『シャー・ルク・カーンのDDLJラブゲット大作戦』
 Dilwale Dulhania Le Jayenge



1999年9月25日〜
新宿東映パラス2 にて上映

製作
1995年/インド
特別協力:(株)社会基盤研究会
後援:インド大使館/インド政府観光局
協賛:イマジニア(株)/(株)ヴァーナル/エアーインディア/(株)H.I.S./スカイマークエアラインズ(株)/ソニーPCR(株)/(株)パソナ/(株)光通信/ユニオン(株)
提供:インドセンター
配給:インディア アクション プラン




監督:アディティア・チョープラー
脚本:アディティア・チョープラー
製作:ヤシュ・チョー・プラー
音楽:ジャティン=ラリト
作詞:アーナンド・バクシー
出演:シャー・ルク・カーン
   カージョル
   アムリーシュ・プリー
   ファリーダ・ジャラール
   アヌパム・ケール


| 解説 | プロフィール | ストーリー | プレゼント |



<解説>

“映画大国”インドから涙と感動の贈り物

 インド映画最大の大ヒット作がついに日本上陸!“歌と踊り”の超娯楽ラブストーリー、『シャー・ルク・カーンのDDLJラブゲット大作戦』が日本中に涙と笑いの渦を巻き起こします。



本国インドで10人に1人が見た!

 年間700本以上の映画製作を続ける“映画大国”インド。日本の役8倍の面積、9億6000万人の人口をもつ同国は、多民族国家だけに数百にのぼる言語があり、映画でも20言語ほどが使われています。その中でもメジャーと呼ばれるのがヒンディー、テルグ、タミルの3言語で、それぞれ年間150本前後の映画が製作されています。しかし、全国的にヒットし、各年度の興収ベスト10に入るのは、そのほとんどが北インドを中心に公開されるヒンディー語映画です。

 『シャー・ルク・カーンのDDLJラブゲット大作戦』は、このヒンディー語映画で、インドのハリウッドともいわれるボンベイ(通称ボリウッド)で95年に製作されました。同年に公開されるや大ヒットを記録し、4年たった今でもインド国内でロングラン上映中。興行収入は150億円以を突破、観客数も1億人以上を動員している“国民的映画”となっています。この数字は実に、インドの人口の10人に一人が見た勘定になります。(注:動員数は入場料を平均150円として計算したもの)。

 ストーリーはアメリカ映画『卒業』(主演:ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス、68年製作)のインド版『卒業』。ロンドンに住む、インドの伝統に厳格な父を持つ娘シムラン――初恋も知らずにまだ見ぬ許嫁に嫁ごうとしている。一方、お調子者のラージ――“アイ・ヘイト・ガールズ(女なんて大嫌い)”とウソぶくが、本当は愛など信じていない。こんな2人が卒業旅行で出会い、ひょんなことから恋に落ちてしまう。あとは駆け落ちしかない!?運命の赤い糸は舞台をヨーロッパからインドへ。ラージはなんとシムランの許嫁の家へ突撃し、花嫁戴きに参上。あの手この手の花嫁ゲット作戦!果たして2人の愛の行方は?




“5億円スタア”シャー・ルク・カーン

 この人気はなんといっても主役ラージを演じたシャー・ルク・カーンです。ボリウッドで92年のデビュー以来、毎年4〜5本の映画に出演し、そのすべての作品が大ヒット。毎年開かれるインド国内の映画主演男優賞を総ナメにしています。それだけに、映画1本の出演料が1億円!33歳、いまや“キン・・オブ・ボリウッド”と呼ばれ、インドの若い女性たちに絶大な人気を得ています。日本では97年に主演作『ラジュー出世する』(92年製作)が公開され、“インド映画ブーム”の火付け役となりました。



実力派のキャスト&スタッフにも注目

 またシムラン役のヒロイン、カージョルも女子学生から花嫁へという役柄を好演、ストーリーを追うごとに“スパイシーな魅力”を存分に発揮しています。昨年開催の「東京国際ファンタスティック映画祭」では同映画上映のため、ゲストとして初来日し、劇場始まって以来の盛り上がりで、場内はファンの熱気と興奮につつまれました。このほか、シムランの父役にスティーブン・スピルバーグ監督の『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』に出演した国際派俳優のアムリーシュ・プリー、ラージの父役には東映映画『プライド/運命の瞬間』でインドの英雄チャンドラー・ボースを好演したアヌパム・ケールが共演するなど、豪華キャストが頭をそろえています。

 スタッフは、脚本、監督がインド映画界の巨匠ヤシュ・チョープラーの息子で、弱冠26歳の新鋭アディティヤ・チョープラー、哀愁を帯びたテーマ曲は軽快なダンスミュージック等の音楽は『ラジュー出世する』と同じジャティン=ラリトが担当しています。  『シャー・ルク・カーンのDDLJラブゲット大作戦』はインド国内で最も権威のある映画賞「フィルムフェア」で最優秀団・女優賞、最優秀助演団・女優賞、最優秀作品賞、最優秀監督・脚本賞など数々の賞を受賞しています。




「DDLJ」って何?

