚式で、花嫁の投げたブーケを取ってしまったのだ!こうなった以上プロポーズしなければ、彼女を失うかもしれない。

ロマンティックなレストランを予約して、エンゲージリングをたずさえて行ったものの、および腰のジミーは失言の嵐。当然、心から結婚したいと思っていない本心を彼女に見透かされ、プロポーズをぶち壊しにしてしまう。アンにフラれて意気消沈の矢先、唯一の身内、お祖父さんが死んだ。

そのお祖父さんには一億ドルもの遺産があった。日頃から「結婚しろ!」「子孫を残せ!」とジミーをせっついていたお祖父さんが、周到にも遺言ビデオに残した遺産の相続条件は「30歳の誕生日の午後6時までに結婚していること」というのだ。そしてジミーの30歳の誕生日は…なんと明日ではないか!弁護士グルックマン(エドワード・アスナー)や株式仲買人のオデール(ハル・ホルブルック)のアドバイスで、慌てて手配した司祭(ジェームズ・クロムウェル)を引き連れ、ともかくアンに2度目のプロポーズ。しかしまたしても誠意のなさを見透かされ、フラれてしまう。フッた方のアンも悩んでいる。彼女も心から彼を愛しているのだ。しかし心の準備ができていない男と結婚する気にはどうしてもなれない。結婚に踏み切れないような男の愛を信じられるのだろうか?結局今のジミーには、結婚して家庭をもつことの幸福がまったくわかっていないのだ。

アンにフラれても落ち込んでいる暇はない。遺産相続のタイムリミットまであと24時間しかない。どうしても結婚しなくてはならないジミーは、元彼女の中から必死で結婚相手をリストアップする。上流階級出身のバックリー(ブルック・シールズ)、オペラ歌手のアラナ(マライア・キャリー)などなど…。ジミーはタキシード姿でリムジンに乗り込み、プロポーズ用のバラの花と指輪を手に、司祭まで持参で、次から次へとプロポーズしまくる。

一方状況を見かねた親友のマルコは、新聞に花嫁募集広告を出してしまう。サンフランシスコ中の独身女性がそれを見て、大騒ぎ。「今日の6時までに結婚できたら1億ドル」の新聞記事に、集合場所の教会には純白のドレスに身を包んだ1,000人の花嫁が殺到。ハンサムな花婿と遺産目当てに町は花嫁であふれかえる。教会をはじめ、サンフランシスコ中を揺るがす前代未聞なパニックの中、ジミーの心はアンへの想いで一杯だった。彼にはようやく心から愛せる生涯の伴侶に出会った幸運、結婚の真の価値がはっきりとわかったのだがアンはそこにはいない…。





 




【キャスト&スタッフ】

■クリス・オドネル(ジミー・シャノン、製作総指揮)

この作品では演技の幅を広げ、コメディに挑戦している。蹴っ飛ばしたくなるようなリアリティで、結婚恐怖症の独身男ジミーを演じている。注目されたのは、ジェシカ・ラングの反抗的な息子役で絶賛された『メン・ドント・リーブ』(1998)から。続いて『フライド・グリーン・トマト』(1991)でも高い評価を得た。『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』(1992)ではアル・パチーノと共演し、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、その後シカゴ批評家協会賞を受賞している。その後、『三銃士』(1994)『サークル・オブ・フレンズ』(1995)に出演。さらに『バットマン・フォーエヴァー』(1995)の大ヒットで、世界中にブレイクした。『チェンバー 処刑室』(1996)ではジーン・ハックマンの胸を借り、巨匠リチャード・アッテンボローの時代物『ラブ・アンド・ウォー』(1996)ではサンドラ・ブロックと共演、文豪ヘミングウェイの青春時代を演じている。主な出演作品には、他に『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997)『クッキー・フォーチュン』(2000)など。現在は『The Vertical Limit』を撮影中。本作では自ら設立した製作会社ジョージ・ストリート・プロダクションズの元、製作総指揮も務めている。


■レニー・ゼルウィガー(アン)

