『ノイズ』/"NOISE"








渋谷東急ほかにて新春第2弾公開

1999年/アメリカ/109分/ニューライン・シネマ製作/カラー/ビスタサイズ/ドルビーデジタル・DTS・SEEDS/日本語字幕:太田直子/サントラCD:イーストウエスト・ジャパン/ノベライズ:扶桑社/ギャガ・ヒューマックス共同配給/提供:株式会社ギャガ・コミュニケーションズ、株式会社ヒューマックスピクチャーズ、株式会社ポニーキャニオン、株式会社博報堂/協賛:株式会社メディア・ラボ

◇監督・脚本:ランド・ラビッチ ◇製作:アンドリュー・レイザー ◇製作総指揮:マーク・ジョンソン、ブライアン・ウィッテン・ドナ・ラングレー ◇共同製作:ダイアナ・ポコーニー ◇撮影監督:アレン・ダビュー,A.S.C. ◇美術監督:ジャン・ロールフ ◇編集:スティーブ・ミルコビッチ,A.C.E、ティム・アルバーソン ◇音楽:ジョージ・S・クリントン ◇衣装:イシス・マッテンセン ◇キャスティング:リック・パガーノ,C.S.A.、デビー・マンウィラー,C.S.A. ◇キャスト:ジョニー・デップ(スペンサー・アマコスト)、シャーリズ・セロン(ジリアン・アマコスト)、ニック・カサヴェテス(アレックス・ストレック)、ジョー・モートン(シャーマン・リース)、クレア・デュバル(ナン)、サマンサ・エガー(医師)、ドナ・マーフィー(ナタリー・ストレック)

ギャガ・ヒューマックス共同配給




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【解説】 空白の2分間―それは音も空気も無い宇宙空間で起こった…



◆人間のDNA情報が書き換えられるサスペンス・スリラー大作!!

しびれるほどの恐怖と戦慄。2000年、新しいミレニアム(1000年紀)を飾るに相応しい、『セブン』のニューライン・シネマが放つ高級感溢れる最新サスペンススリラーが本作『ノイズ』である。

物語は宇宙から始まる。宇宙空間、それはとても美しい暗黒の世界。NASAの宇宙飛行士スペンサー・アマコストは、愛する妻ジリアンを地上に残し、任務のためスペースシャトルに乗りこんだ。地上200km、シャトルから宇宙空間にでる任務。しかしヒューストンとシャトルとの交信は突然途絶えた…そして2分間の空白。

「あれは、何だ!」スペンサーの最後の叫び。NASAの懸命の努力により、スペンサーと相棒の宇宙飛行士アレックスは、かろうじて帰還する。大統領も、国民も、彼の友人たちも、奇跡の帰還を喜ぶ。しかし、妻ジリアンだけは帰還した夫の変化を本能的に感じる。彼は本当に私の愛する夫なのか?宇宙で空白の2分間に何が起こったのか?まもなく双子を身ごもったジリアンは言いようの無い恐怖感に支配される。そして夫が深夜にラジオから聴いている、おかしなノイズの正体に気づいたとき、物語は戦慄のクライマックスを迎える。

本作『ノイズ』は観客の想像を超えたストーリーを展開していく。奇跡的な帰還、妻の双子の妊娠、同僚の異常な死、NASAの調査員の失踪、ラジオから聴こえるノイズ、それを聴く夫、映画は緊張感溢れる展開を繰り広げる。誰も信じられない恐怖、愛する夫が別人になっているかもしれない恐怖、そしてラストの衝撃は見るものを驚愕させる。



◆『フェイク』のジョニー・デップ、『ディアボロス』のシャーリズ・セロン主演

監督は本作で本格的なデビューを飾る新鋭ランド・ラビッチ。その斬新な映像センスで今後ハリウッドで最も活躍が期待される一人である。その監督が“同世代では、世界で最高の俳優”と言う『フェイク』『シザーハンズ』のジョニー・デップが主人公のスペンサーに扮する。若手演技派No.1俳優の呼び声の通り、渾身の演技で観る者を恐怖に突き落とす。その妻ジリアンに『ディアボロス』『マイティ・ジョー』等ハリウッド大作の主演が続く新星シャーリズ・セロン。今回もそのダイヤモンドのような美しさをスクリーンで魅せる。

