『ホワット・ライズ・ビニース』WHAT LIES BENEATH


mainpicture 12月9日より日本劇場他全国東宝洋画系にて公開

2000年度作品/シネマスコープ/ドルビーSR、SRD、DTS、SDDS/上映時間:2時間10分/字幕スーパー翻訳:戸田奈津子/配給:20世紀FOX

◇監督:ロバート・ゼメキス ◇脚本:クラーク・グレッグ ◇ストーリー:サラ・ケノシャン、クラーク・グレッグ ◇製作総指揮:ジョーン・ブラッドショー、マーク・ジョンソン ◇製作:スティーブ・スターキー、ロバート・ゼメキス、ジャック・ラプケ ◇撮影:ドン・バージェスA.S.C. ◇音楽:アラン・シルヴェストリ ◇衣裳デザイナー:スージー・デサント ◇編集:アーサー・シュミット

◇キャスト:ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー、ダイアナ・スカーウィッド、ジョー・モートン、ジェームズ・レマー、ミランダ・オットー、アンバー・バレッタ



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【解説】

今シーズン、本当に絶叫する恐い映画ナンバー1はこれしかない!
あの『サイコ』のシャワー・シーンを超える凄まじい恐怖のバスタブ・シーン!

─ NEW YORK POST ─



ハリウッド最高のスター・ハリソン・フォードとミシェル・ファイファーが初めて共演する。それだけでも映画界の大事件だというのにメガホンをとったのは『フォレスト・ガンプ/一期一会』でオスカーを手にしたロバート・ゼメキス監督。この夢のような顔合わせで出来上がったのは最新テクノロジーとヒッチコック・タッチのスリラーが融合したスーパー・ナチュラル・スリラー。全編にサスペンスあふれるエキサイティングな作品だ。

ノーマン・スペンサー博士と元チェリストの妻クレアはヴァーモンドの美しい湖のほとりにある瀟酒な館に住んでいる。長年手塩にかけて育ててきた娘ケイトリンを大学に贈り出したクレアの心には、今、ぽっかり穴が空いていた。そんなとき、家の中で奇妙な出来事が起こり始める。風もないのに勝手に開くドア、突然電源が入って動き始めるコンピューターやラジオ。囁くような声が聞こえ、水には見知らぬ若い女性の顔が浮かんで見える…。科学者の夫にはどれも妻の妄想としか思えないが、クレアは夫婦喧嘩の絶えなかった隣家の妻が消えたことで想像を膨らませていく。やがて“幽霊”の正体が明らかになったとき、クレアは自分が1年前に起こした自殺未遂事件の記憶を取り戻していくのだった…。

ご存知のようにロバート・ゼメキス監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『ロジャー・ラビット』『永遠<とわ>に美しく…』のヒットメーカーにして。『フォレスト・ガンプ/一期一会』のアカデミー賞監督。
1998年スティーブ・スターキー、ジャック・ラプケとともに製作会社イメージ・ムーバースを設立し、その記念すべき第1弾として恐ろしくてミステリアスな映画を製作したいと考えた。しかもヒッチコックが生きていたら作るようなものを、今の時代の技術を駆使して。そして出来上がったのが、視覚効果の存在を全く意識させない、しかし最新鋭のテクノロジーなくしては映像化できない、スリリングなサスペンス映画だった。

映画で何よりも重要なポイントでサスペンスの中心になるのは、ノーマンとクレアのキャスティングである。ゼメキス監督は、当初からノーマンにはハリソン・フォードしかいないと考えていた。フォードもこの映画の現代的なプロジェクトや脚本が気に入ってすぐに出演をOK。優秀な学者の顔の下に隠された謎めいた人間の本性を垣間見せ、映画のミステリアスな雰囲気を高めている。一方、ミッシェル・ファイファーがスリラーに挑戦するのはこれが初めて。しかし彼女は、子供の頃から恐ろしい映画が大好きで、ゼメキスの大ファンでもあった。ナイーブなクレアというキャラクターも、彼女が演じると繊細さの中に内なる強さを秘めて、ぐっとリアリティを増してくる。
カメラの後ろ側には、長年にわたってゼメキスを支えてきたスタッフが再結集した。室内の鏡を効果的に使用し、カメラ・アングルを駆使してサスペンスとゾクゾクするような恐怖を作り上げた撮影監督はドン・バージェス。最初は夢のように美しかったノーマン宅が、しだいに邪悪な様相を帯びていく過程を見事にデザインしたプロダクション・デザイナーはリック・カーターとジム・ティーガーデンのチーム。おどろおどろしさと緊張感の交錯する深みのある音楽はアラン・シルヴェストリのスコア。彼らはみな『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞にノミネートされたゼメキス・ファミリー。これに同作と『ロジャー・ラビット』でオスカーを手にした編集の名手アーサー・シュミットが加わって、最強のメンバーとなった。また、視覚効果スーパーバイザーとして『タイタニック』のロバート・レガートが招かれ、“コンピューター技術は映画の物語を深めるためにある”という信念のもと、“風が吹くように自然な”視覚効果を実現させている。



