【キャスト&スタッフ】
■ブランドン・ラウス(カル=エル/クラーク・ケント/スーパーマン)
1979年10月9日、アイオワ州デモインに生まれる(デモインから160キロほど北上すると、TVの初代スーパーマン、ジョージ・リーブスの故郷ウールストックがある)。身長はおよそ1メートル90センチ。スポーツマンだった高校時代は水泳とサッカーに励むかたわら、高校演劇にも参加。その後、アイオワ大学を1年で中退し、俳優をめざしてハリウッドへ渡った。
1999年、米ABC放送のホームドラマ「Odd Man Out」で初の大役を得る。2000年のTVシリーズ「Gilmore Girls」を経て、米ABC放送の昼のドラマ「One Life to Live」でレギュラーを獲得し、2001〜2002年にかけてセス・アンダーソン役を務めた。このほか、米CBS放送の犯罪ドラマ「コールドケース迷宮事件簿」、米NBC放送のコメディ・シリーズ「ふたりは友達? ウィル&グレイス」、米フォックス放送「I☆ Love!オリバー」に顔を見せている。
今回は、ブライアン・シンガー監督の強い推薦を受けてスーパーマン役に大抜擢され、故クリストファー・リーブが演じた“鋼鉄の男”に代わるニューフェイスとして期待が集まっている。ワーナー・ブラザース映画では「スーパーマン」シリーズ再開に向けて10年がかりで本作の実現に取り組み、オーストラリア、アメリカ、カナダで大がかりなオーディションを実施。当時25歳だったラウスは原作のスーパーマンに顔立ちがよく似ていたこと、中西部の出身であったことなどから、アメリカン・ヒーローを演じるにふさわしいと判断され、シンガー監督に起用された。
■ケイト・ボスワース(ロイス・レイン)
アイドルから実力派へと成長した旬の女優。近年では、本作のケビン・スペイシーが監督・脚本・製作・主演を兼ねた『ビヨンド the シー/夢見るように歌えば』(2004)で、スペイシー扮するボビー・ダーリンの恋人サンドラ・ディーを好演した。
14歳のとき、ロバート・レッドフォード監督『モンタナの風に抱かれて』(1998)でスクリーンにデビュー。以来、ジェリー・ブラッカイマー製作、デンゼル・ワシントン共演『タイタンズを忘れない』(2000)、ロジャー・エイバリー監督『ルールズ・オブ・アトラクション』、ジョン・ストックウェル監督『ブルークラッシュ』(共に2002)、ヴァル・キルマー共演『ワンダーランド』(2003)、ロバート・ルケティック監督『アイドルとデートする方法』(2004/未)、リチャード・ギア共演『綴り字のシーズン』(2005)、TV初出演となったシリーズ「Young Americans」などに顔を見せている。
■ジェームズ・マーズデン(リチャード・ホワイト)
守備範囲の広さで知られ、ハリウッドでも異彩を放つ性格俳優。近年では、ブライアン・シンガー監督の『X-MEN』(2000)と『X-MEN2』(2003)、ブレット・ラトナー監督『X-MEN ファイナル ディシジョン』(2006)のスコット・サマーズ、サイクロプス役でおなじみ。マーベル社のコミックを原作にしたこのシリーズは、マーズデンほか、パトリック・スチュアート、レベッカ・ロミジン、ハル・ベリー、ファムケ・ヤンセン、アンナ・パキン、イアン・マッケランをメインキャストに迎え、世界的ヒットを記録している。ほかの出演作に、トニー・ピーチリーロ監督『The 24th Day』(2004)、ケイティ・ホームズ、ニック・スタール共演『洗脳』(1998/未)、デイビス・グッゲンハイム監督『ゴシップ』(2000/ケイト・ハドソン共演)、フランシス・マクドゥガル監督『クライムチアーズ』(2001/未/ミーナ・スバーリ、マーリー・シェルトン共演)、『アメージング・ハイウェイ60』(2002/未/ゲイリー・オールドマン、クリス・クーパー、アン=マーグレット、エイミー・スマート、クリストファー・ロイド共演)、ニック・カサベテス監督『きみに読む物語』(2004/レイチェル・マクアダムス、ジェイムズ・ガーナー、ジーナ・ローランズ、ジョーン・アレン、ライアン・ゴズリング共演)など。マーシャント・アイボリー監督の近作『Heights』(2004)ではグレン・クローズやエリザベス・バンクスと共演し、複雑な人間関係に悩む女性ジャーナリストのフィアンセに扮した。
TV俳優としては、エミー賞に輝く人気シリーズ「アリー・myラブ」の最終シーズンでグレン・フロイ役を演じて好評を博した。
本作に続いては、ケビン・リーマ監督『Enchanted』が控える。この作品は実写とCGアニメーションを合成したロマンチック・ストーリーで、共演にスーザン・サランドン、エイミー・アダムス、イディーナ・メンゼル、パトリック・デンプシーが予定されている。また、インディペンデント作品の『10th and Wolf』と『The Alibi』も公開待機中。前者では抗争事件に巻き込まれ、刑務所行きより兵役を選ぶマフィアに扮する。後者は不倫関係の男女にアリバイを売る男(スティーブ・クーガン)が主人公の物語。このなかでマーズデンは不倫旅行中に愛人を殺害してしまうウェンドール・ハッチ役を演じる。
現在は、妻と子供二人とともにロサンゼルスに在住。
■フランク・ランジェラ(ペリー・ホワイト)
映画、舞台、TVで半世紀近く活躍するベテラン俳優。受賞歴も豊富で、トニー賞2回、ドラマデスク賞5回、オビー賞3回、アウター・クリティックス・サークル賞2回、ドラマリーグ賞とナショナル・ボード・オブ・レビュー賞各1回に輝き、ゴールデングローブ賞で2度、エミー賞で1度ノミネートされた。
