『私の中のあなた』/"MY SISTER'S KEEPER"


2009年10月9日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開

2009年/アメリカ/110分/カラー/シネスコ/ドルビーSR、ドルビーデジタル、SDDS/原題:MY SISTER’S KEEPER/原作:「わたしのなかのあなた」(早川書房刊)/サウンドトラック:ユニバーサル クラシックス&ジャズ ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント(スコア盤)/字幕翻訳:戸田奈津子/配給:ギャガ・コミュニケーションズ/(C) MMIX New Line Productions, Inc. All Rights Reserved.

◇監督:ニック・カサヴェテス ◇脚本:ジェレミー・レヴェン、ニック・カサヴェテス ◇製作:マーク・ジョンソン、チャック・パチェコ、スコット・L・ゴールドマン ◇原作:ジョディ・ピコー ◇製作総指揮:ダイアナ・ポコーニイ、スティーヴン・ファースト、メンデル・トロッパー、トビー・エメリッヒ、メリデス・フィン、マーク・カウフマン ◇撮影:キャレブ・デシャネル ◇美術:ジョン・ハットマン ◇編集:アラン・ハイム、ジム・フリン ◇衣装:シェイ・カンリフ ◇作曲:アーロン・ジグマン 

◇キャスト:キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン、アレック・ボールドウィン、ジェイソン・パトリック、ソフィア・ヴァジリーヴァ、トーマス・デッカー、ヘザー・ウォールクィスト、ジョーン・キューザック、エヴァン・エリングソン、デヴィッド・ソーントン



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【解説】

「病気の姉を救うために、私は“創られた”。
でも、今、私はその運命に逆らって、大好きな姉の命を奪おうとしている ― 」
『きみに読む物語』のニック・カサヴェテス監督が贈る希望と感動の物語に、
この秋、あなた史上最高の涙が落ちる ― !



アナ、11歳。白血病の姉・ケイトを救うため、臓器を提供するドナーとして生まれてきた。彼女は、生まれたときから姉のために体のあちこちを切り刻まれていた。ケイトに生きてほしい ― その想いは、家族みんな同じだと信じて疑わなかった母・サラは、ある日、信じられない知らせを受ける。「もう姉のために手術を受けるのは嫌。自分の体は、自分で守りたい」と、アナが突然両親を訴えたのだ。病気と闘いながらも幸せだった家族に訪れた、突然の出来事。アナは、姉ケイトが大好きだった、なのになぜ……。そのアナの決断の裏には、驚くべき真実が隠されていた ― 。

原作は、ジョディ・ピコーの大ベストセラー小説「わたしのなかのあなた」。全米の涙を絞り、かつてないほど泣けることを約束したこの物語が、待望の映画化を遂げた。この大ベストセラーに暖かく優しい命を吹き込んだのは、『きみに読む物語』(2005)で世界中を涙に包んだニック・カサヴェテス監督。実生活で、心臓病を抱えた娘を育ててきたカサヴェテスにとって、この映画は「最もパーソナルな作品」だという。体験した人だからこそ知っている心情を、決してシリアスな描写になり過ぎないよう、笑顔に溢れる演出で、繊細に、優しいタッチで描いている。


母親サラ・フィッツジェラルドを演じるのは、ハリウッドのトップを走り続ける女優、キャメロン・ディアス。15年のキャリアをもつ彼女が母役に挑戦するのは初めてのことだ。ガン治療の副作用で髪がなくなった娘を励ますシーンでは、サラも自らバリカンを持ち、ディアスも坊主頭姿で登場する。そして「どんなことをしてでも娘は死なせない」と懸命に努力し続ける母親を演じる途中、皮肉にも、ディアスは私生活で最愛の父の突然死という悲劇を体験することになった。

母親を提訴する次女アナ役を名演するのは、『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)で、11歳にしてオスカーにノミネートされたアビゲイル・ブレスリン。長女ケイト役には、人気テレビドラマ「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」で知られる16歳のソフィア・ヴァジリーヴァが選ばれた。彼女はこの役のために、頭を丸刈りにし、眉もそり落とすなど、まさに体当たりで挑んでいる。サラの夫ブライアンには、『スピード2』(1997)のジェイソン・パトリック。アナの弁護を買って出る弁護士キャンベル・アレグザンダーを、アレック・ボールドウィンが務める。


