■「第12回東京国際映画祭」シネマ・プリズム1
(10月30日(土)〜11月7日(日)/渋谷Bunkamuraほかにて)



シネマ・プリズム1 作品紹介
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オープニング作品
アモス・ギタイ監督特集
『カドッシュ/Kadosh』
1999年/110分/35mm/カラー  ◇監督:アモス・ギタイ ◇キャスト:ヤエル・アバカシス、ヨラム・ハダブ、メイタル・バルダ ◇配給:未定
 イスラエルを代表する映画作家ギタイの最新作。エルサレムのユダヤ教の戒律の厳しい地区に暮らす姉妹が自由に生きるために戒律に反抗する過程を描きつつ、ユダヤ教原理主義にひそむ女性差別を浮き彫りにする野心的な作品。


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アモス・ギタイ監督特集
『ヨム・ヨム/Yom Yom』
1998年/105分/35mm/カラー  ◇監督:アモス・ギタイ ◇キャスト:モシェ・イヴギ、ハナ・マロン、ユスフ・アブワルダ ◇配給:未定
 イスラエルにユダヤ人とアラブ人が共存することから生じる様々な問題を、ハイファでパン屋を営む40歳の男の姿を通して描いた作品。


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アモス・ギタイ監督特集
『メモランダム/Devarim』
1996年/110分/35mm/カラー  ◇監督:アモス・ギタイ ◇キャスト:アッシ・ダヤン、アモス・ギタイ、アモス・シュブ ◇配給:未定
 ヤァコブ・シャブダイの小説「PAST CONTINUES」を基に、テルアビブに住む3人の旧友を中心に中年間近の多数の男女の“現在”を描いた作品。過去と現在を彷徨しながら、一見何気ない出来事の業績が、人間たちの機微を見事に映し出すさまよえるロードムービー。


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クロージング作品
『風が吹くまま』
1999年/118分/35mm/カラー  ◇監督:アッバス・キアロスタミ ◇キャスト:ベーザード・ドーラニー ◇配給:ユーロスペース
 テヘランから遠く離れた村で行われる珍しい葬式を撮影しようと、監督が村を訪れた。しかし、目星をつけたおばあさんはなかなか亡くならない。カンヌを制した『桜桃の味』から2年。待望のキアロスタミ監督作。1999年ヴェネチア映画祭審査員グランプリ受賞。


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『さらば、わが家/Adieu Plancher des Vaches』
1999年/118分/35mm/カラー  ◇監督:オタール・イオセリアーニ ◇キャスト:ニコ・タリエラシヴィリ、リリー・ラヴィナ、オタール・イオセリアーニ ◇配給:未定
 現在はパリをベースに活躍するグルジアのベテラン監督イオセリアーニの最新作。フランスの郊外に住む裕福なグルジア人一家が次第にバラバラになって行くプロセスを長男の視点から独特のユーモアを交えて描く。ストーリー主義を排した特異な語り口が魅力的な作品。


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『イラン短編集』
1999年/120分/35mm/カラー  ◇配給:未定
 最近のイラン短編映画のうち、巨匠キアロスタミの推薦する作品を集めて上映するプログラム。カンヌ映画祭批評家週間に出品された“Circle”、キアロスタミの助監督が監督した“The White Station”など、6作品(約2時間)を上映する。


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『大佐に手紙は来ない/El colonel ne tiene quien le escriba』
1999年/118分/35mm/カラー  ◇監督:アルトゥーロ・リプスタイン ◇キャスト:マリサ・パレデス、フェルナンド・ルハン、サルマ・ハヤック ◇配給:未定
 メキシコを代表する巨匠リプスタインがガルシア・マルケスの同名原作を映画化した話題作。退役して小さな村に暮らし、恩給の通知をひたすら待つ老大佐とその妻の日常を描きつつ、老いの問題を投げかける。名女優マリサ・パレデスの演技も見どころの1つ。


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『創世紀/La Gene`se』
1998年/102分/35mm/カラー  ◇監督:シェイク・ウマール・シソコ ◇キャスト:ソティグィ・クヤテ、サリフ・ケイタ、バラ・ムッサ・ケイタ ◇配給:未定
 アフリカ映画界をリードする映画作家シソコが3年間をかけて完成させた大作。キリスト教の「創世紀」の物語をブラック・アフリカに置き換え、華麗な衣装と演劇的な演出とで映画化した野心作。


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『フラット・タイヤ/破輪胎』
1999年/73分/35mm/カラー  ◇監督:ホァン・ミンチュェン(黄明川) ◇キャスト:ディン・ニン(丁寧)、ヤン・ミンシュイン(楊明勲)、ゼン・バゥダゥ(宝島) ◇配給:未定
 実験的な手法で知られる台湾の映画作家ホァン・ミンチュェン(黄明川)の監督第3作。彫像にとりつかれて台湾全土を旅する写真家と女優との関係を描きつつ、台湾の政治的・歴史的背景を浮き彫りにする意欲作。


