『戦場でワルツを』/"WALTZ WITH BASHIR"


2009年11月28日よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開

2008年/イスラエル映画/90分/ヘブライ語、ドイツ語、英語/35mm/1:1.85/カラー/ドルビーデジタル/配給:ツイン、博報堂DYメディアパートナーズ/宣伝:クレストインターナショナル/提供:博報堂DYメディアパートナーズ、ツイン、ショウゲート/原題:WALTZ WITH BASHIR/日本語字幕:杉山緑/監修:川野晴司/(c)2008 Bridgit Folman Film Gang, Les Films D'ici, Razor Film Produktion, Arte France and Noga Communications-Channel 8. All rights reserved.

◇監督・脚本・製作:アリ・フォルマン ◇美術監督・イラストレーター:デイヴィッド・ポロンスキー ◇アニメーション監督:ヨニ・グッドマン ◇編集:ニリ・フェレー ◇視覚効果監修:ロイ・ニツァン ◇サウンドデザイン:アヴィヴ・アルデマ ◇音楽:マックス・リヒター ◇プロデューサー:セルジュ・ラルー、ヤエル・ナフリエリ、ゲルハルト・メイクスナー、ロマン・ポール

◇キャスト:ボアズ・レイン=バスキーラ、オーリ・シヴァン、ロニー・ダヤグ、カルミ・クナアン、シュムエル・フレンケル、ロン・ベン=イシャイ、ドロール・ハラジ、ザハヴァ・ソロモン博士



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アカデミー賞 外国語映画賞 ノミネート

全米脚本家組合賞 最優秀ドキュメンタリー脚本賞 受賞
ロンドン映画批評家協会賞 最優秀外国語映画賞 受賞
全米監督組合賞 最優秀ドキュメンタリー映画賞 受賞
放送映画批評家協会賞 最優秀外国語映画賞 受賞
全米映画批評家協会賞 最優秀作品賞 受賞
ゴールデン・グローブ賞 最優秀外国語映画賞 受賞
LA映画批評家協会賞 最優秀アニメーション作品賞 受賞
ヨーロッパ映画賞 最優秀音楽賞 受賞(マックス・リヒター)
ナショナル・ボード・オブ・レビュー 外国語映画トップ5
英国インディペンデント映画賞 最優秀外国語映画賞 受賞
東京フィルメックス 最優秀作品賞 受賞
カンヌ国際映画祭 コンペティション部門正式出品作品

英国アカデミー賞 外国語映画賞 ノミネート
英国アカデミー賞 アニメーション作品賞 ノミネート
アニー賞 長編アニメーション部門・脚本賞 ミネート
アニー賞 長編アニメーション部門・監督賞 ミネート
アニー賞 長編アニメーション部門・作品賞 ミネート
アニー賞 長編アニメーション部門・音楽賞 ミネート
シカゴ映画批評家協会賞 アニメーション作品賞 ノミネート
ヨーロッパ映画賞 作品賞 ノミネート
ヨーロッパ映画賞 監督賞 ノミネート(アリ・フォルマン)
ヨーロッパ映画賞 脚本賞 ノミネート(アリ・フォルマン)
放送映画批評家協会賞 長編アニメ賞 ノミネート
サテライト賞 アニメーション/ミックスメディア映画賞 ノミネート

ニューヨークポスト 2008年最優秀作品10本 ルー・レミック選
ASSOCIATED PRESS 2008年最優秀作品10本 CHRISTY LEMIRE選
ニューヨークマガジン 2008年最優秀作品10本 DAVID EDELSTEIN選
ワシントンポスト 2008年最優秀作品10本 ジョン・アンダーソン選
エンターテインメント・ウィークリー 2008年最優秀作品10本
 スティーブン・キング選



【解説】

2006年冬のバー。
旧友に呼び出された映画監督のアリは、
夜毎悩まされる悪夢のことを打ち明けられる。
これは、自分たちが従軍した
1982年レバノン侵攻の後遺症なのだろうか。
ふいにアリはあることに気付く。
自分には当時の記憶がまったくない ― 。
抜け落ちた記憶、自分自身の真実を見つけるため、
アリは世界中に散らばる戦友を取材しようと決意する。