アナは、ドナー提供をやめることで姉が死んでしまってもいいのか? 母親のサラはどこまで妹に無理を押し付ける権利があるのか? そもそも、ひとりの子供を助けるという目的のために別の子を生むことは、倫理的に許されるのか? あらゆる疑問を問いかけながら、映画は、死を目前にした家族を結ぶ,強い家族愛を描写していく。この映画で扱われている問題やシチュエーションは、皆が自分と結びつけて考えることができるもの。だから私たちは作品を観て、「私がこの場にいたらどうするだろう?」と考えずにはいられないのだ。そうして物語は、最も衝撃的で、最も優しい結末へとつながっていく ― 。

それぞれの想い、そのすべては大好きな家族のためだった ― 。絶対に泣かずにはいられない映画。でも、泣いた後には、何か温かいものが、確実に心の中に生まれる。そんな感動の名作が、この秋、ついに日本にやってくる!



 


【プロダクションノート】

◆全米が感動の涙に包まれた、空前のベストセラー待望の映画化!

ジョディ・ピコーによる原作「わたしのなかのあなた」は、2004年にアメリカで出版された大ベストセラー。重い病気を抱えた子供のために、家族がどんな犠牲や変化を強いられるのか。ひとりの子供の命を救うために、ドナーとして別の子供を生むことは、倫理にかなっているのか。あらゆる問題を提示するこの小説は、センセーションを巻き起こし、アナがなぜ訴訟という手段に出たのかが明らかになる驚きの結末も読者に大きな衝撃を与え、話題となった。

各メディアからの評価も非常に高く、People誌は、「美しく書かれたこの小説は、その衝撃のテーマで読者の心をつかむ。読んだ後は、ほかの人たちと論議したくなる」と絶賛。Boston Herald紙も、「タイムリーな、倫理にまつわるジレンマを、よく考え尽くされた共感できるキャラクタ−をもって語る本は、きわめて稀」と褒め讃えている。

ピコーは現在42歳。これまでに15冊の小説を出版しており、New York Times紙ベストセラーリストの常連だ。時事的かつ論議を呼ぶトピックを、感情的な要素たっぷりに、わかりやすく語っていくのが得意で、あのスティーヴン・キングにも「非常に優秀な作家で、かつ成功もしている人を挙げるなら、ジョディ・ピコーだろう」と言わせる実力派である。



◆斬新な設定、驚きの展開、髄に響くあたたかい結末

映画は、自分は姉のドナーとして生まれてきたというアナの衝撃のナレーションで始まる。ドナーとして子供を生むなどということができるのか、そしてそれは正しいことなのか、と観客は出だしからショックを受けるが、驚きはそこで止まらない。次の瞬間には、その娘が両親を提訴したいと、弁護士事務所を訪れるのである。

彼女は本気で親を憎んでいるのか? 手術を拒めば姉は死んでしまうのだと、アナは理解しているのか? 弁護士は、お金にならない彼女の弁護を、なぜ引き受けたのか? 前代未聞の訴訟に、判事はどのような判決をくだすのか? そんな間にも病状が悪化する姉の命は……? 次々に疑問が提示される目の離せない展開は、観客の関心を強烈に惹き付けてやまない。

しかし、シリアスなテーマが展開する一方で、カサヴェテス監督が創り出す作品の雰囲気や物語の進め方は、その真逆と言っても過言ではないほど、明るい演出に溢れている。エネルギーと臨場感、そしてなによりも満足感を得られる映画作りを心がけたと言うカサヴェテスの希望通り、切ないテーマが決してシリアスな描写になり過ぎないよう、笑顔に溢れた演出で、繊細に、優しいタッチで描かれている。それは、観るものの心に、必ずや温かい気持ちを残してくれるのだ。



◆語られるのは、家族全員の声

長女の看病に身をささげ、寄り添い戦う母。妻の一番の理解者であり、献身的に支え続ける父。そんな両親の愛を注がれる病気の長女。孤独を抱えながらも、家族を愛す兄。そして姉の生命線として生きる妹。「子供の死に直面した家族が、それにどう向き合っていくかにテーマを絞って撮りたいと思ったんだ」とカサヴェテス監督が語る通り、この映画は巧みな演出をもって、ひとつのストーリーを、それら家族全員の視点から語っていく。語り手が変わるたびに、見る側は新たな気持ちで登場人物に自分を重ね合わせ、涙を流さずにはいられなくなる。

