【解説】
全米に愛され7週連続トップ10入り!無線で現在と過去をつなぐ斬新なアイデア、息も止まらん緊張感、そして時空を超えた父と子の絆に涙する、まさに21世紀必見のSF感動作がついに日本上陸 !
オーロラの光は地球にふりそそぐ太陽エネルギーの強さを物語る。
約10年に一度、太陽はその活動の最盛期に、満点のオーロラと共に
不思議な現象を地上の我々にもたらすことがある。
その日、オーロラはひときわ強く輝いていた。
30年前のあの日のように…。
■オーロラがもたらす奇跡の物語
NYの空にオーロラが出現し、メッツのワールド・シリーズ出場にクイーンズ中の市民が熱狂した1969年10月。6歳のジョン・サリヴァンは幸せだった。頼もしい消防士の父、優しい看護婦の母。ジョンの周りには、いつも愛と笑い声があふれていた。だが、その夢のような日々は、父の殉死によって突然終わりを告げる。
それから30年、ジョンはずっと問い続けてきた。もしも父が生きていたら、自分の人生はどうなっていただろう、と。 父に車の運転を習い、カーブの投げ方を教わり、一緒に釣りに行くことが、どれほど素晴らしい思い出になっただろうか、と。ジョンにとって、それは永遠に手に入らないはずのものだった。NYの空に再びオーロラが輝いたその日、無線機の彼方から、若き父の声が聞こえてくるまでは…。
時空の裂け目でつながった過去と現在。無線を通じて交信を果たした父と子の絆をみつめた『オーロラの彼方へ』。全米で7週間にわたりトップ10圏内に残るスマッシュ・ヒットを飛ばしたこの作品は、無限の宇宙が作り上げた神秘的なシチュエーションのなかに、斬新なタイム・トラベルのアイデアと、ヒューマンな感動をたっぷりと織り込んだ至福のSFファンタジーだ。
■時を越える父と子の絆
過去は決して変えられず、死者は決して蘇えらない。我々の誰もが常識として信じるセオリーが、この映画では覆される。時空の裂け目を走り抜け、30年の時を隔てた父と子を結び合わせる無線の電波。それは、過去に戻れるものなら父の命を助けたいというジョンの願いを、1日後に死ぬ運命にあった父フランクの元へ運んで行く。ジョンのアドバイスに従って火災現場から無事生還し、未来の息子に命を与えられた喜びを噛み締めるフランク。父と共に過ごした思い出が、心のなかに新しく築かれていく嬉しさにひたるジョン。ふたりは電波を通して絆を深めあい、タイム・パラドックスから生じた予期せぬ事件にも二人三脚で立ち向かっていく。そんな彼らの愛の力、夢の力、信頼の力が、過去を変え、未来を変え、死さえも乗り越えていくドラマには、熱い共感を覚えずにいられない。親と子、人と人のつながりは、ときに永遠の輝きを帯びて生き続ける。それを素直に信じさせてくれるこの映画は、宇宙の神秘から生み出されたミレニアムの寓話として、見る者の胸にいつまでも消えない光を放ち続けるだろう。
■本物感あふれるキャスト、実力派スタッフ
仕事の場では人一倍勇敢な消防士であり、家庭にあっては人一倍愛情深い父親であるフランク。理想のヒーローの役柄に、誠実な男らしさを光らせるのは、『ワイアット・アープ』『エニイ・ギブン・サンデー』のデニス・クエイド。父譲りの責任感に燃える優秀な刑事の顔と、悲しみの影を宿した孤独な青年の顔を持つジョンの陰影に富むキャラクターに、ハマりきった好演を見せるのは、テレンス・マリック監督の『シン・レッド・ライン』で一躍脚光を浴びたジム・カヴィーゼル。「What If(もしもそうなったら?)のシチュエーションに真実味を与える素晴らしい演技」と、全米中の批評家から絶賛を浴びたふたりは、本物の親子であると心から信じられるバイブレーションを発揮し、映画の感動を確かなものにしている。共演陣も、『トゥルーマン・ショー』のノア・エメリッヒ、TV「殺人捜査課」でエミー賞に輝くアンドレ・ブラウワー、『Nurse Betty』で注目のエリザベス・ミッチェルと充実の顔ぶれ。また、6歳のジョンには、『ストーリー・オブ・ラブ』のダニエル・ヘンソンが扮し、愛らしい魅力をふりまいている。
本作でデビューを飾ったトビー・エメリッヒの脚本を、超一級のエンターテインメントにまとめあげたのは『真実の行方』『悪魔を憐れむ歌』のグレゴリー・ホブリット監督。火災シーンのパワフルなアクションや、殺人がらみのサスペンスに転じていくスリリングなストーリー・テリングで観客をグイグイひきつけながら、ヒューマン・ファンタジーの薫りを全編にあふれさせた演出は、もはや巨匠の領域だ。スタッフにも一流のメンバーが揃った。神秘性と温かなぬくもりが共存する映像を作り上げた撮影監督は、『シンプル・プラン』のアラー・キヴィロ。サリヴァン家の内装を通じてタイム・トラベルの妙味を醸し出したプロダクション・デザインは、ホブリット監督と組んだTVシリーズ「NYPDブルー」でエミー賞を受賞したポール・イーズ。歯切れのよい編集は、『真実の行方』 『ディープ・インパクト』のデーヴィッド・ローゼンブルーム。音楽は、『X-メン』『奇蹟の輝き』のマイケル・ケイメンと、『デトロイト・ロック・シティ』のJ・ピーター・ロビンソンが共同で手がけている。
【1969年のアメリカ】
戦後、世界の盟主として君臨し続けたアメリカ。だがベトナム戦争を契機として、その勢いにも翳りが見え始めていた。アポロの月面着陸に代表される文明の発達と、カウンターカルチャーが大きなうねりとして具現化した年。1969年は忘れがたい年であった。
<政治・社会>
●ニクソンがアメリカ大統領に。
●PLO議長にアラファト。
●中ソ武力衝突。
●アメリカのアポロ11号が人類初の月面着陸。
(7/20 アポロ11号の月着陸船「イーグル」が月面 “静かの海” に着陸。)
「一人の人間にとって、これは小さな一歩だが、人類にとって大きな飛躍だ。」ニール・アムストロング船長(39)
●北アイルランドで紛争、カトリックとプロテスタントの対立。
●ヴェトナムのホーチミン死去。
●戦略兵器制限交渉(SALT)始まる。
●日本で東大闘争。
<文化・風俗>
●ウッドストックフェスティバル開幕(6/15 ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ ジョプリンら当時を代表するミュージシャンが一同に介し、観客450万人を動員。)
●ザ・ビートルズ アルバム「アビー・ロード」発売
●映画「明日に向かって撃て!」
●映画「イージー・ライダー」
●映画「真夜中のカウボーイ」★アカデミー作品賞受賞
<スポーツ>
●MLB ニューヨーク メッツ初優勝
●NBA ボストン セルティックス2連覇
●NHL モントリオール カナディアンズ優勝
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