2008年、カンヌ国際映画祭。『戦場でワルツを』の快進撃はここから始まった。コンペティション部門に出品され、アニメーションとドキュメンタリーを融合させた斬新な手法でカンヌを沸かせ、その年の全米映画批評家協会賞、ゴールデン・グローブ賞ほか23を超える各国の映画賞を総なめにした。特筆すべきは、アニメーションやドキュメンタリー部門というカテゴリーを越えて、作品賞としての受賞が多いことである。記憶に新しい、最有力候補との呼び声が高かった米国アカデミー賞外国語映画賞へのノミネート。輝かしい受賞歴を持ちながらも、その衝撃の強さで日本での興行は無理かもしれないといわれたこの話題作がいよいよ公開となる。


◆サブラ・シャティーラ大虐殺
そこで俺は何を見たのか?


1982年、イスラエル軍によるレバノン侵攻。サブラ・シャティーラ地区のパレスチナ難民キャンプで、大量虐殺が起こった。確かに当時19歳の自分は従軍していたはずなのに、その記憶がまったくない。

主人公であり監督でもあるアリ・フォルマン自身の実体験を元に、彼の抜け落ちた記憶を探る旅があぶり出していくのは、人間の深層心理、ひいては戦争の実態である。圧倒的なイマジネーションの波で、観る者は気が付く間もなく映画の世界に引き込まれていく。そして、徹底した個の視点からやがて浮き彫りになる壮大なテーマに直面した時、『戦場でワルツを』が世界を沸かせた真の力に気付くことになるだろう。

失われた記憶は蘇るのか? 今、私たちはアリと共に旅に出る。



◆記憶の旅。唯一無二の世界観

人間は、自己の心を崩壊から守るため、記憶を欠落させたり思いも寄らぬ姿に変容させたりする生き物だ。記憶の欠落や変容は、人間の深層心理がなせる技であり、また、それだけ凄まじい体験を味わった証しでもある。私たちは、ぽっかりと抜け落ちた24年前のアリの記憶を取り戻すべく、その戦友たちの記憶の窓から、そして断片的に甦るアリの記憶の窓から戦場を覗き続け、彼らの「主観」の世界を共に旅する。それはスリリングな旅である。そして、その世界とは、残虐と詩情、底なしの恐怖とユーモア、虚しさと高揚感など相反する感情が渦巻いたヒロイズムも栄光も不在の場所であり、同時に豊かな幻想の世界だ。

母性を象徴するような巨大な女の裸体がゆっくりと進みゆく海、ヤシの木のシルエットを浮かび上がらせる流星のような照明弾、敵中に進み出てワルツを踊るように機関銃を撃ち続ける兵士……。美と恐怖が溶け合い、幻想と現実が融合した世界がここにある。

だが一方、皮肉な真実もそこから見えてくる。己についての記憶はこんなにも想像力あふれる幻想に彩られるのに、"敵"に対しては同じ人間だという想像力を遮断して殺戮できてしまう、という戦争の哀しい真実が。だから、主人公の「主観」に寄り添ってきた私たちは、旅の果てで、逃れようのない「客観」が見せつける、凄まじい衝撃に打ちのめされることになる……。

記憶と現実が織りなすこの唯一無二の世界観を鮮やかに描き切ったのは、飛躍や変容の描写が自由なアニメーションの手法だ。さらに、このドキュメンタリーで戦友や臨床精神科医などの取材対象が語ろうとする本質が、ストレートに胸に届くのも、生身の人間の存在感に左右されぬ、シンプルなアニメーションだからこそ。つまり、本作は、アニメーションでなければ創れなかったドキュメンタリーであり、このドキュメンタリーなくしては生まれなかったアニメーションといえよう。



◆徹底した個の視点から浮き彫りにされる戦争の実態
絶望から浮かび上がる生命の尊厳


戦争に関わった者の罪悪感や痛みは、どんなに時が経っても消えることはない。主人公=アリ・フォルマン監督は、深層心理にまで及ぶ戦争の後遺症という傷を露にしながら、自己の真実を見つけてゆく静かな探求をし続けた。声高に怒りや反戦を叫ぶこととは最も遠いところにありながら、いや、だからこそ、徹底した個の視点から浮き彫りにされる戦争の実態は、より強烈に私たちの心を揺さぶる。人間は愚かかもしれない。けれども、過ちを振り返り、認める勇気も持ち合わせている。彼の探求の行為そのもの、そして本作を生み出したこと自体が、世界中で戦争が絶えない現代における人類の希望とはいえないだろうか?