大事な人を失う時、人は、それぞれに違った反応をする。でも、その困難の中で、家族はまた、お互いへの絆を強めもするのだ。フィッツジェラルド家が置かれた状況は、過酷で悲劇的。しかし、同じ状況を経験したことがなくても、ここで描かれる「家族」のありさまには誰もが共感できる。作品を観ている内に、“自分だったらどうするか”ということを自然と考えてしまうのだ。

意見の食い違いや、言い争いはあっても、一番奥深いところでは、お互いを愛している。この映画が与えてくれる大きな感動の源は、そんな、脚本が描き出す家族の絆という普遍的なテーマにある。



◆キャメロン・ディアス、初の母親役でリアリティを追及した演技

重病を患う娘のために、人生を捧げる母親役を演じるのに誰が一番ふさわしいかを考えた時、カサヴェテス監督は真っ先にキャメロン・ディアスを思いついたという。ディアス自身は独身で、子供もいない。だが「キャメロンは、どんな役でもこなせる女優。彼女でなければこの難しい役を観客に受け入れてもらえなかっただろう」とカサヴェテス監督は振り返る。「どの映画でも、自分とは違う人間になりきるのが女優の仕事。母親だというのも、そのひとつにすぎないわ」と語るディアスは、病気の子をもつ大勢の母親たちに会い、役作りに備えたという。「あの母親たちは、みんな戦士なの。何もせず、時間の流れに身を任せるようなことはしない。自分の子供と病気のことは徹底的に調べ上げ、何でも、誰よりも熟知している」と語る。撮影に際しディアスは、衣装やメイクに関してもリアリティを追及し、病気の娘のために闘う母親になりきるため、ほぼノーメイクのままでほとんどのシーンに挑んでいる。

次女アナ役に選ばれたのは、今、ハリウッドで引っ張りだこのアビゲイル・ブレスリン。『リトル・ミス・サンシャイン』で11歳にしてオスカーにノミネートされた天才子役とディアスが母娘を演じることが発表されるやいなや、話題を集めた。「脚本を初めて読んだとき、ママに向かって“この役を絶対にやらなきゃ”って言ったの。だって、すごく気に入ったから。この家族が大好き。だから、絶対に私がやらなきゃって思ったの」とブレスリンは熱く語る。母親役のディアスに関しても、「キャメロンは、セットで料理を作ってくれたりした。優しくて、素敵な人よ」と、彼女との共演に大満足だった様子。

さらに、『きみに読む物語』で世界を泣かせたカサヴェテス監督にとって、この作品は最もパーソナルなプロジェクト。自らも心臓病の娘を育ててきた父である彼は、過去に『ジョンQ ― 最後の決断 ― 』でも、子供の命のためにはどんなことでもする親の姿を描いている。自ら体験した人の視点で描かれているからこそ、この奥深く、壮大な物語が語れるのである。



◆人生は悲しい。だからこそ、人生は美しい

悲劇的なストーリーを、あくまで温かい態度で、ときにはユーモアをもって語っていくのがこの作品。だから切なさも倍増するのである。死と背中合わせにあっても、フィッツジェラルド家の人々は、今生きているその喜びを謳歌する。「最初のシーンから涙が出たわ。それは、嬉し泣きだったわ。たくさんの感情がこみあげてくる作品で、その力に圧倒された」と、初めて完成品を観た時のことをディアスは振り返る。「病気のことをジョークにしたり、家族みんなで海へ行ったり。彼らは、彼女が死ぬということだけをうじうじ考えて生きているわけではなく、今、生きているという事実を賞賛するの。そんな喜びの頂点にいる時、同時にほろ苦い悲しみも感じるでしょう。そんな、究極の感情が、この映画にはあるわ。」

何度か考え直されたという、原作とは違うエンディングにもまた、ビタースイートな悲しみと希望が、同時に存在する。さわやかに泣いた後は、生きていることへの感謝や、身近にいる人を愛することの大切さを、あらためて実感する。



 


【ストーリー】

もう姉のドナーにはならない。
両親に訴訟を起こしたアナ、11歳。
しかし、その決断にはある理由があった ― 。



◆「小さな頃、ママが言ってた。私は青空のかけら。
ママとパパがたくさん、たくさん愛情を注いだからこの世界に降ってきたんだって。
でも、あとになって、それがウソだってわかった ― 」


