【キャスト&スタッフ】
■ヒュー・グラント(マイケル・フェルゲイト)
ヒュー・グラントは、劇場、テレビ、映画にと、様々な所で、数限りなく活躍している。この夏には、ジュリア・ロバートと共演し『ノッティングヒルの恋人』(1999)に主演。オリジナルの脚本は、『フォー・ウエディング』(1994)の仲間が、書き下ろし、製作し、監督は、ロジャー・ミッシェル。グラントは、この夏ニューヨークでウッディー・アレンの次の作品で ウッディ・アレン、トレーシー・ウルマン、ジョン・ロヴィズと共演する事になっている。『ミッキー・ブルー・アイズ』は、キャッスルロックエンターテイメントとの最初の仕事としてグラントとエリザベス・ハーレイが設立したシミアン フィルムの2作目の作品。第1作目は、『ボディーバンク』(1996)で、ヒューは ジーン・ハックマンと共演。1994年にグラントは、アンディ・マルダウエルと共演、マイク・ニューウェル監督の『フォー・ウエディング』(1994)での演技で国際的なスターの地位を獲得。この映画で、グラントは、ゴールデン・グローブ賞とイギリス・アカデミー賞を受賞。同年、クリスティン・スコット・トーマスと共に ローマン・ポランスキー監督の『赤い航路』(1992)に出演、ジョン・ダイガン監督の『泉のセイレーン』(1993)にも出演。
1982年、オックスフォード大学在学中に『Privileged』を製作し、初めて注目を浴びた。グラントが初めて国際的人気を呼び、ヴェネチア国際映画祭で男優賞を獲得したのは、マーチャント アイボリー プロダクションの『モーリス』(1987)に出演した1987年である。この映画は、この世紀の変わり目に同性愛に立ち向かう若い男についてのE.M.フォスターの物語。この後 次々と映画に出演している。アンソニー・ホプキンスと共演した『青い夜明け』(1988)、ケン・ラッセル監督の『白蛇伝説』(1988)、ジャンヌ・ホエイリー・キルマーと共演した『The Big Man』、ジェームス・ラヴィン監督の『即興曲 愛欲の旋律』(1990)のショパン役など。グラントは、1993年にジェームス・アイボリー監督と再会し、アンソニー・ホプキンス、エマ・トンプソンらと共演した『日の名残り』(1993)では、ジャーナリスト役として中心的な役を演じる。1995年には、グラントは、ジェーン・オースティンの小説のアカデミー賞 脚本賞を取った『いつか晴れた日に』(1995)のエドワード・フェラース役に。又、トム・アーノルド、ロビン・ウイリアムズと共演したクリス・コロンブスの『9か月』(1995)の中の神経質な父親役に。絶賛されたクリストファー・マンガー作、監督の『ウエールズの山』(1995)にも出演。マイク・ニューウエル監督のイギリスコメディー『恋する予感』(1994)、17世紀の軽快なテンポの物語、『恋の闇 愛の光』(1995)のカメオロールとし出演。 テレビには、BBCで「チェインジリング」「The Trial of Oz」、 ABCで、「Our Sons」 CBSで「Dangerous Love」「Till We Meet Again」に出演。ステージでは、マンチェスターの ロイヤル エクスチェンジ シアターでの「夜の来訪者」 ノッティンガム プレイハウスでのリチャード・ディグビー・デーと共演し「Lady Windermere's Fan」「ハムレット」「コリオラヌス」などに出演。その他にも、『白い炎の女』(1987)『Bengali Nights』『幻の城』(1988)にも出演。
■ジーン・トリプルホーン(ジーナ・ヴァイテール)
ジーン・トリプルホーンは、自分の父のマフィアと関わりを持たないように恋人マイケルに求める若い高校の先生ジーナを演じている。マイケル・ダグラス、シャロン・ストーンと共演した、ポール・バーホーベン監督の映画『氷の微笑』(1992)が、トリプルホーンの映画のデビュー作で、ハリウッドの最もダイナミックな女優としての地位を築いた。 最近では、グウィネス・パルトロウと共演したロマンチックドラマ『スライディング・ドア』(1997)に出演し、ピーター・バーグの監督デビュー作『ベリー・バッド・ウェディング』では、クリスチャン・スレーター、キャメロン・ディアスと共演している。 