『風を見た少年』 声優発表記者会見
 4月1日(土)東宝砧スタジオにて
●出席者(敬称略):C.W.ニコル、大森一樹、増田久雄、安達祐実、前田亜季、内藤剛志、戸田恵子、あおい輝彦、原日出子、夏木マリ、原田大二郎、つのだ☆ひろ、有川博、石田太郎、山谷初男
| 作品紹介 | WERDE OFFICE | CINEMA WERDE |
【挨拶】

■増田久雄: ただいまご紹介いただきました増田です。今日は土曜日で、しかも、聞きましたらいろいろなところでイベントがあると聞いて心配していたんですけれども、みなさん来ていただいて本当にありがとうございます。この『風を見た少年』というのは、C.W.ニコルさんの原作で、僕は、6、7年前から日本初の世界に向けての素材として、とても素晴らしいものだと思っていたんですけれども、それが、ここ2年ぐらいニコルさんと交流する中で実現してきて、去年作りました「クリエイターズ・エージェンシー」(日本映画界初のエージエント・システム)の第1回目の作品に相応しいのではないかということで、脚本のナルシマユズルさんも、アニメーション監督をやった篠原さんも、大森監督のメンバーの力で、現実的に完成しつつあります。

僕は昔、『あしたのジョー』という劇場アニメーションをやったことがあるんですけれども、実写の世界で生きてきたんで、我々、実写の世界で生きてきた人間の特色を出したいということで、今回、集まっていただいた声優の方たちと ― 声優と言っても出演者、メンバーを見ればわかるとおり、みんな俳優さんばかりで、この間、話していたんですが、これだけの俳優さんが集まったら本編が1本出来るじゃないですかと言われたぐらい力を入れました。幸いなことに、僕たちが新しいことをやろうとすることに、配給のブエナ・ビスタさんが、今までは日本映画を配給したことがなかったんですけれども、1年ぐらい前から代表の佐野さんにアプローチしまして、ようやく1年がかりぐらいでブエナ・ビスタさんが初めて日本映画を配給してくださるということになりました。日本の映画界、どんどんどんどん、興業システムも、配給システムも、制作システムも変わってますけれども、僕たち、常に新しいことをやろうとしていますので、この作品もそうですけれども、我々の新しい挑戦的なことに対して、みなさん、是非応援していただきたいと思います。これは、今回第1回目ですので、夏にまた劇場でお客さんが一杯来られて、顔を会わせられたらと思っております。宜しく応援をお願いいたします。



■C.W.ニコル: みなさん、本当に来てくれて嬉しいです。僕が朝9時に出たとき、吹雪でした。でも、黒姫山から2時間で、吹雪の世界から桜の花の世界まで来ることが出来る日本は凄いですね。ただ時々、僕は感じるんですけれども、最初、日本に来たのは1962年、その時代から目に見えないものが段々とどうでもいいかと……。目に見えないものは大事じゃないと。それは、友情とか、愛情とか、勇気とか。でも、悪夢もありますね。ダイオキシンだって目に見えないものですよ。だから、この作品を通して、目に見えないものが見えてくることが大事だと思っておりました。それは今、7月から60になるジジイが、偉そうに言っていることですけれども。

実は、この物語は一晩の夢でした。それで、ちょうどその頃は、宮沢賢治とか、日本古事記とか、そういう日本語と戦っていた頃だったんですよ。それで、夢を見て覚めた時に、サッと書こうとしたら、英語が出て来なかったんですよ。初めて、日本語で小説を書こうと思いました。単純な日本語で、実際には、僕はもう38でしたけれども、日本語の年としては8歳だったんですね。だから、中の子供は8歳の子だと思ってください。なんか照れちゃうなぁ〜。