 タイトルの「DDLJ」はヒンディー語の原題ディルワーレー・ドゥルハニヤー・レージャーエンゲー Dilwale Dulhania Le Jayenge(花嫁は僕の胸に)の略。インド映画ではタイトルが長いとき、単語の頭文字を取って呼称されることが多く、特に大ヒット作品は略称で呼び合っています。



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<プロフィール>

●シャー・ルク・カーン

 1965年インド・デリー生まれ。幼い頃から俳優を目指し、デリーのセミプロフェッショナル劇団で舞台に出演していたところをスカウトされ、テレビの世界へ。テレビ番組「ファウジ」「サーカス」などで活躍し、一躍茶の間の人気者に。91年に5本の映画と出演契約し、その翌年に「Deewana」で映画デビュー。同年のインド映画最高の映画賞であるフィルムフェア賞新人賞を獲得。以降、毎年のように主演映画が大ヒットし、実力を発揮し始めたデビュー3年目の95年に「DDLJ」で見事大ブレイク、現在のトップスターの地位を確立した。“ボリウッド”と呼ばれるインド・ボンベイの映画界では、今や人気実力ともにナンバーワンであり、“キング・オブ・ボリウッド”(ボリウッドの王者)の異名を取る。

 年平均5本の作品の主演に抜擢され、毎年のように最優秀男優賞を獲得するシャー・ルク・カーンであるが、現在の成功に甘んじることなく、ひたすら努力し続ける、たぐいまれな俳優である。休日を取ることなく仕事に打ち込むシャー・ルクの働きぶりはインド映画界では有名なほどだ。日本では『ラジュー出世する』(97年度公開)により、シャー・ルク・カーンのファンが急増し、ファンクラブが結成されるほどである。今後、最も注目されるインドの俳優である。

 主な主演作は、『ラジュー出世する』(92年)「Baazigar」「Daar」(93年)「カランとアルジュン」(94年)「Dil To Pagal Hai」「Pardes」「Yes Boss」(97年)「Dil Se」「Kuch Kuch Hota Hai」(98年)




●カージョル

 1975年インド・ボンベイ生まれ。父親は映画プロデューサーのショームー・ムケルジー、母親は女優のタヌージャー、叔母も大女優という芸能一家で育ったサラブレッド。母親が主演したCMの撮影現場に遊びに行った時、ふざけてしたメイクの顔がスタッフの目に留まり、これが女優になるきっかけとなった。デビュー2作目の「Baazigar」(93年)でシャー・ルク・カーンと初共演、以後4本の映画で共演し、どの作品も大ヒットとなっている。

 「DDLJ」では、当時20歳だっただけに、若さあふれる初々しい魅力をスクリーンいっぱいに披露している。とくに、恋を知らない気の強い女子学生と、ラージと恋に落ちてから花嫁に憧れるしっとりとした女性を見事に演じ分けた演技力は注目に値する。プライベートでは今年、映画「Pyaar To Hona Hi Tha」(98年)で共演した俳優のアジャイ・デーウガンと電撃結婚してインド中の話題をさらった。

 主な主演作は、「Yeh Dillagi」「カランとアルジュン」(94年)「Gupt-TheHidden Truth」「Ishq」(97年)「Pyaar Kiya To Darna Kya」「Pyaar To HonaHi Tha」「Kuch Kuch Hota Hai」(98年)など。




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<ストーリー>

 スーパーを経営するインド人のバルデーウ一家がロンドンに移住してから22年の年月が経っていた。当時幼かったシムラン(カージョル)は姉妹の長女として美しく成長し、まだ見ぬ“運命の人”との出会いを待ち望んでいた。

