『ekiden 駅伝』
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11月18日より丸の内シャンゼリゼ他東映洋画系にてロードショー

2000年/日本/1時間55分/提供・配給:東映
◎『ekiden』製作委員会:電通、TBS、東映、デスティニー、エンジンネットワーク

◇監督:浜本正機 ◇脚本:遊川和彦 ◇原案:飯田健三郎 ◇製作:塩原徹、児玉守弘、黒澤清、安田匡裕 ◇企画:遠谷信幸、原田俊明、石井徹、藤本俊介 ◇プロデューサー:小滝祥平、千野毅彦、間瀬康宏 ◇撮影:栢野直樹(J.S.C.) ◇照明:長田達也 ◇録音:野中英敏 ◇美術:及川一 ◇装飾:松本良二 ◇編集:奥原好幸 ◇音楽:氷室マサユキ ◇監修:(財)日本陸上競技連盟

◇キャスト:伊藤高史、中村俊介、田中麗奈、別所哲也、小倉久寛、近藤芳正、羽場裕一、堀真樹、野波麻帆、永堀剛敏、寺脇康文、根津甚八





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【解説】

◆あなたは本当の自分の想いを、大切な人に伝えていますか

そこにゴールがあるから… 競い合うライバルがいるから… 結末がわからないから… 積み重ねてきた努力を試すために… 信じられる自分になるために… 約束の場所で待っている人がいるから… それぞれの理由で人は走り続ける。

駅伝には魔物が棲むといわれる。トラックではいい記録を残せないランナーがタスキを受け取ると信じられないスピードで走ったり、圧倒的な強さを誇るランナーが、突然路上にうずくまったり 誰も予測できない出来事がいとも簡単に起こってしまう。 「一人ではないこと」 駅伝というスポーツを貫くこの法則は、 時に奇蹟を生む力になり、時に悲劇を生む重圧になり、 個人競技では生まれ得ない感動のドラマを、いくつも生み出す。 だからこそ人々は、このシンプルなスポーツに魅せられるのだろう。





 


【ストーリー】

◆君が手渡してくれた、この炎は消えない。

受け取った約束の襷(たすき)は最後のゴールに向かった…。深江の襷(たすき)をかけ、大学駅伝の熱狂の中を走る岬壮介(伊藤高史)と早川義彦(中村俊介)。岬の走りは腕をぶんぶんと振り回す理想とはおよそかけ離れたフォームだが、駅伝のレースでは誰よりも早く走るのだった。
そして早川は対照的に流れるように美しいフォームで走る日本陸上界期待の星である。そして傍らにはいつも二人を温かく見守るマネージャー・矢木沢さおり(田中麗奈)がいた。大学卒業後、岬は、過去何度も全国駅伝を制覇したものの現在は駅伝部が廃部された造船会社に就職し、早川はオリンピックを目指してエリート事業団チームへと進む。会社で駅伝部の復活を皆に呼びかけはじめた岬のもとに、序々にメンバーが集まり、チームは障害を乗り越え、地区予選を勝ち抜いていく。
一方の、早川はオリンピックを目指して孤高の練習に励んでいた…。そして、オリンピック予選が近づいたある日、いつも一緒だった二人が別々のチームで走ることになる。だが、そこには誰もが予測しえなかった結末が待ち受けていた…。



 


【キャスト&スタッフ】

■伊藤高史(岬壮介)

1976年11月21日生まれ、宮城県出身。人気バラエティ番組「進め!電波少年」の大陸縦断ヒッチハイクで、一躍有名となる。帰国後は俳優業に本腰を入れ、「蘇る金狼」「きらきらひかる・2」などのTVドラマや舞台を中心に活動。本作で念願の映画初出演・初主演を果たす。


■中村俊介(早川義彦)

1975年2月16日生まれ。群馬県出身。雑誌「メンズクラブ」の読者モデルオーディションでグランプリを受賞。その後、CMや雑誌で幅広く活躍するかたわら、テレビドラマ「独身生活」「イマジン」などに出演。映画は1997年公開『時をかける少女』に次いで、2作目となる。


■田中麗奈(矢木沢さおり)

1980年5月22生まれ。福岡県出身。1998年、初出演にして初出演の映画『がんばっていきまっしょい』での演技が高く評価され、その年の主要映画新人賞を独占する。以降、『GTO』『はつ恋』に出演。映画女優として着実にステップ・アップを続ける。


■別所哲也(和田行)

1965年8月31日生まれ。静岡県出身。慶応大学在学中にミュージカル「ファンタスティックス」でデビュー。1990年には得意の英語を活かし、ハリウッド映画『クライシス2050』に出演を果たす。以降、舞台・テレビと精力的に活動の場を広げる。主な映画出演作は『パラサイト・イヴ』『メッセンジャー』など。


■小倉久寛(大森)

1954年10月26日生まれ。三重県出身。1979年、三宅裕司主宰の「スーパー・エキセントリック・シアター」の創立に参画。以降、映画・TVにも数多く出演。その親しみやすいキャラクターで、バラエティやドラマに欠かせない存在となる。主な映画出演作は『夢見通りの人々(主演)』『プロゴルファー織部金次郎2』など。


■近藤芳正(芦田)

1961年8月13日生まれ。愛知県出身。青年座研究所、劇団七曜日を経て、サンシャインボーイズの芝居に数多く出演。ユーモラスかつ個性的な演技で、幅広い世代に受け入れられている。主な映画出演作は『のど自慢』『ラヂオの時間』など。


■羽場裕一(八木)

1961年4月1日生まれ。長野県出身。1982年、劇団「夢の遊眠社」に入団。以来、舞台を中心に活躍するが、1993年からTBSドラマ「誰にも言えない」「ぽっかぽか」など映像の世界にも活動の場を広げる。主な映画出演作は『大夜逃 夜逃げ屋本舗3』『極道の妻たち 危険な賭け』など。


■掘真樹(村橋渉)

1974年5月1日生まれ。千葉県出身。高校在学中に映画『薄れゆく記憶の中で』のオーディションに見事合格し、主演デビューを果たす。以後、テレビドラマを中心に俳優として着実にキャリアを積む。他の映画出演作に『君を忘れない』がある。


■野波麻帆(川田宏美)

1980年5月13日生。東京都出身。1996年、第4回東宝シンデレラで3万4千人を超える応募者の中から見事グランプリを獲得し、『モスラ2』で映画デビュ−を果たす。1999年公開の映画『愛を乞うひと』では、迫真の演技が高く評価されアカデミ−賞助演女優賞・新人賞の2部門を受賞。


■永堀剛敏(横井)

1970年1月7日生まれ。埼玉県出身。倉本聰脚本「北の国から'87初恋」の出演者オ−ディションを突破し、映像デビュ−。1992年には大林宣彦監督『青春デンデケデケデケ』で映画初主演。岡下役を好演し高い評価を得る。本作は以来、8年ぶりの映画出演となる。


■根津甚八(繁村)

1947年12月1日生まれ。山梨県出身。1969年、「状況劇場」に入団。1979年に退団するまで、看板俳優として活躍。以後、『影武者』『乱』などの黒沢作品に出演。1982年に日本アカデミ−賞・優秀主演男優賞、1987年には同・優秀助演男優賞を受賞する。近年では『金融腐蝕列島 呪縛』中山役の好演が光る。


■浜本正機(監督)

1963年3月11日生まれ。鹿児島県出身。広島大学を中退後上京し、フリ−として活動。『ACRI』『らせん』『梟の城』など幅広いジャンルの作品で助監督を勤める。今回の『ekiden』が待望の初監督作品となる。