 


【ストーリー】

彼は完璧な夫だった
たった一度の過ちを犯すまでは。


ヴァーモントの美しい湖のほとりに建つ瀟酒な家。クレア・スペンサー(ミシェル・ファイファー)は、研究者の夫ノーマン(ハリソン・フォード)とともに幸せに暮らしていた。ただひとつ彼女を悲しませているのは、娘のケイトリンがボストンの大学に旅立ってしまうこと。夫婦でケイトリンを大学の寮に送り届けた後、クレアは言いようのない孤独感に襲われ、涙を押さえることができなかった。
高名な数学者を父にもつノーマンは、デュポン研究所で遺伝学の教授として嘱望されているが、事あるたびに父と間違えられることに苛立っていた。この屋敷も父が建てたものだった。
クレアはジュリアード音楽院を出た優秀なチェロ奏者でカーネギー・ホールの舞台に立ったこともあったが、ノーマンと知り合って3カ月で結婚し、それ以来演奏活動をやめてしまった。彼女はこの数年間、ケイトリンにすべてのエネルギーを注いできた。しかし、これからはノーマンと二人だけの生活に戻るのだ。
クレアが寂しさを紛らすように庭の花の手入れに勤しんでいたある日、隣の庭から泣き声が聞こえてくる。それは数週間前にここに越してきた研究所の同僚フューアーの妻メアリー(ミランダ・オットー)だった。いつも夫婦ゲンカの絶えないフューアー家。クレアが心配して尋ねると、メアリーは夫ウォレン(ジェームズ・レマー)が恐ろしいと訴える。翌日、遅まきながら引っ越し祝いの花とワインを持ってフューアー家を訪ねるクレア。しかし、家に人影はなく、ポーチには血のついたサンダルがころがっている。その夜、寝つかれぬクレアはウォレンが暗闇に紛れるように車のトランクに大きな荷物を放り込むのを盗み見て、最悪の事態を想像した。





その日から、家の中で奇妙な出来事が起こり始めた。風もないのにひとりでに開くドア。突然コンピューターに電源が入り、ラジオからは大音量でロックが流れ出す。そして、囁くような声とバスタブの湯に映る女の顔…。クレアは幽霊が自分の助けを求めているのだと思った。そして、その幽霊はメアリーに違いないと。研究で忙しいノーマンの帰宅は毎日遅い。クレアは研究所まで行ってノーマンにフューアー家のことを話すが、彼はとりあおうとはしない。
しかたなくクレアは再びプレゼントをもって隣家を訪れた。何度もベルを鳴らした後、ようやくウォレンが現れ、迷惑そうな顔で応対するがメアリーは不在だと言う。彼女の身に何か起こったに違いない。クレアの心配はより明確な疑惑へと変わっていた。