本作では、今時いかにもありそうな災難、恋愛自体は完璧なのに、プロポーズだけしてくれない恋人にイライラしつつ、愛しているゆえにきっぱり別れられない…というヒロイン・アンの宙ぶらりんな不安を、的確にえんじている。テキサス州ケイティ生まれ。

『ザ・エージェント』(1996)のドロシー・ボイド役の演技で批評家が絶賛。全国批評家協会の最優秀賞に選ばれ、映画俳優組合賞の優秀興行成績映画コメディ部門最優秀助演女優賞にノミネートされた。『母の眠り』(1998)ではメリル・ストリープ、ウィリアム・ハートと共演し、母親の介護とキャリアの板挟みになるジャーナリストを演じている。他に『A Price Above Rubies』(未公開)『Love and a.45』(未公開)などがある。『草の上の月』(1995)ではサンダンス映画祭でインディペンデント・スピリット賞にノミネートされている。本作完成後、ニール・ラビュートのコメディ『Nurse Betty』でクリス・ロックやモーガン・フリーマンと共演。ジム・キャリーと共演の『Me, Myself and Irene』がこの春公開予定。



■メアリー・シェルトン(ナタリー)

アンの実の妹であり、親友ともいえるよき相談相手ナタリーに扮する彼女は、『カラー・オブ・ハート』(1998)でトビー・マグワイヤが憧れるマーガレットを演じている。最近ではドリュー・バリモア、ディビット・アークエットと共演した『25年目のキス』(1999)がある。次回作はニューライン・シネマのブラックコメディ『Suger and Spice』で、友達と銀行強盗を計画するティーンエイジャーに扮している。ロサンゼルスで生まれ、コマーシャル・ディレクターの父の紹介でショービズ界に入る。UCLAで英語を学ぶかたわら、映画やテレビで小さな役につきながら自活していた。ラリー・モスに師事し、『わが街』(1991)で映画に本格的にデビューする。以後、『サンドロット 僕らがいた夏』(1993)、『ニクソン』(1995)ではトリーシャ・ニクソン役でアンソニー・ホプキンスと共演している。


■ジェームズ・クロムウェル(司祭)

ジミーの即席結婚を託される司祭に扮し、ハッピーエンドに一役買う。俳優のキャリアは30年のベテラン。注目を集めたのは、『ベイブ』(1995)の農婦ハゴット役。この役でアカデミー助演男優賞にノミネートされた。以後、ヒット作の何本かに一本は必ず登場する売れっ子バイプレーヤー。近作は『L.A.コンフィデンシャル』(1997)『ベイブ 都会へ行く』(1998)『ヒマラヤ杉に降る雪』(1999)『将軍の娘 エリザベス・キャンベル』(1999)など。春公開のトム・ハンクス主演の話題作『グリーンマイル』(2000)での演技も印象的。父は著名な映画監督ジョン・クロムウェル。1960年代に南部の黒人コミュニティで演劇活動をし、ブラック・パンサーに関わったこともある骨太な過去をもつ個性派。


■マライア・キャリー(アラナ)

ジミーの元彼女役・オペラ歌手のアラナ役の本作がスクリーン・デビュー。世界を魅了するディーバであり、作詞作曲からプロデュース、ビデオ演出も手がけ、1990年代を代表する世界的なスター・アーティストでもある。ヒットシングル・ベスト盤である最新作「The One」をはじめ、「デイ・ドリーム」「バタフライ」「メリー・クリスマス」「ミュージック・ボックス」「エモーションズ」でワールドミュージックアワード4部門と、ビルボード賞2部門を制覇した。そして4枚連続シングルNo.1を達成し、全世界で1,200万枚を売り上げた「マライア」ではグラミー賞で2部門の受賞に輝く。NY生まれ。


■ブルック・シールズ(バックリー)

