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『董夫人 レストア版』"THE ARCH(董夫人)" |
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1968年/香港/95分/監督:トン・シューシュン( T'ANG Shushuen 唐書オ )
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南カリフォルニア大学で学んだ女性監督・唐書オ(トン・シューシュン/セシリア・トン)の初監督作にして代表作。香港の既存の映画産業外で製作され、独立作品として公開された最初の映画でもある。17世紀の中国を舞台に、夫の死後も婚家に尽くしていた董(とう)夫人が、自宅に滞在する兵士への恋情と貞淑を重んじる道徳規範との間で引き裂かれる。1969年のカンヌ国際映画祭の第1回監督週間などで上映、 1971年の金馬奨で女優賞など4冠を受賞した。
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『ザ・システム レストア版』"THE SYSTEM(行規))" |
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1979年/香港/88分/監督:ピーター・ユン( Peter YUNG 翁維銓 )
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撮影監督として活躍し、インディペンデント映画の先駆者でもあった翁維銓(ピーター・ユン)の長編監督デビュー作。キン・フー作品の常連俳優・白鷹(パイ・イン)演じる麻薬取締捜査官が、様々な権謀術数を駆使して麻薬王の逮捕に挑む姿をスリリングに描く。ドキュメンタリー制作の経験を生かし、警察・ 情報提供者・麻薬密売人の複雑な関係性や攻防をリアルに描いた画期的な犯罪ドラマ。
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『愛殺 レストア版』"LOVE MASSACRE(愛殺))" |
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1981年/香港/91分/監督:パトリック・タム( Patrick TAM 譚家明 )
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ウォン・カーウァイ監督の『欲望の翼』などの編集でも知られる香港ニューウェーブ初期の代表的監督、譚家明(パトリック・タム)の鋭い才気が爆発するサイコスリラー。サンフランシスコを舞台に、失恋し た友人を助けようとした女子大生が思わぬ恐怖に巻き込まれる様を大胆な色彩設計で描く。ヒロインを演じるのはブリジット・リン(林青霞)。ウォン・カーウァイ作品に欠かせない才人ウィリアム・チョン(張 叔平)の美術監督デビュー作でもある。
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