ノーマンは、顔を合わせるたびにしつこく訴えるクレアの思い詰めた表情に、職場でフューアー夫婦のことを尋ねてみると約束する。その夜、ノーマンはクレアとともに友人との会食に出かけた。友人の連れは偶然にもクレアの学生時代の友人エレナだった。フューアー家のことで頭が一杯だったクレアは、演奏家として輝いていたころの自分を思い出して感慨にとらわれる。
家の中の心霊現象は続いていた。クレアはノーマンに言われて精神科医ドレイトン(ジョー・モートン)のもとを訪れ、女性の幽霊のことを打ち明けた。するとドレイトンは、その幽霊から事情を聞くように薦める。クレアはKマートで心霊盤を買うと、友人ジョディ(ダイアナ・スカーウィッド)を誘ってメアリーの霊を呼び出そうとする。ジョディは半信半疑だったが、しばらくして文字盤が動き出し、ロウソクが消える。それでもまだ信じられないジョディは、クレアが1年前に起こした車の事故のショックからいまだに立ち直れないのだと思って心配する。
翌日、幽霊がメアリーだと確信したクレアは、研究所を訪れるとウォレンをつかまえて詰門する。しかし、そこへメアリー本人が現れる。離婚しようとして実家に帰ったメアリーを説得するため、ウォレンが彼女の荷物をトランクに詰め込んで車で追いかけたというのが、あの夜クレアが目撃した出来事の真相だった。
しかしクレアの周りでは、不思議な現象がさらにエスカレートしていった…。



 


【キャスト&スタッフ】

■ハリソン・フォード(ノーマン・スペンサー)

シカゴ生まれ。ウィスコンシン州のリポン大学を卒業後、俳優を志してロスに移り住む。大工の仕事で生計を立てていた1973年、ジョージ・ルーカスの『アメリカン・グラフィティ』でチャンスをつかみ、翌年、フランシス・フォード・コッポラの『カンバセーション …盗聴』(1974)に出演した。1977年にルーカスが『スター・ウォーズ』の主役ハン・ソロに起用。これまでのすべての興行成績を塗り替えたこの作品は、彼に大スターの地位を与えた。続く『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(1980)、『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』(1983)の一方で、スティーブン・スピルバーグ監督の大ヒット作『レイダース/失われたアーク〈聖櫃〉』(1981)、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)にインディアナ・ジョーンズ役で出演。その地位を不動のものにした。1985年にはピーター・ウィアー監督の『監督ジョン・ブック/目撃者』でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞にノミネート。『モスキート・コースト』(1986)、『逃亡者』(1993)、『サブリナ』(1995)でもゴールデン・グローブ賞にノミネートされている。1994年には全米劇場主協会から今世紀のスターの称号を与えられ、2000年2月にはアメリカン・フィルム・インスティテュートからライフタイム・アチーブメント賞を授与された。そのほかの主な作品には『幸福の旅路』(1977)、『ナバロンの嵐』(1978)、『地獄の黙示録』(1979)、『ハノーバー・ストリート/哀愁の街かど』(1979)、『ブレードランナー』(1982)、『ワーキング・ガール』(1988)、『フランティック』(1988)、『推定無罪』(1990)、『心の旅』(1991)、『パトリオット・ゲーム』(1992)、『今そこにある危機』(1994)、『エアフォース・ワン』(1997)、『6デイズ/7ナイツ』(1998)、『ランダム・ハーツ』(1999)。


■ミシェル・ファイファー(クレア・スペンサー)

カリフォルニア生まれ。“The Hollywood Knights”で劇場映画デビューし、ブライアン・デ・パルマ監督の『スカーフェイス』(1983)で注目された。1988年の『危険な関係』と1989年の『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』で2年連続アカデミー賞の候補に。後者ではゴールデン・グローブ賞及び、ニューヨークとロサンゼルスの映画批評家協会賞を受賞した。そのほかの主な作品は『イーストウィックの魔女たち』(1987)、『テキーラ・サンライズ』(1989)、『ロシア・ハウス』(1990)、『恋のためらい/フランキーとジョニー』(1991)、ベルリン映画祭で女優賞を受賞しアカデミー賞にノミネートされた『ラブ・フィールド』(1992・V)、『バットマン・リターンズ』(1992)、『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』(1993)、『デンジェラス・マインド/卒業の日まで』(1995)、『アンカーウーマン』(1996)など。自らの製作会社ビア・ローザでプロジェクトを開発しており、『素晴らしき日』(1997)、ジェシカ・ラングとの共演作『シークレット/嵐の夜に』(1997)、トリーと・ウィリアムズ共演の『ディープエンド・オブ・オーシャン』(1999)などを送り出している。『プリンス・オブ・エジプト』(1998)では声優にも挑戦、『真夏の夜の夢』(1999)では妖精の女王タイタニアを演じた。


