『平成金融道 マルヒの女』


 
1月22日(土)より、新宿東映パラス2ほか、大阪、北海道、神奈川、名古屋にて順次公開

1999年/日本
◇監督:和泉聖治 ◇企画・製作:又來渉 ◇プロデューサー:瀬戸恒雄、横山和幸、柴田恵美(ムービーブラザーズ) ◇原作:向谷匡史「新宿金融街の裁き人―倒産回避カウンセラント・立花亜希子―」(廣済堂文庫刊) ◇ストーリー監修:立川昭吾 ◇脚本:香月秀之 ◇主題歌「ごめんネ Yuji」(日本クラウン株式会社/作詞:星野哲郎、作曲:美樹克彦、編曲:桜庭伸幸、唄:夏樹陽子、深谷次郎) ◇音楽プロデューサー:義野裕明 ◇撮影:近森眞史 ◇美術:坂本享大 ◇照明:三荻国明 ◇録音:菊池進平 ◇編集:矢船陽介 ◇スクリプター:國米美子 ◇助監督:金佑彦 ◇製作担当:福士茂 ◇協力:ウンガロ・ジャパン株式会社 ◇製作:株式会社ムービーブラザーズ ◇製作協力:東映俳優センター

◇キャスト:夏樹陽子、加勢大周、ブラザー・トム、白鳥智恵子、山口美也子、川本淳一、宮内洋、柿澤弘治、中野英雄、片桐竜次、高松しげお、織田無道、前田武彦、左右田一平、正司歌江、宍戸錠

◇配給:東映株式会社




| 解説 | ストーリー | プロフィール |




【解説】

◆わたし、トドメ刺します。
才知の表技・美貌の裏技VS.悪徳金融詐欺団 壮絶マネーバトル!
平成大不況のリーサル・ウェポン、あのスーパー・レディが帰ってきた!!


 亜希子の過去が明かされる平成金融道シリーズ第2弾。倒産回避のプロフェッショナル立花亜希子。平成大不況の真っ只中、卑劣な悪徳金融業者、法律のグレーゾーンを逆手に取り、騙されるヤツが馬鹿なのだと嘯くサギ師達に敢然と立ち向かう。彼女こそ、誰もが待ち望んでいる最後のスーパー・レディだ。


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【ストーリー】




東京カウンセラントオフィス所長、立花亜希子(夏樹陽子)。平成大不況の真っ只中、倒産回避のプロフェッショナルである彼女のオフィスを訪ねるクライアントは後を絶たない。

忙しく飛び回る彼女は、友人である斎藤君子(山口美也子)の息子の健(川本淳一)がベンチャーキャピタル会社ミキ・グループへの就職が決まったといううれしい報せを受ける。家族のいない亜希子にとって斎藤親子はかけがえのない存在だった。 しかし、喜びも束の間、健が多額の個人債務を負わされ、計画的な倒産を強いられてしまう。早速、調査を開始した亜希子はミキ・グループオーナー円城寺ミキ(白鳥智恵子)と対峙する。そして、その背後に見え隠れする黒幕、会社倒産屋・鬼塚周平(宍戸錠)の存在を暴き出す。

“会社倒産屋 鬼塚周平”亜希子にとって忘れられない男だった。かつて、家族を夜逃げに追い込み、今また斎藤親子から全てを奪おうとしている宿敵だ。亜希子のリベンジが始まった。

鬼塚はダミー会社<ワーク物産>をミキとともに設立し、大手製薬会社<三陽製薬>への“取り込み詐欺”を画策していた。

数回の現金取引で<三陽製薬>社長の猪瀬(前田武彦)の信用を獲得していくミキ。借金返済に苦しんでいる厚生省審査管理課の武田(宮内洋)をも金と女の武器で陥落させる。深く静かにしかし、着実に<三陽製薬>を貶める準備を整えていく鬼塚。

亜希子はハーバード大学の同窓生で検事の西村徹(加勢大周)、顔馴染みで何処か憎めない金貸し屋、長倉次郎(ブラザー・トム)等とともに、証拠を固めて行く。

事件の全貌が明らかになろうとしたその時、鬼塚の魔の手が、亜希子にのびる。

最後の切り札はどちらが握るのか。捕らわれた亜希子は悪の詐欺集団に鉄槌を下せるのか。



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【プロフィール】

■和泉聖治(監督)

