■世の中にはいろいろな情報が溢れています。その中から、本当に有益な
ものを選び出せるかどうかは自分次第。でも、往々にして、最近のメディア
が取り上げる話題や論調は似たり寄ったりで、選び出す以前に、目を背け
耳を塞ぎたくなるような気持ちになることが多いような気がします。
ぐらつくことのない自分自身のものの見方や価値観をしっかりと持ってい
ないと、いつの間にか、メディアが口を揃えて伝えていることが大勢の意
見である種の「事実」なのだと思えてきてしまったり……。一度そうなって
しまうと、それをきっぱりと覆すような事実に触れない限り、先入観を排除
することはとても難しくなってきてしまいます。
そのような意味で、先日公開された『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は、
彼のファンであると否とにかかわらず、是非とも多くの方に目撃していただ
きたい1本です。そこに存在している彼は、あなたがこれまでにメディアを
通じて受け取ってきた(あるいは、一歩進んで、それらの情報から類推して
(確かめる術もなく、または確かめようとはせずに)思い描いていた)彼とは、
明らかに異なっている確率が高いことでしょう。
さまざまな場面で、自らの五感や本能的な直感が最大限に活かされるべき
シーンが増えてきているような気がする今日この頃ですが、その際の指針に
なりそうなものやことを、たとえゆっくりとであっても、可能な限り誠実に
お伝えしていけるような自分であり続けたい。今の私は、そんなことを
思っています。
2009年11月9日 冴
●『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』(DVD)
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