■ダイアナ・スカーウィッド(ジョディ)

ニューヨークのアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アートとペイス大学の舞台芸術プログラムを卒業したスカーウィッドは、優れた舞台女優として知られている。オフ・ブロードウェイやニューヨークのナショナル・コンサーバトリーのほか、ロスのマーク・テーパー・フォーラムやカナダの舞台にも立っている。劇場用映画では、『プリティ・ベビー』(1978)、『忍冬の花のように』(1980)、『シルクウッド』(1983)、『ランブルフィッシュ』(1983)、『サイコ3/怨霊の囁き』(1986)、『ヒート』(1987)、『マイ・フレンド・フォーエバー』(1995)、『ネオン・バイブル』(1995)などに出演。リチャード・ドナー監督の『サンフランシスコ物語』(1980)でアカデミー賞にノミネートされた。また、ジェームズ・ウッズと共演した“Dirty Pictures”をはじめとして数多くのテレビ映画に出演。ゲーリー・シニーズとの共演で、ベス・トルーマンを演じたHBOの映画『Truman』ではエミー賞にノミネートされた。


■ジョー・モートン(ドクター・ドレイトン)

一世を風靡したミュージカル「ヘアー」に出演してブロードウェイ・デビュー。その後ミュージカル「Raisin」でトニー賞とシアター・アワードにノミネートされた。オフ・ブロードウェイでは「The Heliotrope Bouquet」、「Crumbs From the Table of Joy」、「Fear Itself」の演出も手がけている。映画では、『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』(1984)を皮切りに、『希望の街』(1991)、『ターミネーター2』(1991)、『二十日鼠と人間』(1992)、『スピード』(1994)、『エグゼクティブ・デシジョン』(1996)、『ブルース・ブラザース2000』(1998)、『ノイズ』(1999)と、インディペンデント作品から大作まで数多く出演している。新作はベン・アフレック、グウィネス・パルトロウと共演した『Bounde』。ボクサー、モハメッド・アリの自伝をもとにしたテレビ映画「Ali」ではマルコムXに扮した。現在、脚本・監督を自ら務める自伝的な映画『Strangers』を準備中である。


■ジェームズ・レマー(ウォレン・フューアー)

これまで30本以上の映画に出演し、その中にはフランシス・フォード・コッポラ監督の『コットンクラブ』(1984)、ガス・ヴァン・サント監督の『ドラッグストア・カウボーイ』(1989)、ハーバート・ロス監督の『ボーイズ・オン・ザ・サイド』(1995)などがある。『ウォリアーズ』(1979)、『ロン・・ライダーズ』(1980)、『48時間』(1982)、『ワイルド・ビル』(1995・V)と、ウォルター・ヒル監督作品の常連としても知られる。ほかに『勇気あるもの』(1994)、リメイク版『サイコ』(1998)など。最新作は『Inferno』。またテレビでも活躍し、「Total Security」などのほか、現在はアネット・オトゥールの賞金稼ぎシリーズ「The Huntress」で主演を務めている。


■ミランダ・オットー(メアリー・フューアー)

オーストラリア出身。『女と女と井戸の中』(1997)、『In the Winter Dark』、『Daydream Believer』、『The Last Days of Chez Nous.』の演技でオーストラリア映画協会賞にノミネート。また、カンヌ映画祭でカメラ・ドール(新人賞)を受賞した『ラブ・セレナーデ』(1996)でオーストラリア映画批評家賞にノミネートされている。これまでに出演した主な映画は、戦場の夫をアメリカで待つ妻を演じて紅一点の『シン・レッド・ライン』(1998)、『Kin』『Dead Letter Office』『Doing Time For Patsy Cline』『True Love and Chaos』など。最近ではティム・ロビンス、パトリシア・アークエットと共演の『Human Nature』、イライジャ・ウッド、リヴ・タイラー、ケイト・ブランシェット共演の『Lord of the Rings』に出演している。


■アンバー・バレッタ(マディソン・エリザベス・フランク)