■大森一樹: もう、劇場で特報が流れているみたいで、見た人から、アニメの総監督までやって、なんでもやるんですねと言われまして、えー、ちょっと困惑したんですが。最初、増田さんからお話をいただいた時は、アニメの監督なんかやったことないし、「そんなこと出来ないんじゃないですか」と言ったんですが、ちゃんとアニメ監督がいるという説明を受けまして、それでは、名前だけなのかなと思い引き受けたんですが、やっているうちに呼び出しが多くかかってきまして、脚本の打ち合わせから、今、音楽の打ち合わせ、セリフ入れの打ち合わせと、こんなに一杯仕事があったのかと思うくらい、アニメっていうのはいろんなパートがあるもんだと。現実に、アニメ監督の篠原君は、今、最後の仕上げで現場をやっているのですが、まあ、アニメ監督にも代わりまして、総監督として、今日ここに出てきております。

あの、日本映画を20年間、20本映画撮ってですね、あまりの日本映画の変わらなさに、ちょっとつまんないなぁ、と思っていたんで、え〜、ちょっと変わったことをやろうと思ったら、自分から手を出していろいろやってみないとおもしろいことはないなぁ〜と。この映画の仕上げをやりながら楽しませてもらって、そう思いながらやっております。宜しくお願いいたします。


■安達祐実: みなさんこんにちは。アモン役をやらせていただいているアモン役の安達祐実です。えーと、私は、アニメの声優をやらせていただくのは3回目なんですけれども、自分の中では、凄く苦手なものと思っているので、今回も一所懸命頑張らなければと思っているんですが、自分じゃないものを声だけで演技することは難しいと思いますけれど、精一杯アモンになれるように頑張ろうと思います。宜しくお願いします。

■前田亜季: 今回、初めて声優さんというお仕事をやらせていただくことになって、初めての仕事がこんなに大きな素敵なお話で、とても嬉しい気持ちと、私にちゃんと出来るかという不安な気持ちもあるんですが、スタッフの方や、出演者のみなさんにいろいろと教えてもらって頑張りたいと思います。宜しくお願いします。


【質疑応答】

◆質問: 監督か増田さんにお伺いしたいのですが、声優として2人を起用された理由を教えてください。

■(増田): ニコルさんの原作を読んでいて、去年の1月ぐらいから作業に入っている時から、誰が主役の主人公のアモンをやるのか。そのパートナーで、淡い恋心を抱くようなマリアを誰がやるのかと。これは、本当は早く決めたかったんですけれども、やはりギリギリまで、画が出来上がってきて作品のカラーが出来るまで、決めかねたんです。

でもまあ、基本的に、こういう時の少年の声というのは、やはり女性にやってもらうことが多くて、それで、僕は前に、祐実ちゃんとは2度ほど仕事をしてまして、『ヒーロー・インタビュー』で仕事をして、その時に、もう6年くらい前ですか、こんな、まだ、中学生だったと思うんですけれども、中学生なのにこんなに芝居が上手な子がいるのかと思って、その時にまた、祐実ちゃんの声とか、また、ちょっと、野球帽を被った男っぽい、真田広之さんが少年と間違える女の子の役だったんです。そのイメージがポッと浮かんできて、祐実ちゃんしかいないなぁと思いました。それと、声だけで演技するっていうのは、身体で演技するのとは違って非常に難しいので、そういう意味で言ったら、今年の1月からそれを思い出してから祐実ちゃんだと思っておりました。

それで、マリア役の亜季ちゃんに関しては、僕は、彼女の事務所の方たちをよく知っていて、本当に、出てきた時からいろんな資料を見てたので、ご姉妹のうちでも、これは亜季ちゃんにやっていただけたらなと。それで、2人並んだ時に、祐実ちゃんと亜季ちゃんっていうのは、アモン、マリアという並びに凄く合っているような気がしました。きっと、アフレコ作業はこれからなんですけれども、たぶん、素晴らしいコンビのカップルでやっていただけるだろうと思っております。


◆質問: 安達さんと前田さんにお聞きしたいのですが、脚本はもう読まれているのでしょうか。お読みになって、どんな感銘、感動を受けられたかをお聞きしたいのですが。


■(安達): 愛情とか、友情とか、助け合う気持ちとか、そういうのって、凄く素敵だなって印象を受けまして。人間の感情には、野望とかそういうものもありますけれども、それに立ち向かって行く勇気だとか。あとは、信じる力とか、夢を見る力とか、そういうのっていつまでも持ち続けていきたいなぁと感じました。

