1961年11月19日、米コネチカット州フェアフィールド生まれ。高校時代から演劇に熱中。ニューヨーク大学でジャーナリズムを専攻するかたわら、1981年の『ベストフレンズ』でデビューを飾った。人気TVシリーズ「As The World Turn」のレギュラーをつとめたのち、『トップガン』(1986)の準主役を獲得。これが評判を呼び、『インナースペース』(1987)のヒロインに抜擢された。以降、『D.O.A.』(1988)『プレシディオの男たち』(1988)などに出演。1989年、『恋人たちの予感』でゴールデン・グローブ賞の主演賞候補にあがり、トップスターの座についた。以来、愛くるしい笑顔の魅力で好感度女優NO.1の道をまっしぐら。『めぐり逢えたら』(1993)『シティ・オブ・エンジェル』(1998)『ユー・ガット・メール』(1998)などを次々とヒットに導き、「アメリカの恋人」「ロマンチック・コメディの女王」の名に恥じない活躍を見せている。『フレッシュ・アンド・ボーン』(1993)『恋の闇・愛の光』(1995)『戦火の勇気』(1996)など、実力派の演技が冴えるドラマチックな作品も多い。新作は、ヒュー・ジャックマン共演の『Kate & Leopold 2001』となる予定。
映画、テレビ、舞台で活躍し、幅広いキャリアを築いてきている。『サンフランシスコ物語』(1980)で映画デビューを果たし、さらに、ショーン・ペンが監督した2作『インディアン・ランナー』(1991)『クロッシング・ガード』(1995)や『Geroge B』に出演した。その他に、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)『Bait』(2000) 『グリーンマイル』(1999)『Crazy In Alabama』(1999)『交渉人』(1998)『コンタクト』(1997)『ボディ・バンク』(1996)『ロング・キス・グッドナイト』(1996)『ザ・ロック』(1996)『12モンキーズ』(1995)『危険な遊び』(1993)『逃亡者』(1990)『ゲッタウェイ』(1994)『Personal Foul』などの出演作品がある。
テレビでは、エミー賞受賞のアンサンブルドラマ『セント・エルスウェア』で演じた役でよく知られている。他のテレビ出演作には、『Big Wave Dave』『Murder : Live』『Prototype』『Shattered Vows』『スティーブン・キングのランゴリアーズ』『When Dreams Come True』『Six Against the Rock』『Cry in the Wind』『Tecumseh:The Last Warrior』『Diary of a City Priest』などがある。
舞台ではボストン・レパートリー劇団のメンバーとして、1971年から1977年の間に30作以上に出演し、ピュリツァー賞を受賞したポーラ・ヴォーゲルの劇作『How I Learned to Drive』の演技で数々の賞を受賞し、さらに、ロサンゼルス版『二十日鼠と人間』でも賞を受賞している。その他に、『Redwood Curtain』、『An Almost Holy Picture』などがある。
■パメラ・リード (ジャニス・グッドマン)
ドラマからコメディまで、さまざまなキャラクターを演じてきている。最初に観客に注目された『ロング・ライダーズ』(1980)で、それ以降、『メルヴィンとハワード』(1980)『病院狂時代』(1982)『タイトスタッフ』(1983)『The Best of Times』(1986)『Clan of The Cave Bear』(1986)といった映画に出演した。
その他の出演作には、『キャデラック・マン』(1990)『キンダガートン・コップ』(1990)『お葬式だよ 全員集合!』(1992)『ジュニア』(1994)『Santa Fe』『ビーン』(1997)などがある。つい先頃、インディペンデント作品『Standing On Fishes』の撮影を終えたところだ。テレビでは、『Tanner1988』の演技でケーブルエース賞主演女優賞に輝いた。その他に『Deadly Whispers』『Born Too Soon』『Caroline』『A Woman With A Past』『Heart of Steel』『I Want To Live』『Inmates』『The Man Next Door』『Hemingway』『Critical Choices』などがある。
ワシントン州タコマに生まれ、ワシントン大学で学士号を修得する。ニューヨークに移り、『Sustained Excellence in Performance in Theater』でオビー賞を受賞しただけでなく、オフブロードウェイで上演された『Getting Out』でドラマディスク賞も受賞した。ブロードウェイでは、『Fools』『The November People』『The Best Little Whorehouse in Texas』に出演した。
■デイビッド・カルーソー (ディーノ)
『NYPDブルー』でテレビ界に鳴り物入りでデビューしたことで、よく知られている。その他に映画でも記憶に残る役を演じてきている。そのなかには、『愛と青春の旅だち』(1982)の怯える海軍士官候補生、『チャイナ・ガール』(1987)の精神病質のギャング、『キング・オブ・ニューヨーク』(1990)の冷酷非情の殺人課刑事などがある。批評家から絶賛された『恋に落ちたら…』(1993)でロバート・デ・ニーロと共演して、バーベット・シュローダー監督に注目され、『死の接吻』(1991)の主役に抜擢されてニコラス・ケイジ、ヘレン・ハントと共演した。さらに、『ボティ・カウント』(1996)『Cold Around The Heart』『ジェイド』(1995)、『Gold Coast』などがある。
彼は昨年、CBSのシリーズ物『Michael Hayes』でテレビ界に戻り、その演技が高く評価された。さらに新しいところでは、TNT製作『Deadlocked』でチャールズ・ダットンと共演している。
ニューヨーク州クイーンズで生まれ育ち、現在は妻と娘とともにロサンゼルスに暮らす。