主な映画の出演作に、『Those Lips, Those Eyes』『The Twelve Chairs』、『わが愛は消えうせて』(1970)、『ドラキュラ』(1979)、『1492・コロンブス』(1992)、『デーヴ』(1993)、『ブラック・プロジェクト/アメリカを震撼させた男』(1994/未)、『ロリータ』(1997)、『TABOO タブー』(1998/未)、『ナインスゲート』(1999)、『グッドナイト&グッドラック』(2005)、2007年公開予定のアンドリュー・ワグナー監督『Starting Out in the Evening』など。
TVでは米HBO放送の「Unscripted」、米ショータイム放送「Monkey House」、米ABC放送「The Beast」、米PBS放送「The Seagull」と「Eccentricities of a Nightingale」ほか多数出演。ブロードウェイ作品では「Match」「Fortune's Fool」「The Father」「Present Laughter」「Amadeus」「Hurlyburly」「Passion」「Seascape」「Design for Living」「Sherlock's Last Case」「Dracula」「A Cry of Players」「Yerma」、オフブロードウェイ作品では「Cyrano」「After the Fall」「The Old Glory-Benito Cereno」「The White Devil」「The Prince of Homborg」「The Immoralist」「Booth」で好演。地方劇団の作品では、「Les Liaisons Dangereuses」「Ring Round the Moon」「The Devils」「A Man for All Seasons」「My Fair Lady」「The Tooth of Crime」「Scenes from an Execution」がある。
■エヴァ・マリー・セイント(マーサ・ケント)
マーロン・ブランドの相手役を務めたデビュー作『波止場』(1954)で早くも米アカデミー賞を受賞。その後も、『All Fall Down』『Loving』、『すてきな気持』(1956)、『夜を逃れて』『愛情の花咲く樹』(共に1957)、『北北西に進路を取れ』(1959)、『栄光への脱出』(1960)、『グラン・プリ』『アメリカ上陸作戦』(共に1966)、『レッド・ムーン』(1968)、『恋のじゃま者』(1986)、『サンタに化けたヒッチハイカーは、なぜ家をめざすのか?』(1998/未)、『永遠のアフリカ』(2000/未)などで名演を見せている。最近では、ヴィム・ヴェンダース監督『アメリカ、家族のいる風景』(2005)でサム・シェパードやジェシカ・ラングと、ウェイン・ワン監督『きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏』(2005/未)でジェフ・ダニエルズ、シシリー・タイソン、デイブ・マシューズと共演した。
ニューヨーク州デルマーに生まれ、教師をめざしてオハイオ州のボーリング・グリーン州立大学に進学。在学中に度胸だめしのつもりで出演した校内の演劇で主演女優賞を射止め、一転して女優を志すようになった。のちに、ボーリング・グリーン州立大学はマリー・セイントに名誉博士号を贈り、キャンパス内の劇場をエヴァ・マリー・セイント劇場と改名した。
大学卒業後はニューヨークへ出て、アメリカン・シアター・ウィングやリー・ストラスバーグ主宰のアクターズ・スタジオに入団して、演技の腕を磨く。TVの全盛期には数々のドラマや生番組に出演。「Philco Playhouse」で初のエミー賞にノミネートされ、ミュージカルの生番組「Our Town」(ソーントン・ワイルダー作/フランク・シナトラ、ポール・ニューマン共演)でエミリー役を演じて見事な歌声を披露し、2度目のエミー賞にノミネートされる。その後も、ホールマーク社提供の「Taxi」、ミニシリーズ「How the West Was Won」でエミー賞候補となり、ミニシリーズ「People Like Us」で念願の同賞に輝いた。このほかTVの出演作に、シビル・シェパードの母親に扮した「こちらブルームーン探偵社」、ミニシリーズ「ザ・タイタニック」、「ジョージ・C・スコット/パットン将軍最後の日々」「恐怖の航海/マキレ・ラウロ号事件」「君だけを見つめて……」「愛する人々」「疑惑」「Time To Say Goodbye?」「The Klooster Family Story」「Jackie's Back」「When Hell Was In Session」「Best Little Girl In The World」「Where's Jimmy」「Open House」「A Christmas to Remember」「Breaking Home Ties」など。また、ドキュメンタリー番組の「Primary Colors: The Story of Corita」と「Children in America’s School」では夫で監督のジェフリー・ヘイデンとともにプロデュースを担当。前者ではナレーターを務め、後者ではジャーナリストのビル・モイヤーズと共演した。
舞台女優としては、ブロードウェイ作品「バウンティフルへの旅」で演劇批評家協会賞とアウター・クリティックス・サークル賞を受賞。このときの名演がエリア・カザン監督の目に止まり、前出の『波止場』に起用された。このほか、ニューヨークで上演された「The Lincoln Mask」「Duet For One」をはじめ、全米各地の舞台に出演している。