オクラホマ州タルサ出身。15歳の時にヨーロッパを旅して以来、世界のトップモデルの一人として活躍してきた。何百もの雑誌のカバーを飾り、現在はエリザベス・アーデンとヴェルサーチの広告のモデルを務めている。初めて出演した映画はダグラス・キーブ監督によるアイザック・ミズラヒのドキュメンタリー『アンジップト』(1995)。1999年のサンダンス映画祭で上映されたステイシー・コックラン監督の『Drop Back Ten』ではジェームズ・レグロスと共演している。最新作はニコラス・ケイジと共演したブレッド・ラトナー監督の『Family Man』。


■ロバート・ゼメキス(製作・監督)

『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)のアカデミー賞監督として知られる。ボブ・ゲイルと共同で脚本を書き、自ら監督したコメディ『抱きしめたい』(1978)と『ユーズド・カー』(1980)で注目され、同じくゲイルとの共同脚本による『バック・トゥー・ザ・フューチャー』(1985)が1985年の興行記録を樹立。ゴールデン・グローブ賞の脚本賞にもノミネートされた。その後、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2・3』(1989・1990/ともに監督・脚本)を送り出し、これらはハリウッドで最も成功を収めたシリーズの一つになった。ほかに、マイケル・ダグラス、キャスリーン・ターナー共演のロマンティック・アドベンチャー『ロマンシング・ストーン/秘宝の谷』(1984/監督)、メリル・ストリープ、ゴールディ・ホーン共演のコメディ『永遠〈とわ〉に美しく…』(1992)を発表。『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994/監督)ではアカデミー賞のほか、ゴールデン・グローブ賞とアメリカ映画監督協会賞の監督賞を受賞した。カール・セーガンの原作をジョディ・フォスター主演で映画化した『コンタクト』(1997/製作)も高く評価されている。脚本を担当した作品にはスピルバーグと協力関係のきっかけになった『1941』(1979)、脚本と製作総指揮を手がけた作品にウォルター・ヒル監督の『トレスパス』(1992)、製作した作品には『TATARI』(1999)などがある。1998年にスティーブ・スターキー、ジャック・ラプケとともに製作会社イメージ・ムーバーズを設立。本作は同社の初めての作品となった。この後も、『フォレスト・ガンプ/一期一会』のトム・ハンクスと再びコンビを君だ『Cast Away』が控えている。


■クラーク・グレッグ(脚本・ストーリー)

プロの俳優にして演出家。ニューヨークのアトランティック・シアター・カンパニーの創立メンバーの一人で、同劇団では美術監督を務めていた。俳優としてのデビュー作はデビッド・マメットがメガホンをとった『週末はマフィアと!』(1988・V)。続いて『アイ・ラブ・トラブル』(1994)、『今そこにある危機』(1994)、『ユージュアル・サスペクツ』(1995)、『マグノリア』(1999)などに出演。最近、『The Adventures of Sebastian Cole』の演技でインディペンデント・スピリット賞の助演男優賞にノミネートされた。この後はデビッド・マメットの『State and Main』、スティーブン・スピルバーグの『A.L.』が待機している。また舞台でも、ジェズ・バッターワースの「Mojo」、リンカーン・センターの「Boy's Life」、ブロードウェイの「ア・フュー・グッドメン」などに出演し、マメットの戯曲をリバイバルした「Edmond」、ケビン・ヒーランの「Distant Fires」を演出。「Distant Fires」ではドラマ・デスク賞、オビー賞、アウター・クリティックス・サークル賞にノミネートされ、L.A.ウィークリー賞で演出賞を含む3つの賞を獲得した。


■スティーブ・スターキー(製作)

ジョージ・ルーカスのもとで『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(1980)と『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』(1983)の編集アシスタントとしてキャリアをスタート。その後、スピルバーグのアンブリン・エンタテインメントでドキュメンタリー映画の編集を手がけ、テレビ・シリーズ「アメージング・ストーリー」のアソシエイト・プロデューサーとして働いた。スピルバーグ製作総指揮による『ロジャー・ラビット』(1988)でアシスタント・プロデューサーを務めたのが、ゼメキスとのコラボレーションの始まり。『バック・トゥー・ザ・フューチャー』3部作(1985・1989・1990)のアシスタント・プロデューサーを経て、『永遠〈とわ〉に美しく…』(1992)でプロデューサーに昇格。『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)でアカデミー賞を獲得し、『コンタクト』(1997)も手がけた。ほかに、ドラッグとアルコールの影響を検証したゼメキス監督によるテレビ用ドキュメンタリー「The Pursuit of Happiness」では製作総指揮を務め、「Noises Off」を二人で共同製作している。最新作はイメージ・ムーバーズで製作する『Cast Away』。