他には、、定評のあるカメラマン シンディ・シャーマンの監督デビュー作『オフィスキラー』、マシュー・ブロデリックと共演した『ロマンスに部屋貸します』(1993)、トム・クルーズと共演、シドニー・ポラック監督の『法律事務所』(1993)、ケビン・コスナーと共演した、ケビン・レイノルズ監督の『ウォーターワールド』(1995)、ロマンチックコメディー『ゴールド・レイダース』(1990)等がある。ステージでは、最近 チェーホフの“三人姉妹”の劇場版でのマーシャ(Masha)の役を、ブロードウェーのラウンドアバウトシアターで演じている。相手役は、アミー・アーヴィング、リリー・テイラー。他には、ジョン・パトリック・シャンレイの「The Big Funk」、バル・キルマーと共演した「Tis a Pity She's a Whore」がある。両方ともパブリックシアターで上演。テレビでは、ウイリアム・フォークナーの古典短編小説を基にした、CBSの人気テレビ映画 「Old man」にアリス・ハワードと出演している。オクラホマ州のタルサで生まれ育ち トリプルホーンはニューヨークに移り、ジュリアード演劇学校に通った。
■ジェームス・カーン(フランク・ヴァイテール)
ジェームス・カーンは、ジーナのマフィアの父フランク・ヴァイテールを演じ、マイケルが家族に加わる事を何よりも喜んでいる。ジェームス・カーンは、映画のどんな役でもこなす俳優の一人で、『ゴッドファーザー』(1972)のソニー・コルレオーネ役で、アカデミー賞候補となった事は良く知られ、『ブライアンソング 友情のタッチダウン』(1972)でフットボールスター、ブライアン・ピッカロを演じエミー賞候補となった事も知られている。最近では、アーノルド・シュワルツネッガー、バネッサ・ウイリアムズと共演したヒット作『イレイザー』(1992)に、又 ニール・ケイジ、サラ・ジェシカ・パーカーとの共演で『ハネムーン・イン・ベガス』に主演。ロブ・ライナー監督の高く評価され大好評だった作品で、スチーブン・キングの小説を基にしたサイコスリラー『ミザリー』(1990)に、又、ベット・ミドラーと共演した『フォー・ザ・ボーイズ』(1991)にも主演。ブロンクスで生まれ、ニューヨーク、クイーンズで育ち、早くから、父の肉屋の仕事の後を継ぎたくないと思っていた。経済を勉強し、フットボールをするために16歳でミシガン州立大学へ入った。法律を勉強するためにフォフストラ大学に移り、春休みにはスタンフォード・メイスナーのネイバーフッド プレイハウスの面接を受け合格。ウイン・ハンドマンと勉強をするためにスカラシップを取り、続いてその劇場でオーディションを受けた最初の4つの仕事を手にしようとした。 カーンは、ステージでは、1961年のオフブロードウェープロダクションの「La Ronde」に始まり、続いて、ブロードウェーの「Modingo」(つづり不明??)「Blood, Sweat, and Stanley Poole」にも出演。続いて、テレビでも、すぐさま活躍した。ゲストとして「裸の町」と「ルート66」に出、「幌馬車隊」「ベン・ケーシー」「コンバット」「アンタッチャブル」「ヒチコック劇場」には、レギュラーで出演。Lady in a Cage』で1964年、映画デビューをし、カーンは、『栄光の野郎ども』(1965)『レッドライン700』(1965)『エルドラド』(1966)『The Journey to Shiloh』『悪魔のくちづけ』(1967)に出演。 主な出演作品には、『シンデレラ・リバティ かぎりなき愛』(1973)『ファニー・レディ』(1974)『遠すぎた橋』(1977)『第2章』(1979)『ザ・クラッカー 真夜中のアウトロー』(1981)『Rabbit Run』『T.R.Baskin』『熱い賭け ザ・ギャンブラー』(1974)『Slither』『メル・ブルックのサイレント・ムービー』(1977)『ローラー・ボール』(1975)『キラー・エリート』(1976)『ニューヨーク一攫千金』(1976)『続 男と女』(1977)『カムズ・ア・ホースマン』(1978)『キスミー グッバイ』(1976)『友よ、風に抱かれて』(1987)『エイリアン・ネイション』(1988)がある。監督、主演作品には、好評を博した『Hide in Plain Sight』がある。 又、演劇では、メグ・ライアンとデニス・クエイドと共演した「フレッシュ・アンド・ホーン かわいた愛のゆくえ」と「The Program」がある。 HBOの映画「Poodle Spring」 でフィリップ・マーロー役を演じていた時の「Brain's Song」以来、初めて最近テレビに登場している。カーンは、ジャクイン・フェニックス、マーク・ウォールバーグ、シャーリズ・セロンと共演し、ミラマックス映画『The Yard』に主演。