■パーカー・ポージー(キティ・コワルスキー)
『ストーム』(1997/未)でサンダンス映画祭の特別審査員賞を受賞。レベッカ・ミラー監督『Personal Velocity: Three Portraits』でインディペンデント・スピリット賞に、シャーリー・マクレーン共演「Hell on Heels: The Battle of Mary Kay」(共に2002)でゴールデングローブ賞にノミネートされた。ほかの出演作に、リチャード・リンクレイター監督の『バッド・チューニング』(1993/未)と『Suburbia』(1996)、『Clockwatchers』(1997)、ノーラ・エフロン監督『ユー・ガット・メール』(1998)、ウェス・クレイブン監督『スクリーム3』(2000)、『アニバーサリーの夜に』(2001)等がある。また、ハル・ハートリー監督とは『愛・アマチュア』(1994)、『FLIRT/フラート』(1995)、新作『Fay Grim』で、クリストファー・ゲスト監督とは『Waiting For Guffman』(1996)、『ドッグ・ショウ!』(2000)、『みんなのうた』(2003)、新作『For Your Consideration』で組んでいる。次回作として、『The Oh in Ohio』が公開を控える。
舞台女優としては、ロサンゼルスで上演されたジョン・パトリック・シャンレー作「Four Dogs and a Bone」、ブロードウェイで上演されたエレイン・メイ作「Taller Than A Dwarf」に出演したほか、ランフォード・ウィルソン作「Fifth of July」でルシール・ローテル賞にノミネートされ、デイビッド・レイブ作「Hurlyburly」で同賞を受賞した。
■サム・ハンティントン(ジミー・オルセン)
ハリウッドの若手実力派俳優。9歳から地元ニューハンプシャー州の名門劇団ピーターバラ・プレイヤーズに所属し、舞台版「アラバマ物語」のジェム役を4シーズンにわたって務めた。
映画作品では、ティム・アレン/マーティン・ショート共演の『ジャングル2ジャングル』(1997)でミミ・シク役を、エドワード・ファーロング共演『デトロイト・ロック・シティ』(1999)でジャム役を好演。新作『Fanboys』(クリステン・ベル、クリス・マルケット、ダン・フォグラー、ジェイ・バルーチェル共演)では車のセールスマン、エリック役で出演。余命わずかな友人の最後の望み ─ 公開前の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』をジョージ・ルーカスの自宅兼映画工房スカイウォーカー・ランチで観ること ─ をかなえるべく、3人の友人と車で旅に出る役どころに扮している。ほかの出演作、『Not Another Teen Movie』(2001/オックス役)、トーマス・ヘイデン・チャーチ監督『Rolling Kansas』(2003/ディンカドゥー・マーフィー役)など。
■カル・ペン(スタンフォード)
ハリウッド期待の新進俳優。インディペンデント映画『Harold and Kumar Go to White Castle』のクマー役でMTVムービー・アワードにノミネートされた。本作に続いては、アクション大作『Crash Bandits』でジョン・マクティアナン監督やヘイデン・クリステンセンと組み、南アフリカでロケを行う予定だ。
ニュージャージー州出身。近隣のニューヨークへ演技修業に通い、ジョージ・ストリート・プレイハウス、アトランティック・シアター・カンパニー、ニュージャージー州立芸術学校、ルトガー大学サマー芸術学院に学ぶ。フリーホールド公立高校附属の演劇学校を卒業後、UCLAの演劇・映画・TV学校に進学し、在学中から映画やTVに出演した。
映画の主な出演作に、ジェイミー・ケネディ共演『お坊ちゃまはラッパー志望』(2003/未)、ジョン・レグイザモ/エリザベス・ペーニャ共演『スウェー★ニョ』(2005/未)、『マスク2』(2005)、ミラ・ネーア監督『The Namesake』(ピュリッツァー賞受賞作家ジュンパ・ラヒリ原作)、コメディ『Bachelor Party Vegas 』、マイク・ビンダー監督/ベン・アフレック共演『Man About Town』(いずれも2006)、アシュトン・カッチャー/アマンダ・ピート共演『A Lot Like Love』、ミミ・ロジャース/エリック・エイバリー共演『Dancing in Twilight』、リサ・レイ共演『Arrangement』(共に2005)、ニック・キャノン/クリスティーナ・ミラン/スティーブ・ハーベイ共演『Love Don't Cost a Thing』、数々の映画賞受賞作『American Made』(共に2003)、タージ役で出演の『Van Wilder』(2002/ライアン・レイノルズ、タラ・リード、ティム・マシソン共演)、異文化交流を描いたロマンチック・コメディ『American Desi』(2001)、トム・ヒューアン監督『Freshmen』(1999)など。
TVでは、「スピン・シティ」「バフィー〜恋する十字架〜」「サブリナ」「The Steve Harvey Show」ほか、エミー賞に輝く米HBO放送のTV映画「Express: Aisle to Glory」に顔を見せた。米ABC放送/タッチストーン制作「Brookfield」を経て、2001〜2002年では「NYPDブルー」「ER/緊急救命室」「CIA:ザ・エージェンシー」「Angel」等の人気シリーズにゲスト出演。また、バラエティー番組「サタデー・ナイト・ライブ」の放送作家3人(アンディ・サムバーグ、ジョルマ・タコーネ、アキバ・シェイファー)が主宰するロンリー・アイランドの作品にたびたび顔を見せている。