◆世界を沸かせた傑作を生み出した才能

緻密な構成や卓越した表現方法によって、世界を唸らせたアリ・フォルマンは、数々のドキュメンタリー作品やSFファンタジー映画『セイント・クララ』(1996)でイスラエルアカデミー賞を受賞し、才能を高く評価されているイスラエルの監督である。

24年前の真実を求める渾身の一作である本作には、リサーチや取材から完成まで4年もの月日が費やされた。製作は、自らの脚本に従ってスタジオで実写撮影したビデオからストーリーボードを描き起こし、新たに2300枚のイラストを描いて、それをアニメーションに仕上げていくという斬新な方法で進められた。取材対象として登場する戦友など8人のうち6人は、本人自身がスタジオ撮影に応じ、映画には彼らの肉声が使われている。

加えて、本作が語るものを強調する音楽の力も忘れてはならない。銃撃戦とショパンのワルツというコントラストや、イギリスのミュージシャン、マックス・リヒター作曲による幻想を彩る静謐な弦楽曲などが、数々のシーンをより印象的にしている。リヒターは、本作でヨーロッパ映画賞最優秀音楽賞に輝いた。



 


【アリ・フォルマン監督インタビュー】

●この企画は、最初からアニメーション・ドキュメンタリーとしてスタートしたのですか?

ええ、実はそうなんです。『戦場でワルツを』は初めからずっとアニメーション・ドキュメンタリーとして進めてきました。数年にわたって基本アイディアを温めていた頃から、実写ビデオでは作りたくないと感じていたのです。実写だったらどうだったでしょうか? ある中年の男が、自らの、25年も前の暗い過去について取材をする様子を、当時の実録映像もないままに語っていたとしたら? ひどく退屈なものになっていたでしょう。これは、美しい画のアニメーションを使ってでなければ作れないと思ったのです。戦争とは非常に超現実的なものであり、記憶とはとてもトリッキーなものです。私はむしろ、腕のいいイラストレーターたちの力を借りて、記憶の旅を描いてみたい、そう思ったのです。


●ドキュメンタリーとアニメーション映画では、もともとどちらを作りたかったのですか?

アニメーション・ドキュメンタリーを作りたいという思いが常にありました。数多くのドキュメンタリーを手掛けた後になって私は、アニメーションの手法でドキュメンタリーを作る楽しみに目覚めたのです。テレビ・シリーズとして作ったドキュメンタリー『THE MATERIAL THAT LOVE IS MADE OF(愛の原材料)』で、実験を試みたのです。各エピソードの冒頭に、"愛の科学"を語る学者を3分間のアニメーションで登場させました。基本的なフラッシュ・アニメでしたが、仕上がりは素晴らしく、これなら長編のアニメーション・ドキュメンタリーは充分成立する、とわかったのです。


●本作で使われたアニメーションの手法について教えていただけますか?

『戦場でワルツを』では、まず90ページのスクリプトに基づいてビデオで実写撮影をしました。録音スタジオ内で撮影したものを90分のビデオ作品に編集した。それを画コンテに起こし、2300枚のイラストを描きおろしてそれからアニメにしました。

アニメーションのフォーマットは、我々のスタジオ"ブリジット・フォルマン・フィルム・ギャング"で、アニメーション監督のヨニ・グッドマンが発明したものです。フラッシュ・アニメ、古典アニメ、そして3Dの手法のコラボです。重要なのは、いかなる意味においてもこれはロトスコープ・アニメではないということ、すなわち実写のビデオ映像をなぞって描いたものではないということです。ビデオ映像をもとに、アート・ディレクターのデイヴィッド・ポロンスキーと彼の3人の助手の手によって一から描き上げられたものなのです。


●この映画は、あなたの実体験に基づくものですか?