■ケリー・マキン(監督)
監督ケリー・マキンは、生まれと育ちはカナダで、9歳でスーパーエイトコメディーの監督を始めた。トロントのライアーソン・インステチュートの映画学校に進み、1984年に数えきれない映画賞を獲得して卒業。マキンのプロ映画製作者としての仕事は、編集室のアシスタントとして始まり、直ぐに編集者となり、遂には、様々なテレビのコマーシャルとシリーズの監督となった。大きな転機がやってきたのは、1992年。HBO/CBSで人気を博していた、ローム・マイケルテレビシリーズ「Kids in the Hall」のエピソード6本の監督をするように頼まれた時だった。有名な喜劇団との彼の仕事は大成功で、最後の年まで、更に22本のエピソードを監督する事となった。この共同製作のお陰で、1996年に封切られたパラマウントの『The Kids in the Hall's Brain Candy』の監督としての、マキンの一番有名な映画が生まれた。最近、マキンはコマーシャルとロックビデオの監督をし、映画『Welcome to Africa』を共著。
■エリザベス・ハーレイ(プロデューサー)
エリザベス・ハーレイとヒュー・グラントは、キャッスル・ロック・エンターテイメントとの合意に基づきシミアンフィルムを設立した。ハーレイは、ヒュー・グラントとジーン・ハックマンの出演した処女作『ボディー・バンク』(1996)を製作、封切は1996年。シミアンフィルムは、幾つかのステージでのプロジェクトも持っている。女優とし、ハーレイは、最近、ロン・ホワードの新しいコメディー『エドTV』にマシュー・マコノヒーと出演、ジェフ・ダニエル、クリストファー・ロイドとともにディズニーの『My Favorite Martian』にも出演。ハリウッドの脚本家でヘロイン中毒のジェリー・シュタールの実話で、称賛を受けた『Permanent Midnight』に昨年末ベン・スティラーと出演している。ヒットコメディー『オースティンパワーズ』では、マイク・マイヤーズと共演し、続編『オースティンパワーズ デラックス』では、カメオロール(名優が演じる一場の端役)を演じている。ハーレイはロンドン スタジオセンターで演劇とダンスを学んだ後、最初は劇場で働いていた。そして,ブルーヌ・ベレスフォード監督の『アリア』(1987)で映画界にデビュー。「Rumpole of the Bailey」「Inspector Morse」の様なショーでテレビに出、その後スペイン映画『Remando al Viento』でヒュー・グラントと初めての主演映画に出演。 英国に戻り、故デニス・ポッター作のBBCのドラマシリーズ「Chistabel」のタイトルロールに選ばれる最初の幸運に恵まれた。ナチスドイツ時代にドイツ人と結婚したイギリス人クリスタベル・ベレンバーグの実話を基にしている。それから2、3年は、映画やテレビ映画に集中的に出演。「El Largo Invierno」では、ジーン・ロックフォードと、「Sharpe's Enemy」では、ショーン・ビーンと、「Act of Will」では、ピーター・コヨーテとそれぞれ共演し、「Beyond Bedlam」「The Orchid House」『侵入者2』(1994)にも出演。アメリカでは、『パッセンジャー57』(1992)にウエスリー・スナイプスと共演し、パラマウントのテレビ映画にも数本出演。つい最近、ハーレイはニコラス・ローグ監督のTNTの「サムソンとデリラ」でデニス・ホッパーを相手役にデリラを演じている。ダラル・ロード監督のアパルトヘイト後の南アフリカドラマ「Dangerous Ground」にも出演し、アイス・キューブが相手役を勤めている。演技と製作に加え、ハーレイは、世界中の宣伝キャンペーンでエステイ・ローターに扮している。
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