サラとブライアンの夫婦は、長男ジェシーと、長女ケイトとの4人家族で暮らしていた。 しかし、そんな家族の生活は、ある日、一変してしまう。2歳の娘のケイトが白血病に侵されていることがわかったのだ。両親に残された希望はただひとつ。ケイトの生命を救う、ドナーにぴったりの新たな子供を遺伝子操作でもうけること。そうやって、次女アナは“創られて”生まれてきた。

◆「姉が健康だったら、私は産まれていなかった?」

抜群の成功率を誇る弁護士キャンベル・アレグザンダーの事務所に、ある日、意外な客が訪れた。テレビのコマーシャルを見てアレグザンダーを知ったというその11歳の少女アナは、真剣な表情で、「両親を訴えたい」と言う。白血病の姉ケイトの治療のために、アナは、腎臓をひとつ提供することを要求されているというのだ。しかも、彼女にとって、これは初めてのことではない。これまでにアナは何度も姉のために手術台の上に乗ってきた。自分の体は自分で守りたい、とアナはアレグザンダーに告白をする。


◆「私が死ぬのはかまわない。でも、私の病気のせいで家族まで壊れてしまうのは、嫌」

アナの突然の提訴に、驚く両親。病気と闘いながらも幸せに暮らしてきたはずの家族。ケイトに生きて欲しい ― その想いは家族みんな同じだと信じて疑わなかったのに、突然、なぜアナが自分たちを訴えたのかが全く理解できない。アナは、姉が死んでしまってもいいというのだろうか? アナの気持ちを理解しようとする父親に反して、母親のサラは激怒してアナを叱り飛ばす。だが、アナの意思は固く変わらない。「自分の体のことは、自分で決めたいの」と。


◆「言っとくけど、あの子を死なせるつもりはないわ。絶対にね」

ケイトの病気と闘うために、母親のサラは弁護士のキャリアも、結婚生活も、人生の全てを犠牲にして今日まで戦ってきた。今、ケイトを死なせるわけにはいかない。ケイトには、生きてほしい。アナの身勝手と思える行動を理解できないサラは、裁判所へと自ら出向き、アナと戦うこととなった。


◆「姉には生き延びてほしい。でも、私はこの訴訟を続けなければいけない」

法廷での裁判が続くにつれ、アナの様子がどこかおかしいことに気が付くサラ。一体、アナは何を隠しているのか? 何故、アナは突然自分の役目を降りて、大好きな姉を見殺しにするような選択をしたのか? やがて事実が告げられたとき、アナの家族は衝撃の真実を耳にすることとなる ― 。
 


【キャスト&スタッフ】

■キャメロン・ディアス(サラ・フィッツジェラルド)

ケイトの命を救えるならば、
いかなる手段も取る覚悟を持つ。
ケイトの面倒を見るために弁護士としての
キャリアを捨てて家庭に入る。

1972年8月30日カリフォルニア州サンディエゴ生まれ。ドラマチックな役もコミカルな役もこなす女優として、高い評価を受けてきた。1995年『マスク』で映画デビュー。その後『ベスト・フレンズ・ウェディング』(1997)のヒットでスターの仲間入りを果たす。『メリーに首ったけ』(1999)『マルコヴィッチの穴』(2000)『バニラ・スカイ』(2001)『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)で計4回ゴールデン・グローブ賞にノミネート。2000年ドリュー・バリモア、ルーシー・リューとチームを組んだアクション映画『チャーリーズ・エンジェル』が大ヒット。その続編『チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル』(2003)にも出演している。アカデミー賞を受賞したメガヒットシリーズ『シュレック』(2001)で美しく勇ましいプリンセス、フィオナの声優を担当。続編『シュレック2』は2004年の全米興行成績ナンバー1映画となり、現在でも長編アニメのコメディ作品としては過去最高の興行収益を上げている。他にも『彼女は最高』(1997)『普通じゃない』(1998)『ベリー・バッド・ウェディング』(1998)『エニイ・ギブン・サンデー』(2000)『姉のいた夏、いない夏』(2001)『クリスティーナの好きなコト』(2003)『イン・ハー・シューズ』(2005)など様々な作品に出演している。最近ではアシュトン・カッチャーと共演したヒット・コメディ『ベガスの恋に勝つルール』(2008)で主演した。次回作は、リチャード・ケリー監督のスリラー『The Box(原題)』、共演者はジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラで2009年秋に全米公開。現在『シュレック4』の収録中で、こちらの作品は2010年に全米公開が予定されている。