まったく個人的な私の体験です。自分の記憶から人生のある重要な部分が欠落していると気付いた瞬間からの物語をそのまま辿っています。『戦場でワルツを』を作っていた4年の間に、私は精神的な大変動を経験しました。自分の過去のあまりに重いものに数多く出会いながら、並行してその時期に妻との間に3人の子供を世に生み出した。まるで息子たちのためにやったと感じるかもしれません。彼らが大きくなってこの映画を見たら、正しい決断をする手助けになるかもしれない。何があっても、何のためでも、戦争のどんな一端であっても担ってはいけないという決断を。


●『戦場でワルツを』を作ることはあなたの心の治療になりましたか?

トラウマを植えつけた記憶を辿ろうとすることは、長期間に亘る治療と同じです。私の治療には、『戦場でワルツを』ができるまでの時間をかけました。4年間です。まず発見された事柄からくる暗い憂鬱を経験した後は、それが、予想以上のペースで込み入ったアニメーションを仕上げてくれたチームのおかげで映画が仕上がっていく幸福感へと転化した。もし私がサイコセラピーの信者になるような輩であるならば、この映画が私の人格に奇跡をもたらした、と叫ぶでしょう。しかし自分の経験をもとに言えば、映画製作の部分はうまくいきましたが、治療の方はさっぱりですね。


●映画の中のインタビューはすべて実在の人物のものですか?

登場する9人のうち、7人のインタビューは実際の本人たちの肉声です。全員、録音スタジオで取材に応じてくれる姿を撮影しました。個人的な理由から、ボアズ(犬の夢を見た私の友人)とカルミ(オランダ在住の私の友人)はカメラで撮影されるのを拒んだので、2人は俳優が演じました。が、証言は本人たちのものです。


●あなたのほかにも、同じ体験をした人はいるのでしょうか?

もちろん。従軍したのは私ひとりではありませんよ。きっと、何千ものイスラエル帰還兵が戦争の記憶を自分の奥底に抑圧しているでしょう。一生思い出さない者もいるでしょうね、何もなかったかのように。しかし、いつなんどきそれが表出してくるかはわからないのです。どこで、どんな風に爆発するかは。それが PTSD(心的外傷後ストレス障害)というものです。


●サブラ・シャティーラの虐殺について、今はどう感じていますか?

常にそう思ってきたように、あれは、人類が人類に対して行う最悪の行為です。ひとつ言えるのは、あの虐殺はキリスト教のファランヘ党の民兵たちに完全に非があるということ。イスラエル兵たちは無関係です。イスラエル政府に非があるかどうかを知っているのはイスラエル政府だけでしょう。暴力的な報復があるということを事前に知らされていたのかどうなのか、知っていたのは彼らだけなのですから。


●戦争については?

「戦場でワルツを」をあるひとりの兵士の視点から作ってみて、私はひとつの結論に至りました。戦争は無意味です。信じられないことだ。アメリカ映画で見るようなものとはまるで違う。Glamや栄光などないのです。年若い者たちがどこかへ連れて行かれ、知りもしない相手を撃ち、知りもしない相手に撃たれる。そして家に帰って忘れようとする。忘れられる時もある。しかし、ほとんどの場合は忘れられやしないのです。





 


【キャスト&スタッフ】

■ボアズ・レイン=バスキーラ Boaz Rein Buskila
アリの友人。犬に追い立てられる悪夢を見る。


■オーリ・シヴァン Ori Sivan
アリの友人。映画監督/臨床精神科医。


■ロニー・ダヤグ Roni Dayg
戦車隊員。通称「スイマー」。


■カルミ・クナアン Carmi Cnaa'n
アリの友人。オランダ在住。


■シュムエル・フレンケル Shmuel Frenkel
パチョリ・オイル愛好家。


■ロン・ベン=イシャイ Ron Ben Yisahi
TVジャーナリスト。


■ドロール・ハラジ Dror Harazi
戦車隊員。元サブラ・シャティーラ地区担当。


■ソロモン博士 Prof. Zahava Solomon
PTSD専門家


■アリ・フォルマン(監督)