現在はニューヨーク市在住。
■ケビン・スペイシー(レックス・ルーサー)
中学時代から演劇に打ち込み、ジュリアード演劇院に学ぶ。ジョセフ・パップ率いるセントラル・パーク制作「ヘンリー四世 第一部」で初舞台を踏んだ。
映画俳優としては、ジョージ・スティーブンスJr.製作『七十年目の審判』(1988/未/ジャック・レモン共演)、ゲイリー・デイビッド・ゴールドバーグ監督『晩秋』(1989)、デイビッド・マメット原作『摩天楼を夢見て』(1992/アル・パチーノ、エド・ハリス、アレック・ボールドウィン共演)、殺人鬼ジョン・ドーを演じたデイビッド・フィンチャー監督『セブン』(1995)を経て、ブライアン・シンガー監督『ユージュアル・サスペクツ』(1995)とオスカー受賞作『アメリカン・ビューティー』(1999)で性格俳優としての地位を確立。両作で米アカデミー賞に輝き、後者では全米俳優協会賞と英アカデミー賞も受賞した。ほかの出演作に、バディ・アッカーマンに扮した『ザ・プロデューサー』(1995/ジョージ・ホアン監督)、『アル・パチーノのリチャードを探して』(1996)、『L.A.コンフィデンシャル』『真夜中のサバナ』(共に1997)、『交渉人』『キャスティング・ディクレター』(共に1998)、『シッピング・ニュース』『光の旅人/K-PAX』(共に2001)、『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』(2003)など。1996年のミラマックス作品『アルビノ・アリゲーター』では監督業にも進出し、マット・ディロン、ゲイリー・シニーズ、フェイ・ダナウェイ、ビゴ・モーテンセンをメインキャストに起用。最新監督作『ビヨンド the シー/夢見るように歌えば』(2004)では監督・製作・脚本・主演を兼ね、急逝した天才エンターテイナーのボビー・ダーリンに扮して、本作のケイト・ボスワースと初共演。この役でゴールデングローブ賞にノミネートされ、スペイシーが歌うサウンドトラックはグラミー賞候補にあがった。
TV作品では、犯罪ドラマシリーズ「ダーティ・ブル」の7話やTV映画「告発弁護人」で好演した。
舞台俳優としては、演出家ジョナサン・ミラーに抜擢されて、1986年のブロードウェイ作品「Long Day's Journey into Night」(ユージーン・オニール作、ジャック・レモン共演)に出演。不肖の息子ジェイミー・タイソン役で一躍注目を集め、ロンドンのヘイマーケット・シアターでも公演を行う。以降、ベン役を得た「National Anthems 」(ロングワーフ/オールド・ビクにて上演)、トレプロフ役を得た「かもめ」(ケネディ・センターにて上演) 、ポール役で出演したバリー・キーフ作「Barbarians」(ソーホー・レパートリーにて上演)、アソル・ヒューガード作「Playland」(マンハッタン・シアター・クラブにて上演)等で好演したほか、 ニール・サイモン作「ヨンカーズ物語」のルイーズおじさん役で1991年度トニー賞の助演男優賞に輝いた。
1997年にはトリガー・ストリート・プロダクションズを設立。翌年に、同プロダクション制作/ユージーン・オニール作「氷人来たる」(ハワード・デイビス演出)で久々に舞台に復帰する。同作は、ロンドンのアルメイダ・シアターからオールド・ビク・シアターを経て、ブロードウェイに上陸し、チケット完売の大ヒットを記録。このなかでヒッキー役に扮したスペイシーはトニー賞候補となり、イブニング・スタンダード賞とローレンス・オリビエ賞を受賞した。トリガー・プロダクションズではオフブロードウェイ作品「Cobb」(リー・ブレッシング作/ルシール・ローテル・シアターにて上演)ほか、映画作品もプロデュース。その主なものに、ドン・チードル/ライアン・ゴスリング共演『16歳の合衆国』(2002)、スラムダンス映画祭とアスペン・コメディ映画祭で受賞した『The Sasquatch Dumpling Gang』がある。また、同プロダクションのインディペンデント映画部門は、ボブ・バラバン監督『Bernard and Doris』(スーザン・サランドン、レイフ・ファインズ共演)、ティモシー・デイリー主演『Mr.Gibb』、コメディ・アドベンチャー『Fanboys』を製作。今夏にクランクインするロバート・ルケティック監督『21』は、ベン・メズリック著「ラス・ヴェガスをブッつぶせ!」を原作とし、ラスベガスでトランプ詐欺を働いて大儲けをした大学生たちの実話を描く。
2002年11月には、経営パートナーのデイナ・ブルーネッティと共同でウェブサイトのTriggerStreet.comを立ち上げ、新進の映像作家や脚本家を支援している。バドワイザーやリアル・ネットワークスをスポンサーに迎え、わずか3年間で登録ユーザーは15万人を突破。短編映画のコンペティションに入賞した上位10作品はトライベッカ、サンダンス、トロントなどの主要映画祭で上映されることが約束されている。
現在は、ロンドンのオールド・ビク劇団で芸術監督を務めている。同劇団ではこの1年半でイアン・マッケラン主演「Panto Aladdin」、デニス・マキンタイアー作「National Anthems」(メアリー・スチュアート・マスターソン主演/デイビッド・グリンドリー演出)、ジェリー・ザックス演出「フィラデルフィア物語」(ジェニファー・エイル主演)、トレバー・ナン演出「A Soldier's Tale」(英国とイラクの俳優、ミュージシャンが多数出演)、ロバート・アルトマン演出「Resurrection Blues」(アーサー・ミラー作/マキシミリア・シェル、マシュー・モディーン共演)を制作。スペイシーは芸術監督に加え、「Cloacaca」で演出も兼任。今年9月に幕を開ける「A Moon for the Misbegotten」(ユージーン・オニール作)では主演を務め、前出「氷人来たる」のハワード・デイビスや美術チームと再度組む予定だ。