その他にも『T2』『エグゼクティブ・デシジョン』『スピード』のジョー・モートンと『パラサイト』の若手女優クレア・デュバル、故ジョン・カサヴェテス監督の息子であり、『シーズ・ソー・ラヴリー』の監督であるニック・カサヴェテスなどが脇を固める。製作はアカデミー賞を受賞した『レインマン』他、『グッドモーニング・ベトナム』『フェイク』のマーク・ジョンソンとウォシャウスキー兄弟監督作品『バウンド』のアンドリュー・レイザー。撮影は『E・T』『太陽の帝国』のアレン・ダビュー。美術は『オルランド』でアカデミー賞にノミネートされた『コックと泥棒、その妻と愛人』『プロスペローの本』のジャン・ロールフ。衣装は『ダンテズ・ピーク』『デイライト』のイシス・マッセンデン。編集は『ブロークン・アロー』のスティーブ・ミルコビッチという、まさにハリウッド最先端の一流のスタッフが顔を揃えている。



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【プロダクションノート】

◆これまでにない斬新なジャンルとテーマ

脚本を担当し、この作品で監督としてのデビューを飾ったランド・ラビッチは、「破滅を目前にした緊張感溢れる、洗練されたストーリーを書きたかった。『ノイズ』は、いくつものジャンルを包含した新しいタイプの作品であると確信している。」と語る。

心理描写を深く掘り下げるラビッチの脚本のとりことなった製作者のアンドリュー・レイザーは「私は脚本の段階から直感的に、洗練されたサスペンス・スリラーが誕生すると感じた。この作品を際立たせているのは、ただ非常に怖いというだけでなく、人間のもっとも根本的で本能的な恐怖を呼び起こすところにある。登場人物がいったい何者なのか、何が真実で何がそうでないのか、と観客は絶えず推測し続ける。ジリアン・アマコストが体験しているのは、自分自身に内在する恐怖か、それともはるかに異質な何かなのか、観客には分からない。最後の瞬間に真実が明かされるまで、予測は不可能で、ジリアンの凄まじい不安感に我々は釘付けになるだろう。」

また、製作総指揮のマーク・ジョンソンは、「宇宙空間で起こった“空白の2分間”に全貌が集約されている。」と話す。アメリカではテーマ性を考慮してR指定で公開された。



◆一流のスタッフによる演出

ラビッチは、この作品の本能的で内面的な恐怖と鬼気迫る雰囲気を緻密に描き出すため、『太陽の帝国』('87)、『わが心のボルチモア』('90)、『バグジー』('91)ほかオスカーに5回ノミネートされ、高い評価を受けているアレン・ダビューを撮影監督に起用した。シャーリズ・セロンは「アレン・ダビューは天才よ。彼は映画に悪夢を作り出すことができる人。完璧にできない部分があると、自分が悪夢にうなされるような人なの。自分たちが取り組んでいる仕事に、そこまで情熱的な人がいたので、皆も刺激を受けて仕事ができたわ。」 製作総指揮のマーク・ジョンソンも、「ダビューの冷え冷えとした映像や巧みな画面構成、心理的恐怖をあおる多岐にわたるカメラワークなどがこの映画をより洗練されたものに仕上げている。」と語る。

撮影は主にニューヨークとロサンゼルスで行われ、多くの名所が使用された。東海岸では、スタッテン島、ワシントン・スクエア・パーク、ウォール街、シティ・ホール、西海岸では、グレーストーン・マンション、サンタモニカ・シビックセンター、ロサンゼルスのダウンタウンにあるユノカル・ビルなどである。また、『オルランド』('92)、『ガタカ』('97)でオスカーに2回ノミネートされている美術監督のジャン・ロールフも神秘的で、影のある、現代的な世界をデザインした。製作者のアンドリュー・レイザーは「彼ならなんでもない光景を見せ場にする方法を知っていて、美術監督としての仕事は他に類が無い。NASA司令部や病院、ジリアンが訪れる全ての場所に、不自然さを感じさせない奇妙な雰囲気を作り出してくれた。」と彼を絶賛している。また、音楽は『オースティン・パワーズ:デラックス』('99)や『ワイルドシングス』('99)などの作品を手掛けたジョージ・S・クリントンが担当している。