■(前田): 最初、読ませていただいた時に、今まで全然見たことのない、凄い新しいもので、助け合ったりとか、お互いの思いやりの気持ちとかに、凄く感動しました。

◆質問: 先ほど、日本から世界へという話がでましたが、プロデューサーの増田さんにお伺いしますが、具体的にどんな計画があるか教えていただけますか。

■(増田): 今のところですと、資料でご覧になっていただけるとわかるとおり、ブエナ・ビスタさんが、初めて国内日本映画を配給してくださる。まだ、外国、アメリカ・マーケットに関する具体的な詰めはしていませんが、基本的に、ブエナさんのルートを使わせていただいて、是非、アメリカ中心のマーケットに出していきたいと思っております。それに関して、自信らしきものを持ったのは、非常に上がりがイイことと、この間、ブエナさんがやった、『トイ・ストーリー2』のようなフルCGのなんかを見ると、とても日本映画じゃ勝てないなぁと思っていたんですよね。そういった時に、アメリカのブエナのエグゼィクティブの方々が来て、僕たちのパイロットを見て、アニメーションというよりも、「オゥ、ジャパ(ア)ニメーション」と拍手が起こったんです。僕は、切り口として何かあるんじゃないかと思っているのは、僕は、『トイ・ストーリー』とか、これからブエナさんがやる『ダイナソー』みたいなジャンルでは勝負できなくても、その、アメリカでやるCGアニメーションのジャンルと、僕たちがやるのは、彼らが正しく言った、「ジャパ(ア)ニメーション」という風に持っていけば、そこに切り口があるのではと思っております。

◆質問: 増田さんにお伺いしたいのですが、そういったことで、「ジャパ(ア)ニメーション」を作る上で、この『風を見た少年』という原作に注目なさったのはなぜなのか。それと、ニコルさんに、ご自身の原作が映画化されることになったことについてのご感想をお伺いしたいのですが。


■(増田): なぜこれを考えたかということについては、C.W.ニコルという人の存在ですね。やはり、C.W.ニコルさんの中には、ウェールズで生まれて、カナダ、北極に行ったりとか、いろんな経験の中で、そのシチュエーション自体が無国籍であったり、古代と現代が入り交じっていたり、本当に、時間空間的にもタイムレスだし、国境的にもボーダレスなんですよね。どこってコレ具体的に言えないんですけれども、『風を見た少年』の中にあるニコルさんの世界観が、僕たちと違う世界観。なおかつ、日本の良さをわかっていることでの世界観で言うと、ここが根底にあるニコルさんの話自体、世界観自体が、まず、世界に通用するのではないかと思ったということがあります。因みに、ニコルさんは、今は日本人です。

■(ニコル): はい。5年前から国籍は日本に変わりました。僕の気持ちは凄く嬉しいです。1年以上前に、初めて話が来た時に、正直言って、また映画の話かと。話という話はもう、何年もの間に何回も聞きました。でも、僕は、増田さんに会って、本当にヤルなと。それから、僕が口出ししてないね(増田氏に)。

■(増田): そうですね。最初は、させてくれと言っていたのだけれども、そのうちフェイドアウトして消えていきました。

■(ニコル): どんな作品になるかと、僕は、凄く楽しみで、小さな男の子に戻っちゃった気持ちです。それから、正月、どのくらい寝なくちゃいけないのかという気持ちです。

◆質問: 増田さん、大森さんにお伺いしたいのですが、「クリエイターズ・エージェンシー」で、この作品をなさる意義、意味というのは、第1回作品として、こちらを選ばれた理由をお聞かせください。