■ブライアン・シンガー(監督/製作/ストーリー設定)
サンダンス映画祭でグランプリに輝いた『パブリック・アクセス』(1993)から、人気コミックを映画化したヒットシリーズ『X-MEN』(2000)と『X-MEN2』(2003)に至るまで、緻密なキャラクター描写と大胆なビジュアル・スタイルで評価を得てきた。
1994年に、映画/TV/ゲームソフトの制作会社バッド・ハット・ハリー・プロダクションズを設立。それ以降の監督作はすべてここで製作している。その第一回作品『ユージュアル・サスペクツ』(1995)はベニチオ・デル・トロ、ガブリエル・バーン、ケビン・ポラック、ケビン・スペイシーをメインキャストに迎え、英アカデミー賞の作品賞候補となり、米アカデミー賞の助演男優賞(ケビン・スペイシー)とオリジナル脚本賞(クリストファー・マッカリー)を受賞。続く『ゴールデンボーイ』(1998)ではスティーブン・キングの小説を原作とし、名優イアン・マッケランを主演に起用した。
2000年には、40年の歴史をもつ人気コミックを映画化した『X-MEN』(2000)を発表し、世界的なヒットに導く。同作はヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、アンナ・パキン、イアン・マッケラン、パトリック・スチュアート、ジェームズ・マーズデン、ファムケ・ヤンセン、レベッカ・ロミジンら豪華キャストを迎え、SFとアクション・アドベンチャーの要素をみごとに融合。コミックファンと映画ファンの両方をうならせた。その続編『X-MEN2』(2003)は映画史上初めて93の国と地域で同時公開され、1作目をしのぐヒットを記録。両作をあわせた興行収入は10億ドルを突破した。
TV作品では、医学界を舞台にしたドラマシリーズ「ハウス」で製作総指揮を務め、パイロット版では演出も担当。2004年から始まったこのシリーズは、2005年度エミー賞で主演男優賞(ヒュー・ローリー)、脚本賞(原案と製作総指揮を兼ねるデイビッド・ショア)を含む5部門を制覇。同年のゴールデングローブ賞でもTVシリーズ部門の最優秀男優賞を獲得した。このシリーズは現在でも高い視聴率をキープしており、第一、第二シーズンとも視聴率ランキングのトップ10入りを果たす。全米では毎週平均1900万人が視聴している計算で、最近では海外でも放映されている。このほかのTV作品に、2005年12月に放送されたサイファイ・チャンネルのミニシリーズ「The Triangle」、現在制作中の長編ドキュメンタリー「Look, Up in the Sky: The Amazing Story of Superman」がある。
■マイケル・ドアティー(脚本/ストーリー設定)
オハイオ州コロンブスに生まれ、ニューヨーク大学で映画を専攻する。ブライアン・シンガー監督『X-MEN2』(2003)でも本作のダン・ハリスと組んで脚本を担当した。同作はパトリック・スチュアート、ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、イアン・マッケランを主演に迎え、全世界で4億1500万ドルを超える興行成績を記録。ドアティーはダン・ハリスとともに、バラエティ誌の“注目の脚本家10人”にエントリーした。
本作に続いては、ベストセラー小説「I, Lucifer」の映画化作品(ダン・ハリス監督)で脚色を担当するほか、ブライアン・シンガー製作のホラー映画『Trick or Treat』で監督業にも進出する予定だ。
脚本家以外にもアニメーター、イラストレーターとして才能を発揮。担当したアニメーション作品はMTV、サイファイ・チャンネル、G4TV、スパイク&マイクのアニメーション映画祭で放映、上映され、イラストレーション作品はノーブルワークスのカードに採用されている。また、ブライアン・シンガーやダン・ハリスと共同で、本作や「X-MEN」シリーズの関連コミックを制作している。
現在はロサンゼルス在住。
■ダン・ハリス(脚本/ストーリー設定)
脚本家/監督として幅広いジャンルの作品を手がけている。
ペンシルベニア州出身。17歳のとき、制作アシスタントを務めていた撮影現場でウディ・アレンの投げたテニスボールに当たり、それ以来、映像作家になることをめざしてきたという。コロンビア大学在学中に短編映画『Urban Chaos Theory』を製作し、ノーダンス映画祭のグランプリを受賞。続いて発表した短編映画『The Killing of Candice Kline』は2002年度サンダンス映画祭に出品されて好評を博した。脚本も兼ねた初の長編監督作『Imaginary Heroes』(2004)ではほろ苦い青春ドラマを描き、シガニー・ウィーバー、ジェフ・ダニエルズ、エミール・ヒルシュ、ミシェル・ウィリアムズをメインキャストに起用。同作は第29回トロント国際映画祭で初上映され、ナショナル・ボード・オブ・レビューの絶賛を集めて、2005年冬に一般公開された。このときの脚本がブライアン・シンガーの目にとまり、弱冠22歳で『X-MEN2』(2003)の脚本家に抜擢された。