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『“太陽”を売った少女/La Petite Vendeuse de Soleil』
1999年/45分/35mm/カラー  ◇監督:ジブリル・ジオップ・マンベティ ◇キャスト:リッサ・バレラ、タイルウ・ムバイェ、ウミー・サンブ ◇配給:未定
 昨年急逝したセネガルの映画作家マンベティの遺作。生計を立てるためにダカールの街頭で新聞を売る少女の活躍を描いた愛すべき中編作品。ストリート・チルドレンたちの自然な演技が忘れ難い印象を残す。


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『マラナ・シムハサナム/Marana Simhasanam』
1999年/60分/35mm/カラー  ◇監督:ムラリ・ナイール ◇キャスト:ラクシュミ・ラマン、ヴィスワス・ナラッカル、スハス・タヤット ◇配給:未定
 カンヌ映画祭カメラ・ドール(最優秀新人監督賞)受賞作品。南インド、ケララ州の小島に住む貧しい老人が過去に起こした罪で死刑を宣告されるが、その死刑が初めて電気椅子で行われることになったため、死刑執行が一大イベントと化すプロセスをブラックな笑いの中に描く。


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『チェックポイント/Blockpost』
1998年/85分/35mm/カラー  ◇監督:アレクサンドル・ロゴシュキン ◇キャスト:ロマン・ロマンストフ、キリル・ウリヤーノフ、イヴァン・クズミン ◇配給:未定
 レンフィルム出身の中堅監督ロゴシュキンがチェチェンを想起させる地域に駐在するロシア軍兵士を主人公に描いた作品。とある中央アジアの村に駐在することになったロシア軍の若い兵士たちの日常生活を淡々と描きつつ、平穏な日々の背後にひそむ死の恐怖と戦争の不条理を浮かび上がらせる。


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『正義の華』
1999年/115分/35mm/カラー  ◇監督:マノップ・ウドムデード ◇キャスト:ドム・ヘトラクン、ヌッチャナート・サーイショムプー、チュタマート・チャントターン ◇配給:未定
 タイの中堅監督ウドムデード久々の新作。恋人を殺害されたヒットマンの復讐劇を激しいガン・アクションとともに描くフィルム・ノワール。近年隆盛の兆しを見せているタイ製犯罪映画のレベルの高さを示す作品。


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『キシュ島の物語(仮題)3話オムニバス』
 第1話「ギリシャ船」(仮題)第2話「指輪」(仮題)第3話「ドア」(仮題)
1999年/72分/35mm/カラー  ◇監督:ナセール・タグヴァイ、アボルファズル・ジャリリ、モフセン・マフマルバフ ◇配給:ビターズエンド
 ペルシャ湾の中心にあるキシュ島。ヨーロッパと東南アジアなどの交易の中心として栄えていたが、度重なる植民地化と開発により、この島の美しさが忘れられる様になってしまった。遺憾に思ったモフセン・マフマルバフ監督の呼びかけで、イランの精鋭監督が集まり、キシュ島を舞台にそれぞれ全く異なった題材で短編を撮った。ナセール・タグヴァイ監督は、外国製品という悪霊に魂を奪われる女性の話。アボルファズル・ジャリリ監督は、十分に教育を受けられなかった青年が、島で仕事を探す話。マフマルバフは、ドアだけが全財産の老人とその孫娘が荒野をさまよう話を描く。


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『フロスト』
1998年/200分/35mm/カラー  ◇監督:フレッド・ケレメン ◇キャスト:アンナ・シュミット、マリオ・ゲリッケ、ハリー・ベーア ◇配給:未定
 夫の暴力に耐え兼ね、家を出てドイツの荒野を彷徨する母子の旅を驚異的な長回しと極端に説明的セリフを排したストイックなスタイルで描いた作品。荒涼たる風景の中に人間の孤独を浮き彫りにする。


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『サティヤ』
1998年/170分/35mm/カラー  ◇監督:ラム・ゴバル・ヴァルマ ◇キャスト:チャクラヴァーティ、ウラミラ・マートーンドカル、マノージ・バージパイ ◇配給:未定
 ボンベイの暗黒街を舞台に描かれるインド版「スカーフェイス」とも言うべきギャング映画。ボンベイにふらりとやってきた若者が暗黒街の中で独自の地位を築いていくが、やがて悲劇的な最後を迎えるまでを、ラブ・ストーリーを絡めて描く。昨年、インド全土で大ヒットを記録した娯楽作。


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『シチリア!』
1999年/66分/35mm/白黒  ◇監督:ジャン=マリー・ストローブ、ダニエル・ユイレ ◇キャスト:アンジェラ・ヌガラ、ジャンニ・ブスカリオ、ヴィットリオ・ヴィグネリ ◇配給:未定
 シチリア島出身の男が、15年ぶりに北部イタリアから故郷へ帰ってくる。そこでは、彼の母親がまだ暮らしている。


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