■アビゲイル・ブレスリン(アナ・フィッツジェラルド)

姉ケイトの生命を救うドナーとして、
遺伝子操作によって産まれた。
姉のケイトと大の仲良し。
姉のために度重なる入院に
耐え抜いてきたが、
遂に重大な決断を下す。

1996年4月14日ニューヨーク生まれ。『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)で、美少女コンテストに優勝することだけを生きる目標とする少女を演じ、高い評価を受け、史上4番目の若さでアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。

それ以前には、M・ナイト・シャマラン監督作品『サイン』(2002)でメル・ギブソンと共演、ゲイリー・マーシャル監督作品『プリティ・ヘレン』(2004)では兄スペンサー・ブレスリン、ケイト・ハドソンと共演を果たしている。

最近では、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アーロン・エッカートと共演した『幸せのレシピ』(2007)、ジョディ・フォスターと共演した『幸せの1ページ』(2008)などに出演。今年全米公開のクリス・パイン、サミュエル・L・ジャクソン主演作品『Quantum Quest: A Cassini Space Odyssey(原題)』、ジョニー・デップの相手役を務めるゴア・ヴァービンスキー監督作品『Rango(原題)』、ウィレム・デフォー、クリス・クラインとの共演作品『The Wild Bunch(原題)』、実写ホラー・コメディ『Zombieland(原題)』など出演作が続く。



■アレック・ボールドウィン(キャンベル・アレグザンダー)

勝訴率91%のカリスマ的な手腕を誇る弁護士で、
アナの裁判を担当する。
常に愛犬のジャッジを連れている。


1958年4月3日ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。2003年インディペンデント作品『The Cooler(原題)』でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。『アビエイター』(2005)『ディパーテッド』(2007)で、マーティン・スコセッシ監督作品に2度出演し、ロバート・デ・ニーロ監督作品『グッド・シェパード』(2007)などにも出演。他にも『愛されちゃって、マフィア』<未>『ビートルジュース』(1988)『ワーキング・ガール』(1989)『レッド・オクトーバーを追え!』(1990)『キスへのプレリュード』(1992)『冷たい月を抱く女』(1994)『シャドー』(1994)『陪審員』(1996)など、数々の作品に出演している。また、大好評を博しているTVシリーズ「30 Rock(原題)」では、エミー賞のコメディ部門最優秀男優賞を受賞し、ゴールデン・グローブ賞でもTVドラマ部門のコメディ・ミュージカル部門において最優秀男優賞を2度受賞している。次回作は、ナンシー・マイヤーズ監督&脚本のロマンティック・コメディでメリル・ストリープ、スティーヴ・マーティンと共演。



■ジェイソン・パトリック(ブライアン・フィッツジェラルド)


姉ケイトの命を救おうと一生懸命なあまり、
時折まわりが見えなくなる妻を力強く支える。
しかし強い意志を持った妻を目の前に、
自身の無力感を覚え、物事に消極的になっている。
妹アナの良き理解者でもある。

1966年6月17日ニューヨーク・クイーンズ区生まれ。1987年コメディ・スリラー『ロストボーイ』で映画デビュー。その後、『アフター・ダーク』(1992)で批評家たちに注目を浴び、『RUSH/ラッシュ』<未>の好演で高い評価を得る。『ジェロニモ』(1994)ではジーン・ハックマン、ロバート・デュヴァルと共演し、『スリーパーズ』(1997)では、映画の原作となった小説の著者、ロレンツォ・“シェイクス”・カルカテラ役を演じた。最近ではポール・ハギス監督作品『告発のとき』(2008)にて、トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロンと共演している。その他『スピード2』(1997)などに出演。





■ソフィア・ヴァジリーヴァ(ケイト・フィッツジェラルド)