ジミーの元彼女で、上流階級のエキセントリックでタカビーなバックリーを演じる。ほとんど怪演といっていい最悪女ぶりがお見事。モデルとして3歳から舞台に立った彼女は、ルイ・マル監督の『プリティ・ベビー』(1978)で一躍有名になり、『キング・オブ・ジプシー』(1978)『青い珊瑚礁』(1980)『エンドレス・ラブ』(1981)などその早熟な美貌で数々の映画に出演する。長じて名門プリンストン大学でフランス文学の学位を取得、現在待機作は『The Misadventures of Margaret』、ジーナ・ローランズ共演の『The Weekend』、ロバート・ダウニー・Jr.共演の『Black and White』など。その他テレビ・映画・舞台で幅広く活躍する。現在NBCの人気テレビシリーズ「SUddenly Susan」に主演で出演中。



■監督:ゲイリー・シニョール

英国マンチェスター生まれ。ケンブリッジ大学と、National Film and Television Schoolで学ぶ。日本ではまだ無名ながら、イギリス出身の彼は本国では『Leon The Pig Farmer』で長編デビューし、批評家から高く評価され、カルト的人気を得ている。その後アマンダ・ペイズ、マーク・フランクル主演の『Solitaire for 2』の脚本、監督、共同製作を手がけた。最新作は、監督、共同脚本、製作をつとめた『Staff Upper Lips』で、マーチャント=アイヴォリーの作品『炎のランナー』(1981)『眺めのいい部屋』(1986)や、『シャイニング』(1980)などの名作をパロディにしたドタバタコメディ。近く全米公開を予定している。現在はロンドンとロサンゼルスの2都市に居をかまえている。


■製作:ロイド・セーガン

『ジャッジメント・ナイト』(1993)『ブローン・アウェイ 復讐の序曲』(1994)などを手がける。最近のプロデュース作は、1999年のカンヌ映画祭で話題を呼んだウィレム・デフォー主演の『Boondock Saints』、またサンダンス映画祭で評判を呼んだ『Wirey Spindell』が2000年公開予定。ニューヨークで生まれ育ち、アレガニー・カレッジ、ニューヨーク大学、ウイッティアー法科大学を卒業。ニューヨークのワーナー・コミュニケーションにメールボーイとして入社したのが、ショービズでのキャリアのきっかけとなった。その後NBCで働いた後、Interalentで映画著作権代理人の職についた。


■製作:ビング・ハウエンスタイン

短編ダークコメディ『The Bicyclist』で脚本と製作を手がけ、批評家の絶賛をあびる。シカゴからシアトルまで16の映画祭に出品し、数多くの賞を受賞した。この作品は全米で製作された映画作品にたいしてワシントンD.C.で授与される栄誉ある賞シネ・ゴールデン・イーグル賞を受賞している。ミシガン州デトロイト生まれ。ペンシルバニア州ベスレヘムのリーハリ大学で国際ビジネスを専攻。美術助手の職につき、CFの仕事を経て、西海岸に。現在クリス・オドネルと設立したジョージ・ストリート・ピクチャーズ社長。


■共同製作:スティーブ・ホロッカー

映画界デビューは『おじさんに気を付けろ!』(1989)でジョン・ヒューズ監督の個人的な美術助手をつとめた。ロサンゼルスに移り、製作助手として『ハートブルー』(1991)『不法侵入』(1992)『ゲッタウェイ』(1994)に関わった後、プロデューサーのロイド・セーガンに出会う。シカゴ生まれ。現在、ロイド・セーガン・カンパニー副社長。


■美術監督:グレイグ・スターンズ

『チルドレン・オブ・ザ・コーン』(1984)『天使とデート』(1987)『ブロブ 宇宙からの不明物体』(1988)『ゾンビ・コップ』(1988)『ゴールド・レイダーズ』(1990)『イン・ザ・アーミー こちら最前線、異常あり』(1994)『マスク』(1994)(英国アカデミー賞最優秀美術監督賞ノミネート)などで活躍している。


■衣装:テリー・ドレスバック

本作で1,000人分のウェディングドレスを用意する偉業を成し遂げた。サンフランシスコでアートディレクションとイラストを学ぶ。『もう一度殺して キル・ミー・アゲイン』(1989)『レッドロック 裏切りの銃弾』(1992)『アンフォゲッタブル』(1998)『ストレンジャー』(1996)『ブレーキ・ダウン』(1997)『ラウンダーズ』(1998)などで衣装を手がける。


 









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