■(増田): 大体、企画というのはですね、計画的にやっていくものと、企画自体が持っている運命があると思うんです。それは、あとでいろいろ考えてみると、たまたまこれをやろうとしたときに、その脚本のナルシマ君もそうだし、アニメ監督の篠原君もそうだし、大森監督もそうだし、その辺の関係がある人たちが集まってこの企画は進んだんです。今考えてみると、なんか、意図してやったみたいなんですけれども、しかも、その結果として、ブエナ・ビスタさんが初めて日本配給してくださるだとか、そういう新しいことが出てきています。ニコルさんの初めての映画化だとか、大森監督も初めて初監督だとか。その、意図したことではなくて、結果としてなったんです。なぜコレかと聞かれた時に、そういう運命だったんだとしか考えられないですけれど。それで、結果としては、相応しいものになったと思います。だから、僕が今、理屈をつけて第1回目としてこれを計画したなんて言いますけれども、実は、正直言いますと、この他にも企画があったわけで、その中でこれが残ってきたというのは、そういう運命だったんだなぁ〜、と思っております。

●司会者: それでは、お時間となりましたので、ここで、他のキャストの方々をお呼びしたいと思います。

(ここで、内藤剛志、戸田恵子、あおい輝彦、原日出子、夏木マリ、原田大二郎、つのだ☆ひろ、有川博、石田太郎、山谷初男、各氏登場。)

■(増田): 先ほどもお話ししましたように、今回ここに来ていらっしゃる方たち、本当に、僕たちが前に座って、後ろで立ってご挨拶していただくのは、大変失礼な方々ばかりなんです。実は、ニコルさんと、大森さんと、僕といて、この凄く不細おじさんたちの中に、可愛い2人の主人公がいてくださった方がいいなぁということで、こういう風になりました。先ほどもお話ししましたように、僕、このキャストをみなさんに見せましたら、これで増田さん、本編が1本出来るじゃないですかとみなさんに言われました。そういう方たちに、今日は後ろに立っていただいて、本当にありがとうございます(後ろのキャストへ)。

●司会者: それではご紹介させていただきます。邪悪な軍事組織を率いる独裁者ブラニックを演じます内藤剛志さん。


■(内藤): 内藤です。また、安達祐実ちゃんを苛めるという。テレビドラマでやったような気がします。いつになったら仲良くできるのでしょうか。あの、1度だけ、昔、こういうアニメーションの声優に誘われたことがあるんです。その時に、本番3日前に倒れまして、顔がツギハギになっているお医者さんのアニメーションがあったんですけれど、お医者さんの役をやるどころか、入院してしまいまして、それ以来、ずっとやりきれないものがありまして、いつかやってやろうと思ってまして、今回、このようなお話をいただきまして、喜んでやってまいりました。初体験でございます。経験も知識も全然ありません。ですが、僕、普段俳優をやってまして、自分の身体に何かを吹き込むつもりで、画の中に自分の気持ちを入れれば出来るのかなぁと思っております。あの、戸田さんが僕の師匠でございますから、本番中は手を握っていただきながら、アフレコを進めていきたいと思っておりますので、どうか、ご声援、宣伝の方を宜しくお願いいたします。

●司会者: 主人公アモンの父、フリッツ博士の助手ルチアを演じます戸田恵子さん。

■(戸田): ルチアをやらせていただきます戸田恵子です。師匠なんてとんでもない……。あの、一所懸命やらせていただきます。宜しくお願いします。


●司会者: 主人公アモンの父、天才物理学者フリッツ博士を演じます、あおい輝彦さん。

■(あおい): 劇場用のアニメーションの声をやるのは、『あしたのジョー』以来なんですけれども、製作の増田さんは、ジャニーズ時代からの友達でして、ニコルさんも、お家に遊びに行ったこともありますし、あの、彼の自然に対する、生き物に対する知識とか、考え方に尊敬して、僕はファンなんです。今回はですね、大ヒットする素晴らしい作品になればと思っております。よろしくどうぞ。