 ある日、父親のバルデーウ(アムリーシュ・プリー)宛に、故郷であるインドのパンジャーブから一通の手紙が届いた。それは親友からのもので、息子が大学を卒業して家業を継いだので20年前の約束通り、パンジャーブでシムランと結婚させたいという手紙だった。家族に愛情を注ぎ、インドの伝統を重んじる父は大喜びし、その意志に逆らえないシムランは結婚を承諾する。しかし、インドに嫁げば2度とロンドンに戻ることはないだろう。そこで、彼女は父に懇願し、女友達との1ヶ月間のヨーロッパ旅行を許してもらった。  出発の日、シムランは駅で調子のいい青年ラージ・マルホートラー(シャー・ルク・カーン)と出会った。彼も周遊券を使ってシムランと同じコース(ロンドン―チューリッヒ間)を友人たちと、回ろうとしていた。ロンドン生まれのラージは早くに母を亡くし、インドから来て事業に成功した父ダルマヴィール(アヌパム・ケール)と豪邸で2人暮らし。大学生だが、高級車に乗り、ナンパ遊びのし放題で、おかげで卒業式当日に大学初の落第生だと発表される始末。が、そんなことはお構いなし。口八丁手八丁のプレイボーイ気取りでパリの夜はおふざけのしっぱなしでシムランをやりこめる。そんな彼にシムランは嫌気がさしてしまう。

 ところが、駅の売店でラージをからかったせいで、2人は電車に乗り遅れてしまい、シムランはカンカン。お金もパスポートも電車の中に置いてきてしまったシムランは、嫌々ながらラージのレンタカーで電車を追いかけることに。が、それも束の間、車が故障。仕方なく、翌朝のバスを待つためにどこかに泊まるしかない。やっと民宿を見つけたものの、空き部屋は一つしかない。一難去って、また一難。シムランはひとり民宿そばの納屋で一夜を過ごそうとするが、寒さと空腹でやりきれない。そこへラージが食事を持ってやってきた。はじめは意地を張っていたシムランだが、ラージの優しさにふれて心を開いていく。そして凍えないようにと勧められたコニャックを、寒さに耐えきれず、ラージの寝ている間にこっそりと飲んでしまう。初めて口にしたお酒だけに、酔っ払って大暴れ。納屋を飛び出し、町中ではしゃぎ回る始末。

 翌朝、シムランは民宿のベッドで目を覚ました。昨夜のことはまったく覚えていない。それをいいことにラージはいつものおふざけ。「なるようになった…」と言って、自分の胸に付いたキスマーク(実はラージが口紅で描いたもの)を見せると、シムランは取り乱して泣き出してしまった。慌てたラージは必死になって何もなかったことを説明して、シムランを安心させた。1ヶ月間の2人はトラブル続きだったが、それが逆に互いの距離を縮めさせ、心を寄せ合う結果となった。ラージもシムランも互いに“運命の人”として感じはじめたが、自分の気持ちをジョークでしか言えないラージ。2人の旅は静かに終わりを迎えた。

 帰宅したシムランは、ついに出会った“運命の人”への想いを母ラージョー(ファリーダー・ジャラール)に打ち明けた。が、それを聞きつけた父は激怒し、即刻に帰国することを決定する。一方、ラージは彼女への揺れる想いを父に相談。「結婚を阻止しろ」のアドバイスを受け、シムランの家を訪ねたが、一家はインドへ旅立った後だった。落胆するラージ。しかし、彼女が旅の途中スイスで買ったカウベルを玄関先に見つけた瞬間、シムランへの愛の深さを改めて想い、インドに向かう決心をする。

 インド・パンジャーブ。シムランは結婚の祝いで湧く周囲とは裏腹に、ひとり沈んだ表情をしていた。ラージとは違う野卑な許嫁に嫁ぐ気になれない。けれど、父を裏切ることはできない。母の説得もあり、自分の運命を嘆きつつ、ラージへの熱い想いをすべて忘れようと決心した。そんなとき、ラージの弾くマンドリンの音色がかすかに聞こえた気がした。幻聴?耳をふさいでも聞こえてくるその音色に導かれ、鮮やかな黄色の花が咲く芥子菜畑にきたシムラン。そこにはロンドンからやってきたラージが微笑みながら立っていた。抱擁する2人。「わたしをこの場から連れ去って」と懇願するシムラン。しかし、ラージは聞き入れない。

「僕はみんなに認められて結婚したい。そのために今日から僕たちは知らない者同士に戻ってみよう。僕に協力して欲しいんだ…」

 結婚式まであと15日。ラージはどんな方法でシムランをゲットするのか……





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<プレゼント>

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<応募方法>

ご希望の方は、Subjectを
「DDLJ 香水&ビンディ 希望」 として、
郵便番号、住所、氏名、電話番号 をお書き添えの上、 present@werde.com 宛にメールでご応募ください(発表はプレゼントの発送をもって替えさせていただきます)。


<締切>

10月11日(月)24:00 到着分にて終了



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