アリ・フォルマンは、1980年代半ばに徴兵を終えた後、夢でもあった世界一周バックパック旅行へと旅立った。しかし、わずか2週間後、たった2カ国を見ただけで、自分は旅向きの人間でないことに気付く。以降、東南アジアの小さなゲストハウスに腰を落ち着け、故郷の友人たちに宛てて「完璧な旅を満喫している」との手紙を書く日々に突入。一箇所に留まったまま想像上の"成果"を書きなぐる1年は、彼に、国に帰って映画の勉強をしようと決意させた。

卒業制作の『COMFORTABLY NUMB(気楽な無感覚状態)』(1991)は、第一次湾岸戦争の最中に、イラク軍のミサイルがひっきりなしに飛び交うテルアビブで、不安発作ギリギリの状態に追い込まれていた彼の親友たちを追った作品で、その滑稽かつ不合理な作風が評価されてイスラエル・アカデミー賞のドキュメンタリー部門で最優秀作品賞を受賞した。

1991年〜1996年の間には多くのTV用ドキュメンタリー特集を手掛け、主に占領地区についての作品を発表。1996年には、チェコの作家パヴェル・コホウトの「セイント・クララ」を映画化、初の長編劇映画の監督・脚本を務めた。『セイント・クララ』はイスラエル・アカデミー賞で監督賞と作品賞を含む7部門で最優秀賞を受賞後、ベルリン国際映画祭パノラマ部門のオープニング作品として上映され、観客賞を受賞。アメリカやヨーロッパなどで広く上映されて批評家の絶賛を浴びた。

その後、数々のドキュメンタリー作品で成功を収めたのち、2001年に2本目の長編劇映画『MADE IN ISRAEL』を発表。この作品は、世界唯一のナチ残党を追求する近未来ファンタジーに仕上がった。

その他にも、イスラエルのTVシリーズを次々に手掛け、各賞を受賞した『IN TREATMENT』はのちのHBOの同名シリーズのもととなった。

アリが初めてアニメーションに魅了されたのは、自身のシリーズ『THE MATERIAL THAT LOVE IS MADE OF(愛の原材料)』。各エピソードの冒頭に、科学者たちが愛の進化過程を説明する様子を5分間のドキュ=アニメで描いたのだ。その成功がきっかけとなり、『戦場でワルツを』の独特の手法を生み出すに至る。映画は実話のままに、監督の記憶と、その中の1980年代半ばのレバノン戦争についての欠落を辿っていく。アリは、「今回のようなイマジネーションとファンタジーが満載の探求の旅は、アニメーションで描くのがごく自然なことだった」と語っている。

フィルモグラフィー

1991 『COMFORTABLY NUMB』 (長編ドキュメンタリー) 監督・共同脚本
<イスラエル・アカデミー賞 最優秀作品賞・ドキュメンタリー部門受賞>

1996 『セイント・クララ』 脚本・共同監督
<イスラエル・アカデミー賞 作品賞、監督賞を含む7部門最優秀賞受賞>

2000〜2004『SATURDAYS & HOLIDAYS』 (TV作品)脚本
<イスラエル・アカデミー賞 最優秀作品賞・ドラマ部門受賞>

2001 『MADE IN ISRAEL』 監督・脚本
<イスラエル・アカデミー賞 最優秀撮影賞、最優秀音楽賞受賞>

2001 『THE THIRD EYE』(TV作品、ドキュメンタリー)監督・脚本

2004 『THE MATERIAL THAT LOVE IS MADE OF』(TV作品、ドキュメンタリー) 監督・脚本・製作
<イスラエル・アカデミー賞 最優秀作品賞・ドキュメンタリー部門受賞>

2005 『CHAPTER OF THE WEEK』(TV作品、ドラマ・シリーズ)脚本

2006 『IN TREATMENT』(TV作品、ドラマ・シリーズ)脚本

2008 『戦場でワルツを』監督・脚本・製作
<イスラエル・アカデミー賞 最優秀脚本賞・ドラマ部門受賞>