●司会者: フリッツ博士の妻でありアモンの母、マーゴを演じます原日出子さん。

■(原): マーゴをやります原日出子です。私も、アニメーションの声をやらせていただくというのは、今回が初めてということで緊張しております。でも、凄く憧れていた分野の仕事なので、頑張って、これからの仕事に繋がればいいなぁと思っております。1回限りにならないように頑張りたいと思います。声にどのように人柄が出るのか、顔が出ない声だけというのはドキドキしますが、是非、この厳しい時代に生きた、優しく強い母親になればいいなぁと思っております。よろしくお願いします。

●司会者: ヒロイン、マリアの母モニカを演じます夏木マリさん。

■(夏木): 夏木でございます。どうぞよろしくお願いいたします。私もアニメは初めてでございまして、戸田先輩に教わりながら頑張りたいと思います。本がいいなと思って、久しぶりに私の乱れた心が洗われました。頑張りたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

●司会者: アモンと共に戦い、反政府ゲリラの隊長タバルを演じます原田大二郎さん。


■(原田): どうも、原田大二郎です。内藤君に対抗しますゲリラ隊の隊長をやります。僕の方には、部下のつのだ☆ひろさんしかいませんので、つのださんの手を握りながら収録したいと思います。作品は、僕は、アニメを2本目なんですけれども、今回のアニメーションは、子供たちに夢を与えることの出来る作品になればいいなぁと思っております。黒姫山のC.W.ニコルさん、ご苦労さまでございました。

●司会者: タバルの片腕レーニックを演じます、つのだ☆ひろさん。

■(つのだ): よろしくお願いいたします。今日、場違いといえば、私ほど場違いな人間はいないと思います。みなさん、俳優をなされていてお芝居をすることに慣れてますけれども、私、全然未経験もいいところでございます。ただ、音楽をやっている都合上、喜怒哀楽というのが非常に激しい。すぐ泣いちゃうし、すぐ怒っちゃうという簡単な人間でございます。それをやってないと音楽家になれないわけで、そういう所が生かせればいいかなぁと。一番最初に本をいただいて、メロディが浮かんできて、すぐ曲を作っちゃうような人間ですから、そういうことで、音楽家としてといいますか、歌い手として、歌う場面もあるので、そんなところで頑張ってみようかなぁと思います。レーニックは非常に明るくて、脳天気なヤツなんで、合っているかもしれません。よろしくお願いいたします。

●司会者: アモンの良き理解者、医師サリシュギを演じます有川博さん。

■(有川): 有川でございます。私もアニメはさほどやっておりませんが、今度の役はゲリラを支援する医者の役という。テープで、半分出来上がった部分を拝見させていただきましたけれども、慈愛あふれるといいますか、弱き者の味方「赤ひげ」をイメージしてやってみようかなと思っております。よろしくお願いいたします。

●司会者: アモンの不思議な力を導く、金色のワシを演じます石田太郎さん。

■(石田): はいどうもはじめまして、コロンボです。違うね。僕は、いつもディズニーの仕事が多くて、『クマのプーさん』とか『リトル・マーメイド』ということは、ブエナ・ビスタの仕事を日本語版でやっているんです。今回は逆で、壮大なる日本発、アメリカ及び、世界に向けるアニメーションだということで、ザマミロ。今度は、英語の連中が俺の声をあてるんだぞと。非常に僕は、愉快がって楽しんでおります。僕は、読んで、コレは阿弥陀様の世界だ、仏だと。ゴールド・イーグルは仏です。慈悲と知恵の象徴です。そんなことで、今回、大いに楽しもうと思っております。よろしく。

●司会者: アモンの重要な秘密を握る、クマの王ウルスを演じます山谷初男さん。

■(山谷): 山谷です。アテレコは多少経験がありますけれど、アニメは本当に初めてです。大抵、役者っていうのは、顔があって、身体があり、声もそなわっていますけれども、今回は、声だけで、選んでいただいて、とても楽しくいい役なので、楽しいと思っております。

●司会者: ありがとうございました。

『風を見た少年』は7月夏休み渋谷東急ほか全国松竹・東急系にてロードショー。