■ジャック・ラプケ(製作)

ニューヨーク大学映画学科卒業。1975年にロスに移住し、ウィリアム・モリス・エージェンシーを経てクリエイティブ・アーチスト・エージェンシー(CAA)に入社。17年間に及ぶ勤務のうち7年間は共同会長として映画部門を統括し、ロバート・ゼメキスのほかジェリー・ブラッカイマー、リドリー・スコット、ロン・ハワード、マイケル・マン、マーティン・ブレスト、マイケル・ベイ、テリー・ギリアム、クリス・コロンバスら有名なフィルム・メイカーをクライアントに持った。1998年にエージェント・ビジネスを離れてイメージ・ムーバーズを旗揚げ。本作と『Cast Away』が同社の初公開作になる。


■ジョーン・ブラッドショー(製作総指揮)

『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2・3』(1989・1990)でユニット・プロダクション・マネージャーを務め、『永遠〈とわ〉に美しく…』(1992)で共同プロデューサー、『コンタクト』(1997)ではエグゼクティブ・プロデューサーを務めた。新作『Cast Away』でもエグゼクティブ・プロデューサーを務めている。ほかにクリス・コロンバス監督の『ミセス・ダウト』(1993)、『ターミナル・ベロシティ』(1994)で共同プロデューサーとユニット・プロダクション・マネージャーを、コロンバスの『9か月』(1995)や、ミミ・レダー監督の『ディープ・インパクト』(1998)でエグゼクティブ・プロデューサーを務めた。


■マーク・ジョンソン(製作総指揮)

アイオワ大学で映画奨学金修士号を得た後、監督協会のトレーニング・プログラムに参加。製作アシスタントを皮切りに、『グリニッジ・ビレッジの青春』(1976)、『ブリンクス』(1978)、『アルカトラズからの脱出』(1979)、『メル・ブルックス 新サイコ』で脚本家の一人だったバリー・レビンソンと出会い、二人のコラボレーションが始まった。デビュー作『ダイナー』(1982)でエグゼクティブ・プロデューサーを務めて以来、『ナチュラル』(1984)、『ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎』(1985)、『ティンメン/事の起こりはキャデラック』(1987・V)『グッドモーニング・ベトナム』(1987)でプロデュースを務め、『レインマン』(1988)でアカデミー賞及びゴールデン・グローブ賞を獲得。その後も『わが心のボルチモア』(1990)、アカデミー賞ノミネート、ゴールデン・グローブ賞受賞の『バグジー』(1991)、『トイズ』(1992)、『ディスクロージャー』(1994)、そして新作『An Everlasting Piece』と、コンビを続けている。ほかに手がけた作品に『リトル・プリンス』(1981)、『KAFKA 迷宮の悪夢』(1991)、『パーフェクト・ワールド』(1993)、『フェイク』(1997)など。レビンソンとともに、ティム・ロビンスの監督デビュー作『ボブ・ロバーツ』(1992)や1990年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した『Journey of Hope』の配給も手がけている。


■ドン・バージェス、A.S.C.(撮影)

キャリアをスタートさせてすぐ、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2・3』(1989・1990)のセカンド・ユニット撮影監督としてゼメキスに出会い、アカデミー賞にノミネートされた。『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)のほか『コンタクト』(1997)、『Cast Away』でも一緒に仕事をしている。ほかに『ブラインド・フューリー』(1989)、『リッチー・リッチ』(1994)、ビリー・クリスタル監督・主演の『彼と彼女の第2章』(1995)など。テレビではゼメキスが監督したHBOシリーズ『Tales from the Crypt』の中の第1話「Yellow」でケーブルACE賞にノミネートされた。


■リック・カーター(プロダクション・デザイナー)