1946年神奈川県生まれ。様々な職業を経たのち、ピンク映画約80本を手がけ、82年『オン・ザ・ロード』で一般映画に進出。主な作品に『極道渡世の素敵な面々』(88年)、『さらば愛しのやくざ』(90年)、『修羅がゆく』(95年)、『お日柄も良くご愁傷さま』(96年)、『借王シャッキング』(97年)、『友情 Friendship』(98年)、『平成金融道 裁き人』(99年)、『新極道渡世の素敵な面々』(99年)など。


■夏樹陽子(立花亜希子役)

1954年三重県生まれ。トップモデルとして活躍後、千葉真一主演の『空手バカ一代』の相手役に抜擢され映画デビュー。同年『新女囚さそり・特殊房X』で、梶芽衣子、多岐川裕美に次ぐ三代目さそりを主演し、一挙に注目を浴びる。主な主演作品に映画『借王シャッキング』シリーズ、Vシネマ『XX(ダブルエックス)』シリーズ。また、舞台ではミュージカル「アニー」に出演するなど、多方面で活躍。エッセイやオリジナルジュエリーのデザインも手がけるなど、その多才ぶりは有名。本作では前作『平成金融道 裁き人』に引き続き倒産回避のプロ・ヒロイン立花亜希子を演じる。


■加勢大周(西村徹役)

1969年東京都生まれ。90年、桑田佳祐初監督映画『稲村ジェーン』のオーディションに3万人の中から抜擢され主演デビュー。この年の新人賞を多数受賞。またコカ・コーラ社のCMにも出演し、お茶の間の好感を呼ぶ。主な主演作品に映画『シャイなあんちくしょう』、『無頼平野』、テレビ「ADブギ」等。近年では映画『サラリーマン専科』に出演。最近では活動の場を台湾に広げ主演のドラマが視聴率トップを取るなど、台湾メディアでも活躍中である。本作では、立花の後輩で東京地検のエリート検事を演じる。


■ブラザー・トム(長倉次郎役)

1956年アメリカ・ハワイ生まれ。日本テレビ「お笑いスター誕生!!」に出場し芸能界入り。コメディアンとしてテレビ、バラエティ、CMで活躍。83年に“バブルガム・ブラザーズ”を結成。90年にリリースした「WON'T BE LONG」が100万枚を超える大ヒットとなり、一気にブレイク。93年にはソロアルバムもリリース。現在テレビ「LOVE LOVEあいしてる」、「ポンキッキーズ」にレギュラー出演。多方面で活躍中である。本作では。立花に頭の上がらない気のいい街金・長倉を演じる。


■白鳥智恵子(円城寺ミキ役)

1975年神奈川県生まれ。映画『桜の園』でデビュー。数々のテレビ番組に出演後、オリジナルビデオ「ZERO WOMAN」に主演。その抜群のプロポーションを惜しげもなく披露。続いてOV「新82(ワニ)分署」に主演。現在テレビ「アルテミッシュナイト」にレギュラー出演中。近く最新の写真集も発売を予定している。本作では、立花と対決する倒産屋・鬼塚のパートナーであり、ミキ・グループの美人オーナーを演じる。


■宍戸錠(鬼塚周平役)

1933年大阪府生まれ。54年、日活の第1期ニューフェイスに合格。数々の映画作品に出演後、57年『燃える肉体』でアクション映画の敵役として大きな役をつかむ。その後も小林旭の『渡り鳥』『流れ者』シリーズ、赤木圭一郎の『拳銃無頼帖』シリーズにとって欠くことの出来ない敵役として人気を集め、“エースのジョー”の愛称で親しまれた。多くの主演作品後はテレビ「ゲバゲバ90分」などでコミカルな面も発揮。近年では、林海象監督『我が人生最悪の時』私立探偵濱マイクシリーズで濱マイクの元師匠を演じて持ち味を発揮している。本作では、立花の過去に深く関係し、対決する悪徳倒産屋・鬼塚を演じる。


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