本業に加えて写真家としても活躍中。その作品はニューヨークの前衛的なファッションアート誌「ヴィジョネア」に二度掲載され、2005年の「バニティフェア」誌でもハリウッド・ポートフォリオ特集に取り上げられた。
■ジョン・ピーターズ(製作)
フロンティア精神と先見の明をもつ名プロデューサー。今回も、「スーパーマンの死」と題されたコミックをニューヨークでたまたま見かけたことから企画を思い立ち、10年がかりで映画化にこぎつけた。
イタリア/インド系アメリカ人としてカリフォルニア州サンフェルナンド・バレーに生まれ、ヘアスタイリストを経て映画界入りした異色の経歴をもつ。ハリウッド有数のヘアスタイリストとして活躍していたころ、人気絶頂だったバーブラ・ストライサンドと懇意になり、ストライサンドのマネージャーに転身する。1976年に、ストライサンドとクリス・クリストファーソン主演の『スター誕生』を製作。同作は1億ドルを超えるヒットとなり、主題歌賞(「スター誕生/愛のテーマ」)を含むオスカー4部門を制覇した。その後もストライサンドのアルバムをプロデュースするかたわら、スリラー映画『アイズ』(1978)やストライサンド主演『メーン・イベント』(1979)、カルト的人気を博した『ボールズ・ボールズ』(1980/チェビー・チェイス、ビル・マーレイ共演)などを放った。
1982年にプロデューサーのピーター・ガバーと共同で制作会社ガバー=ピーターズを設立。大ヒット作の『フラッシュダンス』(1983)をはじめ、『ミッシング』(1982)、『ビジョン・クエスト/青春の賭け』(1985)、『イーストウィックの魔女たち』(1987)といった娯楽作品から、『カラーパープル』(1985)、『愛は霧のかなたに』(1988)、『ア・フュー・グッドメン』(1992)等の社会派作品まで幅広く手がけ、『レインマン』(1988)では米アカデミー賞の作品賞を受賞した。それ以降も、「バットマン」シリーズ2作(1989、1992)で成功を収め、映画素材として「スパイダーマン」にもいち早く着目。「スパイダーマン」はのちに旧友のローラ・ジスキンが製作し、大ヒットシリーズとなった。こうしたピーターズとガバーの功績は一冊の本「Hit and Run」にまとまり、ハリウッドの伝説となっている。
1989年にソニーと合併したのを機に、ガバーと共同でコロムビア映画の代表に就任するが、まもなく独立してピーターズ・エンターテインメントを設立。『マネートレイン』(1995)、『ローズウッド』『元大統領危機一発/プレジデント・クライシス』(共に1996/未)、『ワイルド・ワイルド・ウエスト』(1999)等を放つ。ウィル・スミスをモハメド・アリ役に起用した『ALI アリ』(2001)は米アカデミー賞にノミネートされ、全米黒人地位向上協会などの人権擁護団体から数々の賞を受けた。
4人の子をもつピーターズは、自身のモットーである「不可能はない」を慈善活動の場でも実行。社会への恩返しとして、持ち前の奉仕の精神を発揮している。
■ギルバート・アドラー(製作)
脚本家/監督/製作者の顔をもち、受賞歴も豊富。製作総指揮を務めた主な映画作品に、『デーモン・ナイト』(1995/未)、『ボーデロ・オブ・ブラッド/血まみれの売春宿』(1995/未/兼脚本、監督)、『TATARI タタリ』(1999)、『13ゴースト』(2001)、『ゴーストシップ』(2002)、ベン・スティラー/オーウェン・ウィルソン共演『スタスキー&ハッチ』(2004)、キアヌ・リーブス主演『コンスタンティン』(2005)など。TV作品では近年のシリーズ「Fantasy Island」や「チャームド〜魔女3姉妹」で演出を、米HBO放送のTV映画「ザ・クリーナー」で製作を、同放送のシリーズ「クロニクル 倒錯科学研究所」で原案/製作/演出/脚本にあたった。また、ヒットシリーズ「新ハリウッド・ナイトメア(2)」では5年にわたって製作/演出/脚本を務め、数々のTV賞を獲得している。
■クリス・リー(製作総指揮)
ブライアン・シンガー作品では『ゴールデンボーイ』(1998)でも製作総指揮を務めた。
イエール大学の政治科学部を卒業。報道番組「グッドモーニング・アメリカ」を経て、ウェイン・ワン監督『Dim Sum』で助監督と編集アシスタントを兼ねる。その後、ロサンゼルスのトライスター映画に入社。脚本のリーディング係から映画制作部の代表にのぼりつめ、コロムビア映画でも同じ役職に就任した。当時の担当作に、オスカー受賞作の『ザ・エージェント』(1996)と『恋愛小説家』(1997)、『フィッシャー・キング』(1991)、『レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い』(1994)、『ベスト・フレンズ・ウェディング』(1997)、『マスク・オブ・ゾロ』(1998)、『パトリオット』(2000)など。プロデューサーとしては、CGアニメーションの『ファイナルファンタジー』(2001)、『バリスティック』(2002)、アクション大作『S.W.A.T』(2003)等を担当。次回作のコメディ・ドラマ『One Foot to Heaven』(英語題)では中国人監督のチェン・ダオミンと組む予定だ(『ヘブン・アンド・アース』(2003)、『カンフーハッスル』(2004)のフーヤイ・ブラザーズが配給)。このほか、TVのアニメーション・シリーズ「Heavy Gear」で製作総指揮を務め、ジャネット・ジャクソン、バックストリート・ボーイズ、フェイス・ヒル、エルトン・ジョン、デスティニーズ・チャイルド等のミュージックビデオでは製作を担当。