『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2・3』(1989・1990)でプロダクション・デザインを担当した後、『永遠〈とわ〉に美しく…』(1992)を経て、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)でアカデミー賞にノミネート。新作『Cast Away』でもゼメキスと組んでいる。ほかに手がけた作品はスピルバーグの大ヒット作『ジュラシック・パーク』(1993)、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)、奴隷制度にスポットを当てた歴史もの『アミスタッド』(1997)など。スピルバーグと知り合うきっかけとなったテレビ・シリーズ「アメージング・ストーリー」の42話のエピソードでは、マーティン・スコセッシ、ピーター・ハイムズ、クリント・イーストウッドら多くの優れた監督と仕事をした。


■ジム・ティーガーデン(プロダクション・デザイナー)

リック・カーターとチームを組んでゼメキスの『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2・3』(1989・1990)、『永遠〈とわ〉に美しく…』(1992)、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)、『Cast Away』、スピルバーグの『ジュラシック・パーク』(1997)、『アミスタッド』(1997)を手がけた。ほかに、プロダクション・デザイナーとしての仕事に『フリントストーン/モダン石器時代』(1994)、『インデペンデンス・デイ』(1996)が、セット・デザイナーとして携わった作品に『スター・ファイター』(1984)、『ベスト・キッド2』(1986)、『ミリィ/少年は空を飛んだ』(1986)、『誰かに見られてる』(1987)、『ツインズ』(1988)などがある。


■アーサー・シュミット(編集)

ゼメキスの『ロジャー・ラビット』(1988)と『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)で2度にわたってアカデミー賞を受賞。『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2・3』(1989・1990)、『永遠〈とわ〉に美しく…』(1992)、『コンタクト』(1997)、新作『Cast Away』でも編集を担当している。そのほかの作品に『マラソンマン』(1976)、『歌え!ロレッタ・愛のために』(1980)、『殺したい女』(1986)、『ラスト・オブ・モヒカン』(1992)、『アダムス・ファミリー2』(1993)、『バードケージ』(1996)、『パーフェクト・カップル』(1998)などがある。テレビ映画『The Jericho Mile』の仕事ではエミー賞とエディー賞を受賞した。


■アラン・シルヴェストリ(音楽)

ゼメキスの『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)の忘れがたいスコアでアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞にノミネート。ゼメキスとは『ロジャー・ラビット』(1988)、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2・3』(1989・1990)、『永遠〈とわ〉に美しく…』(1992)、『コンタクト』(1997)、新作『Cast Away』でも組んでいる。映画音楽家として業界で最も多忙な彼は、これまでに50本以上の作品を手がけてきた。『プレデター』(1987)、『アビス』(1989)、『ヤングガン2』(1990)、『ソープディッシュ』(1991)、『リコシェ』(1991)、『花嫁のパパ』(1991)、『ボディガード』(1992)、『ブローン・アウェイ/復讐の序曲』(1994)、『ラブリー・オールドメン』(1994)、『クイック&デッド』(1995)、『花嫁のパパ2』(1995)、『ボルケーノ』(1997)、『マウス・ハント』(1997)、『プラクティカル・マジック』(1998)のほか、最近では『レインディア・ゲーム』(1999)、『スチュアート・リトル』(2000)のスコアを手がけている。


■スージー・デサント(衣裳デザイナー)

これまで、『素晴らしき日』(1997)と『ディープエンド・オブ・オーシャン』(1999)でミシェル・ファイファーと仕事をしてきた。ゼメキスと組むのは今回が初めて。ほかに『デンジェラス・ウーマン/もう誰も殺せない』(1989)、マデリン・ストウ主演の『バッド・ガールズ』(1994)、『ベビー・シッターズ・クラブ』(1995・V)、サンドラ・ブロック主演の『微笑みをもう一度』(1998)、『鬼教師ミセス・ティングル』(1999)などを手がけている。最新作はサンドラ・ブロック、マイケル・ケイン共演の『Miss Congeniality』。


■ロバート・レガート(視覚効果スーパーバイザー)

ジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』(1997)でアカデミー賞を獲得。ロン・ハワード監督の『アポロ13』(1995)でも同賞にノミネートされたほか、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)や『アルマゲドン』(1998)で優れた仕事をしている。また、テレビ・シリーズ「スター・トレック:ネクスト・ジェネレーション」ではエミー賞を受賞。いくつかのエピソードの監督も手がけた。