◆迫真の演技が光る2大スター夢の共演

ラビッチは、先を予測できない『ノイズ』のストーリーと多面性を持つ難しい役所を考慮し、ジョニー・デップとシャーリズ・セロンという2人のスターをキャスティングした。「わたしは、ジョニー・デップが、彼の世代では最高の俳優だと確信している。彼なら、スペンサー・アマコストの役に不可欠な要素、つまり迫真性をもたらしてくれると思ったんだ。」とラビッチは話す。製作総指揮を担当したマーク・ジョンソンも「デップの魅力的な風貌と、彼の目の奧の神秘的な雰囲気は、この役柄にぴったりだ。スペンサー・アマコストの高潔で思いやりのある人物像と、内部に潜む恐ろしい影の部分を見事に演じている。」と話す。

ラビッチの脚本の情緒面の真実性に惹かれ、この役を引き受けたというシャーリズ・セロンは、ジョニー・デップの役所について、「スペンサー・アマコストは、宇宙飛行士として自分の夢に生きる男。それが人々を惹きつける。宇宙飛行士は、未知の世界を体験するのだから。ところが、宇宙空間で起こった“空白の2分間”の後、彼は人々が彼に対して抱いている信頼すべてに逆行する、悪夢のような存在になってしまう。ジョニーはすばらしい才能があり、こうした役所を見事に演じたわ。見ていて惚れ惚れする演技だったわ。」と話す。

また、『ノイズ』については、「恐怖を感じさせてくれる映画に欠かせない特性、つまり表面的な恐ろしさを描くだけでなく、感情的な恐怖も演出している。妊娠して精神的にやや不安定になるといった通常の状況を設定して、未知のものに対する恐怖を増大することで、この状況を異常なものに昇華させている。誰でも、ふと気づくと、何年も生活を共にしている相手がすっかり変わっていることに気づく、という不安感は経験したことがあるでしょう。つまり、相手が自分の考えていた人と同じでなくなった時始めて、自分が愛する人の本性を知ろうとするの。この作品で視覚的にも、感情的にも、肉体的にも、刺激的な体験ができたわ。」と語る。





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【ストーリー】

P.M.2:36 NASAの宇宙飛行士スペンサー・アマコスト(ジョニー・デップ)は地上から200kmの宇宙空間で船外作業中に“あれは何だ?”という言葉を最後に突然交信を絶った。その時間はわずか2分間。それが全ての始まりだった ─ 。

NASAの懸命の努力により奇跡の生還を果たしたスペンサーを妻ジリアン(シャーリズ・セロン)は安堵とともに奇妙な感覚をもって迎えた。宇宙での“空白の2分間”について問うと、彼は「突然、暗闇に襲われ、何も聞こえなくなった。しかし、なにも聞こえないはずなのに、何かがうるさく響いていた…」と語ったきりその質問に対して口を閉ざしてしまう。姿は以前の彼と変わらないが、深夜に不気味なノイズをラジオから聴いているといったような奇怪な行動が目に付くようになる。さらに宇宙でスペンサーと行動を共にしたアレックス・ストレック(ニック・カサヴェテス)が変死を遂げ、彼の妻ナタリー(ドナ・マーフィー)が「私の中に彼がいる…」という言葉を残しバスタブの中でラジオによって感電死する、という謎の死を遂げてからというもの、ジリアンの違和感はますます拡大していった。

その後、スペンサーが、NASAから、民間企業のロケット開発の仕事に転職し、2人はマイアミからマンハッタンの豪華な新築マンションに転居した。まもなく、ジリアンは双子を身ごもったことを知る。が、“何かがおかしい”。お腹が大きくなるにつれて、彼女の違和感は次第に恐怖へと変わっていく。ジリアンはNASAの調査員シャーマン・リース(ジョー・モートン)にコンタクトをとり、空白の2分間の謎を解明しようとする。リースもスペンサーとアレックスの異変をいち早く察し、その調査を独自に進めていた。しかしリースと接触しようとする度に偶然か故意か、スペンサーが必ず邪魔をする事にジリアンの恐怖は加速していき、ついにコンタクトを取れないままにリースは不可解な死を遂げる。ジリアンは自分の死を予感していたと思われるリースが残した一本のビデオテープを入手した。その中にはリースの衝撃の告白とスペンサーとアレックスしかいなかったはずの宇宙空間に謎のノイズが確認されたという調査結果が収録されていた。



重力の届かない未知の世界で彼に一体何が起こったのか?彼の遺伝子は、まったく別の何かに書き換えられてしまったのか?だとすると、2人の愛の結晶であるはずの双子は一体…。すべては彼が宇宙で体験した“空白の2分間”に集約されていく。そして遂にスペンサーの重い口が開いた。





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