プロデュース業に加え、出身地のハワイでは地元のメディア産業の振興に貢献している。デジタル映像を専門とするアカデミー・オブ・クリエイティブ・メディア(ACM)学部をハワイ大学に新設し、映画/アニメーション/ゲームソフトのクリエーターをめざす環太平洋地域の学生に学びの場を提供。ACMではハワイにおける映像産業の発展と大衆文化のグローバル化に注目し、先端の映像技術の修得に力を入れている。また、ACMはデジタル・コンテンツ、ソフトウエア、インタラクテイブ・プログラムの制作会社をハワイへ召致する役目も果たしている。
アジア系アメリカ人のコミュニティ誌で“最も影響力のあるアジア系アメリカ人”のひとりに選出されたリーは、数々の団体で名誉職も歴任。アジア太平洋娯楽産業連合、全米アジア太平洋法務会議、ワシントンD.C.のCommittee of 100(環境保護団体)で委員や理事として活躍。また、ニューヨークの人権保護教育財団や、ロサンゼルスの演劇協会イースト・ウエスト・プレイヤーズから表彰を受け、ニューヨークのチャイニーズ・イン・アメリカ博物館よりロールモデル賞を受賞した。
■トマス・タル(製作総指揮)
レジェンダリー・ピクチャーズの会長兼CEO。同社はワーナー・ブラザースと5年契約を結び、25作品で提携している。その第一回作品として、2005年に『バットマン ビギンズ』を放った。本作に続いては、M・ナイト・シャマラン監督『レディ・イン・ザ・ウォーター』(今秋公開予定)、ローランド・エメリッヒ監督『10,000 B.C.』、スパイク・ジョーンズ監督『Where The Wild Things Are』が公開を控える。
ニューヨーク州エンドウェル出身。ノースカロライナ州に本社を置くメディアとテクノロジー専門の投資ファンドに入社し、1996年にレッド・ストーム・エンターテインメント(ベストセラー作家トム・クランシーの小説をゲーム化しているソフトメーカー)の創立に貢献した。以来、新興企業専門の投資マネージャーとして腕を奮い、レジャンダリー・ピクチャーズ創立時には、ABRYパートナーズ、アメリカ銀行、AGIダイレクト・インベストメンツなどの優良投資機関から資金を調達。その功績が高く評価され、投資の専門誌「IDD」より“2005年度エンターテインメント部門出資契約賞”が贈られた。その後、アメリカ東南部最大手のITファンド、インタラクティブ・テクノロジー・ファンドの代表を経て、コンベックス・グループの取締役社長に就任。同社はオンライン・サイトWebMDの生みの親ジェフ・アーノルドが立ち上げた持ち株会社で、メディア企業への投資を行っている。タルはコンベックス在籍中に数多くのM&Aを成功させ、コンテンツ制作会社How Stuff Worksとネット配信会社LidRock、FlexPlayの合併を実現。コンベックスが映画、音楽、ゲームソフトの分野に参入する足がかりを築いた。
■スコット・メドニック(製作総指揮)
レジェンダリー・ピクチャーズの国際マーケティング/配給部の代表。以前は、プロデューサーのピーター・ガバーが設立したマンダレー・ブランデッド・エンターテインメントで会長兼CEOを務めていた。マーケティングと通信技術の分野で25年にわたってエンターテインメント界をリード。マーケティングを担当した映画作品は200本を超える。その主なものに、『歌え!ロレッタ・愛のために』(1980)、『スパイナルタップ』(1984/未)、『ダーティ・ダンシング』(1987)、『ザ・エージェント』(1996)、『X-MEN』(2000)など。また、トム・クルーズ、アーノルド・シュワルツェネッガー、デンゼル・ワシントンら一流芸能人の代理人としても活躍した。
マサチューセッツ州ボストンに生まれ、グラフィック・デザインの学士号、応用心理学の修士号を取得。大学卒業後は広告デザイナーとして活躍し、広告業界誌「アドウィーク」の年間アート・ディレクター賞を受賞。当時の代表作4作品はアメリカ国会図書館に永久所蔵されている。その後、マーケティングと配信を請け負う代理店シンク・ニュー・アイデアズを設立し、インフォメーション・エイジ社の広告宣伝を担当。オラクル、コカ・コーラ、リーボック、クライスラー、ソニー、パイオニア、ディズニーなど一流企業のインタラクティブ広告を手がけた。シンク社は創業1年目にして「アドウィーク」誌とニューヨーク広告協会より、インタラクティブ広告代理店トップ10に選出され、上場1年半で株価は5倍に急騰した。
本業以外でも、サンタモニカ大学の理事など幅広い分野で活躍。クリントン政権時代は、大統領直属の作業部会(座長はヒラリー・クリントン)で青少年の健全な育成を支援する活動に参加。また、シュワルツェネッガーが運営するインナー・シティ・ゲームズ財団の理事を15年間務め、現在はシュワルツェネッガーが代表を務めるカリフォルニア・オールスターズの理事会に名を連ねている(いずれの団体も、スポーツを通じた青少年の育成を推進している)。さらに、アースデイ1990では評議員とデザイナーを兼任し、キャンペーンのロゴや広報資料の作成を担当。娯楽産業を通じて環境保護を呼びかけるECOの創立にも貢献した。
■ニュートン・トーマス・シーゲル, A.S.C.(撮影)
ブライアン・シンガー監督とは5度目の顔合わせになる。初めて組んだ『ユージュアル・サスペクツ』(1995)でインディペンデント・スピリット賞にノミネートされ、『ゴールデンボーイ』(1998)、『X-MEN』(2000)、『X-MEN2』(2003)でも撮影を手がけた。