2歳の時に白血病に侵される。
妹のアナに頼りっぱなしだが、
世間一般の姉妹よりも
ずっと固い絆で結ばれている。

1992年10月22日ミネソタ州ミネアポリス生まれ。7歳でインターナショナル・モデル&タレント・アソシエーション(IMTA)のオーディションに出場し、“チャイルド・アクトレス・オブ・ザ・イヤー2000”を含む数々の賞を受賞。早速、TVシリーズ「CIA:ザ・エージェンシー」に出演。2003年には童話をTV映画化した「おてんばエロイーズ/キラキラ星のダンスパーティ」、「おてんばエロイーズ/わくわくクリスマス」でジュリー・アンドリュースと共演し、陽気なエロイーズ役の演技で、2004年のヤング・アーティスト・アワード、TV映画・ミニシリーズ・スペシャル部門、ベスト・パフォーマンス賞にノミネートされた。最近の出演作は、NBCのTVシリーズ「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」シーズン5。この作品では2006年ヤング・アーティスト・アワード、TVシリーズ/ドラマ部門、ベスト・パフォーマンス賞を受賞している。



■ヘザー・ウォールクィスト(ケリーおばさん)

サラの妹。ケイトの介護をするサラを
サポートするため、
家族の一員になっている。
サラの一生懸命さを理解しつつも、
周りが見えていないことを指摘する。

1977年5月23日アメリカ・オクラホマ州生まれ。過去にも『ジョンQ ― 最後の決断 ― 』(2002)『きみに読む物語』(2005)とニック・カサヴェテス監督作品に出演している。その他『チャーリー・シーンのミスター・グッド・アドバイス』<未>になどにも出演。また、乳がんへの意識を高めることを目的としたスーザン・G・コーメン乳がん財団や、貧困層のシングルマザーを支援する団体、Women's Care Cottageの活動にも積極的に関わっている。



■ジョーン・キューザック(デ・サルヴォ判事)

アナの訴訟を受け持つ判事。12歳の娘を
交通事故で亡くし、半年間休職していた。
アナから「姉が大好き」と聞き、
訴訟を起こしたことに疑問を持つ。

1962年10月11日ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。18歳の時『マイ・ボディガード』(1981)でデビュー。『ワーキング・ガール』(1989)でスタテン島からやってくる秘書をコミカルに演じ、アカデミー賞助演女優賞にノミネート。2度目は、『イン&アウト』(1998)でケヴィン・クラインに振られる花嫁を演じ、同じく助演女優賞にノミネートされた。TV作品としては、1985年から1年間「サタデー・ナイト・ライブ」にレギュラー出演。さらに、『プリティ・ブライド』(1999)では、アメリカン・コメディ・アワード映画部門最優秀助演女優賞、『トイ・ストーリー2』(2000)ではジェシーの吹き替えでアニー賞を受賞している。その他の出演作は『すてきな片想い』(1985)『セイ・エニシング』(1989)『アダムス・ファミリー2』(1993)『隣人は静かに笑う』(1999)『クレイドル・ウィル・ロック』(2000)など。最近では『お買い物中毒な私!』(2009)に出演している。



■トーマス・デッカー(テイラー・アンブローズ)

ケイトと同じ病気で
入院しているボーイフレンド。
ケイトはテイラーの存在により、
生きる活力を得る。

1987年12月28日ネヴァダ州ラスベガス生まれ。目下、名作ホラー『エルム街の悪夢』リメイク版を撮影中。TVシリーズでは「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」で、主役のジョン・コナーを演じている。このシリーズはシーズン1、2とも最高視聴率を記録。シーズン1についてはFOXのTVシリーズとして、過去7年で最高の視聴率となった。その他TVでは、ヒットシリーズ「HEROES/ヒーローズ」に出演の他、「ミクロキッズ」の3シーズンで主役を務めている。映画では『光る眼』(1995)で主要な役を演じるなど、5歳のときからTV、映画の両方でプロとして活躍してきた。それに加えて、様々なアニメ作品で吹き替えおよび歌を披露し、『リトルフット』(1998)シリーズでは主役のリトルフット、『アメリカ物語』(1998)の続編ではファイベル役を務めている。



■エヴァン・エリングソン(ジェシー・フィッツジェラルド)

ケイトより1歳年下。
ケイトが常に家族の中心なので、
自分は忘れ去られていると
疎外感を感じている。


1988年7月1日カルフォニア州生まれ。TVシリーズ「CSI:マイアミ6」において、主役ホレイショ・ケインの息子役を演じている。さらには、エミー賞受賞作品「24 TWENTY FOUR(シーズン、)」にて、キーファー・サザーランド演じるジャック・バウアーの息子、ジョシュ・バウアーを演じた。アカデミー賞を受賞したクリント・イーストウッド監督作品『硫黄島からの手紙』(2006)にも出演している。