ニューヨークのホイットニー美術館に専属の画家として勤務した後、短編映画の自主製作を経て、撮影監督に転身。主な映画の担当作に、『Foxfire』、『白馬の伝説』(1993)、『トリガー・エフェクト』(1996/未)、『ブラッド&ワイン』(1996)、『悪魔を憐れむ歌』(1997)、『ブロークダウン・パレス』『スリー・キングス』(共に1999)、『コンフェッション』(2002)、『ブラザーズ・グリム』(2005)など。近年では、短編映画『The Big Empty』で脚本家/監督のリサ・チャンと共同で脚本を執筆し、監督も兼任。アリソン・スミスの小説を原作にしたこの作品は25あまりの映画祭で上映され、USA映画祭のグランプリを獲得した。ドキュメンタリーでは、オスカー受賞作『Witness to War: Dr.Charlie Clements』や同候補作『El Salvador, Another Vietnam』などで撮影を手がけている。
TV作品では、パメラ・イエーツ演出のドキュメンタリー「When The Mountains Tremble」、スティーブン・ボチコー演出「Cop Rock」、人気シリーズ「ワンダー・イヤーズ」、TV映画「沈黙の裁き」、レイ・リオッタ主演のTV映画「チェーン・オブ・ファイア」、ブライアン・シンガー製作総指揮のヒットシリーズ「ハウス」の第一シーズンなどを担当し、エドガー・シュレック演出「Home Fires」でケーブルエース賞に輝いた。
■ガイ・ヘンドリックス・ディアス(美術)
ロンドンのロイヤル美術大学で修士号を取得。チェルシー芸術デザイン学校では建築とインテリアデザインを学んだ。東京で産業デザイナーとして身を起こし、ソニーの創業者、盛田昭夫のもとでソニー製品のデザインを手がける。その作品展がSFX工房ILMのスタッフの目にとまり、クリエイティブ・スタッフとしてカリフォルニアのILMに招かれた。
『X-MEN2』(2003)で美術デザイナーとしてデビューして以来、ブライアン・シンガー監督と組むのは今度で4回目。近年では、テリー・ギリアム監督『ブラザーズ・グリム』(2005)で時代とロマンを感じさせるセットをデザインし、『エリザベス』(1998)の続編にあたる『The Golden Age』(シェカール・カプール監督、ケイト・ブランシェット主演)では16世紀のイギリスを再現した。このほか、『ザ・セル』(2000)でアート・ディレクターのアシスタントを務め、『バニラ・スカイ』(2001)、ティム・バートン監督『PLANET OF THE APES 猿の惑星』(2001)、『マトリックス リローデッド』(2003)でコンセプト・デザインを手がけた。
■ジョン・オットマン(編集/音楽)
ブライアン・シンガー監督とは過去に5作品で組んでいる。初のコラボレーションとなった1988年の短編映画『Lion's Den』ではシンガーと共同で脚本にあたり、編集も兼任した。以降、シンガー作品では『パブリック・アクセス』(1993)、『ユージュアル・サスペクツ』(1995)、『ゴールデンボーイ』(1998)、『X-MEN2』(2003)で編集と音楽を担当。『ユージュアル〜』で英アカデミー賞の編集賞と全米映画編集者協会賞にノミネートされ、サターン賞の音楽賞を受賞。『X-MEN2』ではBMI映画音楽賞に輝き、サターン賞の音楽賞にノミネートされた。
ほかの担当作に、『ケーブル・ガイ』(1996)、『迷宮のレンブラント』(1997)、『ハロウィンH20』『U.M.A. レイク・プラシッド』(共に1998)、『バブル・ボーイ』(2001)、『コール』『スパイダーパニック!』(共に2002)、『ゴシカ』(2003)、『セルラー』(2004)、『蝋人形の館』『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』(いずれも2005)がある。また、『ルール2』(2000)で音楽/編集/監督の三役を兼ね、近作『キスキス, バンバン』(2005)ではサターン賞の音楽賞に再度ノミネートされた。TV作品では米HBO放送のTV映画「チェーン・オブ・ファイア」ほか、1998〜1999年にオンエアされたシリーズ「Fantasy Island」のパイロット版でサターン賞の音楽賞候補にあがった。
■エリオット・グレイアム(編集)
ニューヨーク大学のティッシュ芸術大学院で映画と史学を学ぶ。ブライアン・シンガー監督とは、医学界を舞台にしたTVシリーズ「ハウス」のパイロット版や『X-MEN2』(2003)でも組んだ。ほかに、スティーブン・ノリントン監督『クレイジー・ワールド』(2001/未)、ビル・パクストン監督『グレイテスト・ゲーム』(2005/未)に加え、マイケル・ジャクソン、ブリトニー・スピアーズのミュージックビデオも手がけている。
■ルイーズ・ミンゲンバック(衣装)
ブライアン・シンガー監督とは10年来のつきあいで、『ユージュアル・サスペクツ』(1995)、『ゴールデンボーイ』(1998)、『X-MEN』(2000)、『X-MEN2』(2003)も手がけた。ほかの担当作に、『この森で、天使はバスを降りた』『ナイトウォッチ』(共に1996)、『ワン・ナイト・スタンド』(1997)、『パーマネント・ミッドナイト』(1998/未)、『ゴシップ』(2000)、『光の旅人/K-PAX』(2001)、『ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン』(2003)、『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』(2004)、TVシリーズ「ハウス」(シンガーが製作総指揮を務めるエミー賞受賞作)等がある。
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