■デヴィッド・ソーントン(ドクター・チャンス)

ブライアン&サラ夫妻に遺伝子操作による
ドナーの子供出産を提案する。
ケイト、そしてフイツジェラルド家を
ずっと見守る医師。

1953年6月12日アメリカ・サウスカロライナ州生まれ。ニック・カサヴェテス監督の全作品に出演している唯一の俳優。本作は7回目のコラボレーションとなる。ジョン・トラヴォルタ、ロバート・デュヴァル主演『シビル・アクション』(1999)における好演で高い評価を受けた。また、TVドラマにも多数出演しており、「LAW & ORDER:犯罪心理捜査班」では、オリジナル版「ロー&オーダー」で演じたライオネル・グランジャー役で度々登場している。私生活では歌手シンディ・ローパーと結婚している。



■ニック・カサヴェテス(監督・脚本)

1959年5月21日ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。ショーン・ペンとジョン・トラヴォルタが主演で、1997年カンヌ映画祭で唯一2つの賞を受賞した『シーズ・ソー・ラヴリー』で注目される。ニコラス・スパークスのベストセラー小説を映画化し、ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス、ジェームズ・ガーナー、ジーナ・ローランズが出演した『きみに読む物語』(2005)や、デンゼル・ワシントン主演の『ジョンQ ― 最後の決断 ― 』(2002)など数々の良作を世に送り出している。監督以前は、俳優としてのキャリアも持つ。映画監督の父、ジョン・カサヴェテスの作品に子役の頃から出演し、1996年に母ジーナ・ローランズを主演に据えた『ミルドレッド』(1996)で監督デビューして以来、監督業で評価を得ている。彼が追い求める映画とは、ストーリー性が高く、真実味にあふれ、誰もが共感を覚えるものでありながら、彼自身のインディペンデントなルーツに反しないという特徴を持つものである。最近、彼が監督・脚本を手掛けた作品は、実話に基づく骨太ドラマで、ブルース・ウィリス、ジャスティン・ティンバーレイク、エミール・ハーシュが出演した『アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン』<未>がある。


■ジョディ・ピコー(原作)

1966年ニューヨーク州ロングアイランドで生まれ育ったピコーは、プリンストン大学で文芸創作を学び、学生時代にSEVENTEEN誌で、短編2作を発表している。卒業後、職を転々とした後、ハーバード大学に入学し教育学の修士を目指した。世界的な人気作家であり、その著作はアメリカ、イギリス、オーストラリア、南アフリカにおいてナンバーワン・ベストセラーとなっている。彼女の出版作品は16冊で、その中にはニューヨークタイムズ・ベストセラーの「わたしのなかのあなた」、「すべては遠い幻」、「偽りをかさねて」、「Nineteen Minutes(原題)」、そして、初版100万冊で、ニューヨークタイムズ・ベストセラーリストに11週連続登場した「Change of Heart(原題)」がある。彼女の最新作「Handle With Care(原題)」もまた名作の誉れ高く、発売と同時にトップに踊り出ている。

ケリー・プレストンが主演を務めた『偽りをかさねて』の映画化作品は、2008年6月にプレミア上映された。また、「The Pact(原題)」、「Plain Truth(原題)」の2作品も、ライフタイムでTV映画化され、同ネットワーク最高視聴率を記録している。これまでにもイギリスの文学賞3つにノミネートされ、2003年にはニュー・イングランド・ブックセラー賞を受賞している。2007年にはDCコミック社に「ワンダー・ウーマン」の5作品を書いている。1940年代の創作以来、このシリーズを脚色した女性作家は、歴代2人目となった。



■ジェレミー・レヴェン(脚本)

カサヴェテス監督とは『きみに読む物語』に続きタッグを組んでいる。その他にもロバート・レッドフォード監督、ウィル・スミス、マット・デイモン出演の『バガー・ヴァンスの伝説』(2001)、ロブ・ライナー監督、ケイト・ハドソン主演『あなたにも書ける恋愛小説』(2004)などの作品で脚本を担当。マーロン・ブランド、ジョニー・デップ、フェイ・ダナウェイらが出演した『ドンファン』(1995)では脚本に加えて監督も担当している。次回作では、1911年にルーブル美術館のモナリザが盗難された事件に着想を得て、自ら脚本を書き上げた作品の監督をする予定になっている。


■マーク・ジョンソン(製作)

最近では『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』(2006)『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』(2008)を担当。1982年から1994年にわたりバリー・レヴィンソン監督のすべての映画をプロデュースし、1988年『レインマン』でアカデミー賞作品賞他4部門を受賞。『バグジー』(1991)では、2度目のアカデミー賞ノミネートを果たしている。現在、ヒット作『ナルニア国物語』シリーズの第3作となる『The Chronicles of Narnia: The Voyage of the Dawn Treade(原題)』、およびギレルモ・デル・トロと共同プロデュースする『地下室の魔物』の製作準備に取り掛かっている。


■キャレブ・デシャネル(撮影)

『ライトスタッフ』(1984)『ナチュラル』(1984)『グース』(1996)『パトリオット』(2000)『パッション』(2004)で、アカデミー賞に計5回ノミネートされている。『パトリオット』については、米・撮影者協会賞も受賞している。『ワイルド・ブラック/少年の黒い馬』(1980)における彼の映像の美しさは観る者に衝撃を与え、英国アカデミー賞にノミネートされた。その他の代表作には『あなたに降る夢』(1994)『アンナと王様』(2000)『メッセージ・イン・ア・ボトル』(1999)などがある。最近では『スパイダーウィックの謎』(2008)を撮影した。監督としても活躍し、短編映画『Trains(原題)』はベルリン映画祭で銀熊賞を受賞。彼はまたTVシリーズ「ツインピークス」「BONES −骨は語る−」の数話を監督している。


■ジョン・ハットマン(美術)

脚本家兼監督であるナンシー・マイヤーズと、『ハート・オブ・ウーマン』(2001)『恋愛適齢期』(2004)『ホリデイ』(2007)において3度コラボレートしており、現在はメリル・ストリープとアレック・ボールドウィンが出演する4つ目のプロジェクトに取り組んでいる。ローレンス・カスダン監督の『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』(1990)では、美術監督をつとめた。

その他ロバート・レッドフォード監督の『リバー・ランズ・スルー・イット』(1993)『クイズ・ショウ』(1995)『モンタナの風に抱かれて』(1998)、シドニー・ポラック監督の『ザ・インタープリター』(2005)などを担当している。



■アラン・ハイム(編集)

『オール・ザット・ジャズ』(1980)でアカデミー賞編集賞受賞。『ネットワーク』(1977)ではアカデミー賞編集賞ノミネート。ニック・カサヴェテス監督と仕事をしたのは『きみに読む物語』(2005)『アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン』<未>に続き3度目となる。その他メル・ブルックス監督の『プロデューサーズ』(1968)などでは音声編集を担当している。


■シェイ・カンリフ(衣装)

代表作には『二十日鼠と人間』(1992)『シティ・オブ・エンジェル』(1998)『ストーリー・オブ・ラブ』(2000)『イナフ』(2003)『あなたにも書ける恋愛小説』(2004)『幸せのポートレート』(2006)『ボーン・アルティメイタム』(2007)などがある。1999年にABCで放映されたロブ・マーシャル監督のミュージカル「アニー」でエミー賞にノミネートされ、衣装デザイナー組合賞を獲得した。最新作は『そんな彼なら捨てちゃえば?』(2009)。今年後半にはローランド・エメリッヒ監督のSFスリラー『2012』が控えている。


■アーロン・ジグマン(作曲)

アレサ・フランクリン、ナタリー・コール、オリータ・アダムス、フィル・コリンズ、ティナ・ターナー、クリスティーナ・アギレラ、などの人気アーティストたちのプロデューサーおよびアレンジャーとして活躍する一方、ニック・カサヴェテス監督とは『ジョンQ ― 最後の決断 ― 』(2002)『きみに読む物語』(2005)『アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン』<未>、そして本作の4度目のコラボレーションとなる。音楽が物語の重要な部分を占める『レッスン!』(2007)、ダンス映画『ステップ・アップ』(2007)なども担当。その他『テラビシアにかける橋』(2008)『噂のアゲメンに恋をした!』(2008)、そして大ヒット作『セックス・アンド・ザ・シティ』(2008)も担当した。